浦和フットボール通信

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河合貴子のレッズ魂ここにあり!「求めるものは、ピッチの中にある!」

J開幕から浦和レッズを追いかけ、ケーブルテレビのパーソナティなどで活躍をしている”タカねえ”こと河合貴子さんによる浦和レッズコラム。毎週、タカねえの独自視点の浦和レッズを語ります。

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あと12試合。共に闘う仲間がいるから、頂点を目指す!

フットボールを愛する人達なら、そして浦和を愛する人達なら、誰も現状の浦和が良いと思っている人などいないだろう。クラブ側だって「何とかしたい」「何とかしなければならない」と思い、サポーターミーティングを開いたり、クラブなりに必死にやっているはずだ。だが、失ったものは、そう簡単には修復できない現実にもぶつかる。

「十人十色」と言うけれど、同じ浦和を愛していても人それぞれの思いや考えはある。それぞれが、自分の考えを主張しても「十人十色」でバラバラであれば結束など望めない。ならば、「三人寄れば文殊の知恵」と言うではないか?!三人集まれば、物凄い知恵が出て来るのであれば、浦和を愛する人達が3人ひと組になって終結していけば、物凄いパワーが生まれて現状を打破出来るのではないかと思ってしまう。浦和と関わり、浦和を愛して、浦和と共に歩んで来た私なりの思いや考えはある。きっと、このコラムを読んで下さっているみなさんにもあると思う。

ただ1つだけ言わせて下さい。浦和の選手たちは、フットボールを愛し、浦和を愛する人達を信じ、共に喜びを分かち合うために、勝利を目指して闘っているのです。

無観客試合となった3月23日清水戦後、原口元気選手が「いつも通りやりたいと思っていたが、正直、難しかった。サポーターの力によって動かされている部分は非常に大きいと感じた。特に俺は、そうだと思う。(無観客の)イメージはしていたが、いつもと同じメンタルではプレー出来なかった。やっぱり・・・大切な仲間だなぁと、サポーターは思う。深く感じた。また一緒に闘って行きたいと思った」と話した。

柏木陽介選手は「無観客試合は、難しかった。どうしてもフワッとした感じになった。また、クラブとサポーターが一つになって闘って勝ちたい。サッカーをやっている中で、自分のプレーやチームのプレーを生で見て貰うことが、一番嬉しい」と話した。

鈴木啓太選手も「僕達は、プロのサッカー選手として闘っている中で、1試合、1試合に重みがある。それをサポーターの前でプレーしたいし、見てくれる人がいる中でやりたいと言うのが、率直な感想です。サッカーと言うものは、スタジアムに来て、実際に生で見て感じて貰う意味の大きさを選手達は感じた。こう言うことが、二度と無いように浦和レッズが生まれ変わらないといけないし、大きく考えれば、Jリーグにとってもこう言うゲームが二度と起こらないようにと言うことだ」と話した。

突きつけられた現実を真摯に受け止めていた選手たちの言葉が今も蘇ってくる。

チームはもちろんのこと選手個々のコールやチャント、思いの籠った旗や横断幕で、選手たちは励まされ、苦しい時でも諦めかけた時でも立ち上がり、その声援に応えようと勝利を目指して来たのだ。数々の試合の中で、不甲斐ない試合もあった。「次こそは・・・」と言う思いを籠めた手厳しい叱咤で「勝てない俺たちが悪い」と選手と追い詰めたこともあった。

紆余曲折しながら、様々な困難を乗り越えて共に闘って来た仲間なのだ。今は、コールリーダーも太鼓も横断幕もゲーフラも無いけれど、共に闘う仲間が居る限り選手たちは全身全霊で勝利を目指して闘っている。

昨シーズンのナビスコカップ決勝の雪辱を果たす思い、今シーズン決勝の舞台であるホーム埼玉スタジアムを他のクラブへ譲渡したくない思い。何よりも「優勝」の喜びを仲間と分かち合うために選手たちは、闘った。だが、怒涛の攻めを最後まで見せながらもゴールを決められず、アウェーゴールに泣いた。サポーターは、ナビスコカップ敗退が決まり、ホームを明け渡さなければならない屈辱に耐えながらも最後の笛が鳴るまで勝利を目指して闘った選手たちに対して、温かい拍手が巻き起こったのだ。共に闘ったからこそ起きた拍手だと感じて胸が熱くなった。

鈴木選手は「残された大会は、リーグしかない!勝ちたい!チャンスの数は自信を持って良いんだ。敗退は悔しいが、自分たちのフォーカスするものが決まった。そこに向けて、みんなでやる。獲ってやる」と闘志を燃やして話した。森脇良太選手は「ここで敗退・・・。悔しいが、ポジティブに考えないといけない。サッカーの神様が、もっとやらないといけないって言ってくれている。もっとやって絶対に優勝を掴み取らないといけないと思っている。2つの大会を逃したんですよ!Jに懸ける思いが強くなった。このままでは、終われない」と必死に気持ちを切り替えていた。

選手たちは、共に闘う浦和を愛するファン・サポーター信じている。共に闘う仲間が、ピッチの中にいる。それは、裏切りのない事実だ。残された試合は、あと12試合。共に闘う仲間がいるから、頂点を目指す!

Q. なぜO脚やX脚になってしまうのでしょうか?

A. 日本人は、O脚が多いです。人間は、お腹の中に居る時に足を外側に開いているので、
誰でも生まれた時はO脚です。赤ちゃんはO脚なのですが、6歳ぐらいをピークに人間の体はX脚になっていきます。成長の過程で、O脚のまま残ってしまう場合があります。幼少の時に、歩くのが早く、体重が重い子供はO脚になり易いと言われています。X脚は前十字靱帯損傷を起し易いし、O脚は直脛靱帯損傷を起し易くなります。

川久保誠 profile
1981年慶應義塾大学医学部整形外科教室入局。93年医学博士。94年英国リーズ大学医学部大学院へ留学、修士課程修了。96年より慶應義塾大学病院膝関節・スポーツ外来担当。東京歯科大学市川病院整形外科講師を経て2004年4月より川久保整形外科クリニック院長となる。浦和レッズレディースのチームドクターも務めた。

川久保整形外科クリニック 整形外科・スポーツ整形・リュウマチ科・リハビリテーション
http://www.kawakubo-clinic.jp/

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