浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】槙野の怪我で離脱。スタメン争いが激化<宇賀神、槙野、李コメントあり>(2014/4/23)

1398236046349練習後、ファンサービスが行われ、約200人のファン・サポーターへ丁寧にサインする森脇良太選手。

フットボール日和の中、5連戦にむけての練習

新緑が眩しく、穏やかなフットボール日和となった4月23日、午前10時から2時間ほど選手達は心地良い汗をかいた。

相手DFをかわすイメージを取り入れたチェックの動きを入れながら、ワンツーで抜けるイメージのパス回しなどのアップを行なった後、ハーフコートより縦を10m長く、横幅を10m短くして紅白戦をおこなった。

ビブ組はGK西川、DF濱田、那須、森脇、MF関根、青木、鈴木、平川、原口、興梠、FW李。ビブなし組はGK加藤、山岸、DF阿部、永田、坪井、MF宇賀神、柏木、山田、梅崎、矢島、関口、FW阪野と分かれた。

紅白戦では、攻撃の組み立てで、後ろからのボールの持ち運びを意識して、前線はチェックの動きを取り入れてコンビネーション良く空いたスペースを使いながら、相手DFの裏をつく動きが目立った。

特に、李忠成選手と原口元気選手、興梠慎三選手の3人は、相手DFとちょっとした駆け引きによって、相手DFが食い付いた所で、その空いたスペースでDFの裏を狙うイメージであった。ボールが出て来なくても、選手達は止まること無く、動き直したり、DFを釣る動きで味方にスペースを与えることが出来ていた。

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ミシャ監督からは「テンポ良く動かせ!」「駆け引きを意識しろ」などと指示が飛んだ。紅白戦の途中でビブ組のボランチを阿部と柏木、両ワイドを宇賀神と梅崎に入れ替えて行なった。

宇賀神「ミラーゲームはラッキーと思ってやる」

練習後、宇賀神友弥選手は「柏がミラーゲーム(3-4-2-1と同じシステム)してくるのは、ラッキーと思ってやらないといけない。柏とはシステムの成熟度が違う。ボールが無いところの動きが上回れば、相手DFを剥がしやすい。柏は前線の3人にマンツーマンであててくる(守備してくる)と思うから、攻撃のスタートとして、良いクサビのパスで攻撃のスイッチをいれたい」と話し「公式戦で連勝が続いている。直近の目標は5連戦を連勝だ」と意気込んだ。

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槙野は右太ももハムストリングの軽い肉離れ

川崎戦で負傷交代した槙野智章選手は、右太腿裏の軽い肉離れと診断。状況を見て早ければ、来週あたり合流出来ることを目標にリハビリを行なった。軽いランニングとウォーキングメニューをこなした槙野は「今日は、様子見でした。肉離れは、無理すると他の所が悪くなることもある。日に日に良くなると思う。累積で(試合に)出られないのはあるが、プロになって怪我で出られない状況は初めて。チームにプラスになることを働きかけて行きたい。もちろん、今週の柏戦を諦めている訳じゃないし、W杯メンバー発表前でアピールしたい気持ちもある」と焦る気持ちの中、初めて怪我による戦線離脱となり様子を見ながら慎重に対応する構えをみせた。

次節、対戦する柏は、過去の対戦から考えるとマンツーマンで守備をしてくる可能性が高い。チェックの動きを入れながら相手DFと駆け引きで上回ってゴールを狙っていきたい。また、槙野選手の戦線離脱により、左のストッパーは濱田水輝選手が起用されると思われるが、阿部勇樹選手をストッパーに起用することも出来るし、永田充選手をセンターバックに起用して那須大亮選手をストッパーに起用するなど他にも幾つかの選択肢がある。柏戦にむけてスタメン争いが更に激化した。約2時間に渡り、集中した練習が行なわれた。

タカネェの今日のイチオシ!

1トップから、斜めに下がりながらボールを受けるふりをしながら、相手DFの裏に飛び出したり、味方のためにスペースを作る動きが絶妙だった李忠成選手!バイタルエリアでボールを失った時のファーストディフェンスのかけ方も良かった。李選手が前線から守備をすることで、全体の守備のスイッチが入っていた。「奪われた時の切り替えの速さは意識している。バイエルンの試合をミーティングで見た。ロッペンとか凄く走るし・・・。取れなくても前から行く意識が大事!前線で、自分が守備に行ったら後ろが来ないとスペースが空いて、やられるからね」と李選手は守備のスイッチについて話した。柏戦に向けて「近藤くんとマッチアップすると思う。ボールを収めて、シュートを撃てるか?!興梠とも感覚が合えば点が獲れる」と笑った。攻守に渡り、コンビネーションが良くなって来ている手応えがある。

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