浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】川崎戦も西川が止める!<那須・関口・槙野・李・西川・ミシャ監督コメントあり>(2014/8/8)

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譲れない熱い闘い!川崎戦前日練習

得失点差で鳥栖に首位を受け渡した浦和は、勝ち点4差で追いかける3位川崎との上位対決を前にしている。8月8日は集中した練習が行われた。練習が始まるころに降りだした雨は、やがて止み、涼を呼び込むよりも蒸し暑さが増した。

アップを終えて、ハーフコートよりも縦に15メートルほどピッチを広くして、ボールサイドにスライドする守備の確認を念入りに行なった。仮想川崎の攻撃陣には、マークがしっかりと着き、相手GKからサイドにボールが渡ると、全体にボールサイドに守備がスライドしてマークを受け渡した。必ず、ゴール前には、フリーの選手が1枚ディフェンスに入り中を絞るシーンが見られ、数的優位を作る状況が見られた。

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そして、いつもと同じハーフコートに戻し12対11とメンバーを入れ替えて11対11のミニゲームを行なった。11対11のミニゲームは、ビブ組みはGK西川、槙野、那須、森脇、MF宇賀神、青木、阿部、関口、梅崎、柏木、FW李。ビブなし組はGK加藤・岩舘、DF濱田、永田、坪井、関根、MF鈴木、山田、矢島、マルシオ・リシャルデス、阪野、FW興梠のメンバーで行なわれ、平川は別メニューでコンディション調整をしていた。

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那須「勝たないと意味が無い」

那須大亮選手は「厳しい試合になる。勝たないと意味が無い。やることは、しっかりやる!組織的な守備で、規律を保った守備が出来れば簡単に失点はしない。そこだけは、しっかりとしていれば、うちは点が獲れる。守備の再確認が出来て良かった。上位対決ですし、その場に(ピッチに)立てる選手は幸せだ」と組織的な守備で川崎の攻撃陣を封じ込める姿勢を見せた。

槙野「勝ってホームに帰って来たい」

ミニゲームで山田直輝選手の練習着が破けるほどの熱いバトルを繰り広げていた槙野智章選手は「全員が試合に出たい意欲を見せていた。上位対決や!!勝ち点3よりも重要!負けない闘いが出来れば良い。勝って、ホームに帰って来たい」とピッチの外でも闘志を燃やしていた。

関口「規律を守ってやっていきたい」

関口訓充選手は「相手も攻撃的に出てくる。レッズも昨シーズンは攻撃重視でやって来た。今シーズンは、守備が目立っているが、攻守において良いところを出せるように、規律をもってやっていきたい」と攻守に渡りサイドのポジションで運動量豊富に動きまわる。

李忠成「やっと良くなってきた手応えを感じている」

リーグ戦において4月29日マリノス戦で値千金のゴールを決めて以来、ゴールという結果が出ていなかった李忠成選手。練習を観ていると大分本来の調子を取り戻しつつあることが覗えた。李選手は「調子が、悪いなりに準備はしてきたが、やっと良くなってきた手応えは感じている。まだ、波はあるけど良い感じ。考えていたらダメ。自分が決めるんだ!!と思っている。試合に(雰囲気に)飲み込まれないようにしたい。上位対決の舞台で、自分の決勝点で勝つ!」と強い気持ちでゴールを狙う。

ミシャ監督「負けないことを前提にして闘う」

ミシャ監督は「リーグ2位と3位の対決で注目が集まる。メディアでも注目されているが、いつもと同じ大事な一戦。ただ、順位が拮抗している対戦は、まず負けないこと。引き分け狙いではなく、全力を尽くして闘う。そして、負けないことを前提に頭に入れて闘う」と話した。

もちろん、川崎に勝利して勝ち点3を手中に収めたいが、最悪でも勝ち点1は必須である。譲れぬ熱い思いで勝利に拘りながらも、したたかにゲームをコントロールしていきたい。昨シーズン、等々力で味わった屈辱を胸に秘めて闘う。

タカネェの今日のイチオシ!「西川周作」

スライドする守備確認の練習で、しっかりとコーチングしながら相手のパスコースを限定させていた西川周作選手!西川周作選手は「嘉人さん(大久保選手)は、体調不良と言っても、試合当日にチーム合流で出来るからね。川崎の攻撃は素晴らしいが、自分たちが止める!川崎は、細かいパスを繋いでサイドから崩して来る。良いポジショニングで対処したら、危険なパスは出て来ないと思う。ディフェンスラインを高くして、コンパクトにしていく。一番危険なことは、中途半端なポジショニングで、はっきりと守備がしない時だ。タイトに行ける時、行けない時をはっきりとさせる。自分たちが優勝するための大事な一戦」と話した。「後ろの声は神の声」と言われるぐらいGKのコーチングは重要である。相手に押し込まれてシュートを撃たれるピンチの場面も出て来るだろうが、相手のコースを限定出来る守備が前から出来ていれば、ピンチの場面でも西川選手に余裕が生まれる。後ろからの声で、プレスに行く、行かないをはっきりとさせて、川崎の攻撃陣をシャットアウトする。

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