浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】オフ明けのトレーニング。マルシオが帰国<梅崎、槙野、直輝コメントあり>(2014/6/16)

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ついにオフ明け、夏場を闘う身体作り

ワールドカップブラジル大会が開催され世界中がフットボールで盛り上がる中、浦和は11日間のオフが明けてついに始動した。梅雨の合間の晴れ渡る青空の下、選手たちは久しぶりに良い汗をかいた。

ミーティングを終え、15分ほど動的ストレッチを入れながら軽くランニングを行なった。その後、3グループに分かれボール回しの鳥かごを15分。2グループに分かれ、ランニングとボールを使った基礎練習を行なった。

基礎練習では、選手たちはボール感覚を確かめながら、インサイド、アウトサイド、足裏など足のいろいろなか所を使いドリブルをしたり、ワンタッチで押し出しワンタッチで折り返す、高く上げて左右と逆に持ち出しボールコントロールを大事にしていた。

ランニングとボールを使った基礎練習は、15分ワンセットを2回に分け、1セット目は個人。2セット目は2人1組となり、パスランニングで、スピードの変化を入れてアウトとインの持ち出しやボールを投げてもらってヘッドで返したり、インサイドなどで返した。

一番のキレを見せたのは、梅崎司

鈴木啓太選手、阿部勇樹選手たちは、一つ一つ丁寧にゆっくりと時間をかけてやっていた。一番細かくやっていたのは、山田直輝選手であった。槙野智章選手は身体が重そうで「やばい!体重が足にのらない」と思わずぼやきが零れた。一番身体が切れていたのは梅崎司選手であった。

なでしこジャパンの大儀見選手、永里選手、熊谷選手たちと石垣島で3泊4日の合宿をオフに行なった梅崎選手は「休んだので、徐々に身体を作ったイメージがある。まず、リフレッシュを重点し、合宿で体幹系とステップワーク中心にみんなよりも早く身体を作った」と話し「自分達のサッカーの精度を高める。これから夏場がきついので、他のチームより走れる身体をつくる。もっとフィジカルをあげたい」と意気込んだ。

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槙野「これから夏を乗り切る運動量を作っていく」

身体が重かった槙野選手は「休み明けなので・・・。明日からキャンプでしっかりとコンディションをあげていきます」と身を引き締め「この夏の連戦を乗り切る運動量をしっかり走り込んでつくる。炎天下で運動量が求められ、なおかつ質の高いサッカーが出来ないといけない。キャンプは中身が重要。きつい2部練習がまっている」と話した。

直輝「キャンプでコンディションを上げる」

山田選手は「オフは地元の友達とキャンプに行きました」と話し、慌てて「普通のキャンプですよ!水上でバンガロー借りてバーベキューをしたりして、リフレッシュしてきました」と笑い「今日はきつかったです。梅さん(梅崎選手)が1人だけ身体が切れていたので、引っ張ってもらうために一緒にやりました。今年の初めのキャンプは怪我をしないことが目標だったが、今回のキャンプはコンディションを上げることです。暑さが苦手なので、無理するところは、無理していこうと思う」とキャンプでコンディションを上げてレギュラー入りを狙う。

チームは、6月17日から12日間の静岡キャンプに入る。昨シーズンは、梅雨のない涼しい北海道であったが、今シーズンは心も身体も熱いキャンプになりそうだ。

タカネェの今日のイチオシ!

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約5カ月ぶりにマルシオリシャルデス選手が浦和に帰ってきた。半月板機能不全でブラジルに帰国して左ひざの前十字靱帯再建手術を行なったマルシオ選手の膝には5㎝の手術痕が残っていた。まだランニングは出来ず、ウオーキングと室内でのリハビリを行なったマルシオ選手は「みなさんに会いたかった。大好きな仲間と会えずに寂しかった。また戻ってくることが出来て嬉しい」と笑った。ブラジルでは術後、コリンチャンスのクラブハウスを借りてリハビリを行なっていた。14日の朝に来日したマルシオは「日本に帰って来ると、自分の家みたいに落ち着く。安心感がある。みんなも良い雰囲気で練習している。1日でも早くボールに触りたい。ボールが自分の心を満たしてくれる。100%の状態でピッチに戻りたい」と抑えきれないはやる気持ちを話した。ようやく歩けるようになったマルシオ選手には、焦らずにしっかりと最高のコンディションで復帰してもらいたい。浦和を愛する人たちは、心待ちにしながらマルシオ選手の復帰を待っている。

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