浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】ついに浦和始動!4年ぶりに始動日から練習をした山田直輝は軽快な動きを見せた。

今季より、河合貴子さんによる大原レポート『大原なう』がスタートします。大原練習場での選手たちの様子をリアルタイムにレポートして頂きます。

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約1カ月のオフが終わり、浦和レッズが2014シーズンに向って動き出した。さいたま市内で必勝祈願を行なった後に、始動にあたりミーティングを終えて選手達は、気温2℃と底冷えのするピッチへと飛び出して来た。

選手達は10:40より、アップを兼ねたランニングとストレッチを行ない、その後3チームに分かれて鳥かご(ボール回し)で汗をかき、ショート・ロングパスを織り交ぜながら身体を動かした。

天皇杯決勝を闘った西川周作選手は、特別にオフ。引っ越し準備などで忙しく、チーム合流は宮崎合宿となり、U-21日本代表の矢島慎也選手はアジア選手権のため、マルシオ・リシャルデス選手は昨シーズンからの怪我のリハビリで不参加となった。総勢21名の選手で練習初日がスタート。ミシャ監督練習の恒例となっているハーフコートでのミニゲームはボランチの1名をフリーマンとする10対10で10分3本行なわれた。

「味方が何処に出して、パス展開がどうなるか?考えて動き出さないとボールは回らない」とミシャ監督から檄が飛んだ。練習初日にも拘らず、後ろからの持ちあがりやダイレクトで叩きパスを繋ぐ意識など常に判断力を持ためられたクオリティーの高い練習となった。

ボランチのポジションに入り、フリーマンもこなした青木拓矢選手は「ダイジョウブ、ダイジョウブとミシャ監督から言われました」と安心感からか笑みがこぼれ、「思った通りに周りも上手いし、慣れないといけない。初めての移籍なので、コミュニケーションを上手くとっていきたい。最初の練習でスパイクを履けたし、ゲーム形式の練習なので早く馴染めそう。初めてのフォーメーションだったので、自分の良さを出しながら、ポジショニングとか考え、周りを見ながらやった」と話した。

4年ぶりに始動日から練習をした山田直輝選手は「入団して以来の初日の練習でした。2年目は代表のイエメン戦だった。次の年はオリンピック。その次は前十字の怪我。今日は楽しくやった。昨年は、半年間はオフだったので、積極的に身体は動いていたが、判断力はこれからです。合宿は、とにかく怪我をしないようにそれだけ考えてやります」と話したが、チームメイトとサッカーが出来る喜びを身体全体で感じていた。柏木選手とシャドーの位置でコンビを組んだ山田選手の動きは軽やかで、大原初ゴールとなる柏木選手の左足シュートをお膳立てしたのは山田選手であった。

シーズン中とは変わらない練習メニューであったが、選手たちの動きもオフ明けとは思えぬほど軽快であった。

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