浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】ダービーに特別な思いをこめて闘う<柏木・那須・李・青木コメントあり>(2014/5/9)

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首位奪還を目指し、特別な思いがこもった大宮戦

午前中の穏やかな天候とは、打って変って荒れ模様となった5月9日。強風が吹き荒れ、遠くで雷鳴が轟き暗雲立ち込める午後3時から、大宮戦に向けて試合前日練習が始まった。

5連戦の最後の試合となり、選手達の疲労を考慮して30分ほど念入りにアップを行なったのちに、ハーフコートのミニゲームが行なわれ、1時間ほどで練習を終えた。

ミニゲームはビブ組GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、青木、平川、原口、柏木、FW興梠・李。ビブなし組GK加藤・山岸、DF濱田、永田、坪井、関口、山田、鈴木、関根、矢島、梅崎、FW阪野で約10分を超えるゲームを2本行なった。

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ビブ組のワントップを1本目は興梠慎三選手がプレーし、2本目は李忠成選手と交代した。
ビブなし組は、大宮のDFを意識してワイドの選手が下がり、5DFを形成。しっかりと守備を固めたビブなし組に、ビブ組の攻撃はてこずりながらも、柏木陽介選手が高い位置でボールを奪い、見事なショートカウンターで原口元気選手がゴールに向かって左斜め45度のミドルシュートを叩き込んだ。

柏木「明日はガンガン前からプレスをかける」

練習後、23歳の誕生日を迎えた原口選手は「明日、祝います!」と言葉少なく、足早にピッチを後にした。12日のブラジルW杯日本代表選出を前に、気合いが入る集中モードのようだ。

6日に行なわれた甲府戦の接触プレーで頭部を怪我した柏木陽介選手は「髪の毛を剃るのが嫌だったから、ホッチキスで4本止めた。後ろから来られたら恐い。頭を洗うのも大変」と気にしながら「高い位置で奪って、良いコンビネーションが出来ている。大宮に対して、いつもゴテゴテになって前半10分ぐらいでやられるから、今回はこっちがプレスをかけていきたい」と試合になったら怪我など気にせずにガンガン前からプレスをかけて、ショートカウンターを狙う構えを見せた。

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那須「ダービーは勝ちたい思いが強い」

同じく甲府戦の接触プレーで鼻骨を骨折した那須大亮選手は「鼻に当ったら痛いよ!でも、折れていた方が恐怖心がない。折れているけど行けます!」と何度も鼻骨を骨折し試合に出場して来た経験を生かす。「周りを含めてダービーは盛り上がる。勝ちたいという思いが強い。連戦は、何処のチームも一緒。自分達の闘いが90分出来るかが大事。1試合1試合をトーナメントのつもりでやっている。ハードワークする」と話した。

李「勝つことに集中していきたい」

ミニゲームで興梠選手と交代してプレーした李選手は「今日は、2人で半分ずつという話だったので、話し合って先(1本目)が良いといわれたので、後(2本目)になった」と教えてくれた。そして「公式戦で初めて出場したのが、大宮戦で良い印象がある。ミシャ監督になってアウェーで勝って無いとミーティングで言っていた。前線の3人のコンビネーションに掛かっている。退いた相手に対して、ミドルシュートも個人技のドリブルもサイドからのクロスもある。勝つことに集中していきたい」と積極的にゴールを狙う。

前節、甲府に守り切られ引き分けで終わり首位陥落した浦和。5連戦の最後を勝利で飾り、首位奪還を狙いたいところだ。浦和の練習が終わるころには、天候も回復し青空には虹がかかった。

タカネェの今日のイチオシ!

古巣相手に大宮戦で活躍を期待して青木拓矢選手!「昨年までホームで闘って来たスタジアムで、思い出が多い。昨年とは、メンバーも結構変わっている。大宮は5DFにしてから守備が固くなっている。試合に出たら、ゲームにしっかり入って、アクセントを加えられる状況になれば良い。勝つことだけを意識してやりたい」と思い出のスタジアムで浦和の勝利を目指す。ボランチの位置から、青木選手が前に出て行く力で、5DFでゴール前を固めた大宮をこじ開ける。

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