浦和フットボール通信

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森脇、自分のチャントが出来て涙が出るほど嬉しかった<森脇、関根、梅崎、マルシオコメントあり>(2014/9/28)

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青空の下で気持ちを切り替えリフレッシュ

C大阪に惜敗した翌日の9月27日。澄み切った青空も下に、気持ちを切り替えた選手たちが、ミーティングを終えて午後1時過ぎに姿を現した。ランニングシューズを履いた那須大亮選手は「まだまだこれからでしょ!!」と笑顔を見せた。練習は、2週間前に冬芝生の種を撒き、青々と新芽が伸びたBコートを初使用した。 C大阪戦に出場した西川・槙野・那須・森脇・宇賀神・阿部・鈴木・関根・平川・柏木・李・興梠は、ストレッチを行なった後に、ステップワークを盛り込んだ軽めのランニングをして、またストレッチで身体をほぐし、ラストは交代浴でクールダウンを締めくくった。 アップ後、残りのメンバーは、ビブ組のGK岩舘、DF濱田、天野コーチ、MF関口、山田、FW阪野。ビブなし組はGK加藤、DF坪井、永田、MF青木、梅崎、マルシオ・リシャルデスに分かれてハーフコートで6対6のミニゲームを行なった。いつものミニゲームよりも人数が少ない分、スペースもありよりハードな攻守の切り替えが求められていた。また、スペースを埋めるために、積極的にポジションチェンジが行なわれていた。 IMG_2083

森脇「自分のチャントにビックリも結果を出せずに格好悪かった」

交代浴後、森脇良太選手は「ビックリした~」と嬉しそうに目を細めてC大阪戦で歌われた自分のチャントについて話した。「広島時代にもチャントが無かったから、今回、非常に嬉しかった。涙が出るぐらい嬉しかった。でも、チームメイトに笑われたけど、僕の中では『もっと頑張れ!』って言うサポーターからのメッセージだと思った。どんな形でも良いから勝利したかった。勝てなかったのは、男として格好悪かった」と悔しそうに唇を噛んで下を向いた。そしてC大阪戦を振り返り「慎三(興梠)が相手のDFの裏に抜けたり、僕もチュンソン(李選手)もフリーでチャンスがあった。僕は、狙い過ぎた。ボールが足元に入った分、考えてしまった。もっと、シンプルにすれば良かったが、ファーストタッチが上手く行かなかった。(カカウ選手の得点シーン)スローインからの流れで、自分の目の前の相手にやられた」とビックチャンスを生かせず、失点したことを悔しがったが、直ぐに「リスタートの気持ちで頑張りたい」と森脇選手らしく明るい笑顔を見せた。

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関根「もっとプレーの精度を高めたい」

C大阪戦で右まぶた横を切った関根貴大選手は、3㎝ほどの白いテープで止めていた。「大丈夫です。流血は、ユースの時以来です。相手の肘が入りました。縫わないで良いと言われたので、テープで止めています。縫うと、面倒くさいので、ラッキーです」と照れ笑いした。そして、C大阪戦を振り返り「それぞれにチャンスがあって、自分もそうですが、いかにチャンスで決められるかだ。試合の流れは、悪く無かった。カットインからのシュートもそうだが、ひとつひとつがまだまだだと思った。もっと精度の高いクロスやシュートが出来れば良かった。最低限、引き分けで終われれば良かった。次の試合は、自分はいないけど、頼りがいのある先輩たちがしっかりとやってくれると思う」と話した。明日からU19日本代表に召集される。

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梅崎「チームは成長している」

梅崎司選手は「チームは成長している。攻撃のバリエーションも幾つも出来ている。やっていることは、間違っていない。チャンスも作れている。(C大阪戦)疲労の中で闘って難しい部分があった。途中出場した時に、中盤にスペースが出来ていたので、あいだ、あいだに入って起点になって行こうと思った」と手応えがありながらも勝利出来なかった悔しさを滲ませながら「連戦が終わって、もう一度準備する時間がある」と次節の徳島戦に気持ちを切り替えていた。

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選手たちが、クールダウン組みとミニゲーム組みに分かれて練習をしている姿を、優しい眼差しで見つめる人がいた。村井満Jリーグチェアマンであった。村井チェアマンは「これから、群馬に向かうその前に珍しく時間が出来たから・・・。近所のお散歩ですよ」と少し照れながら話し、「雰囲気が良いね」と微笑んだ。クラブ側には事前に訪問は伝えられていたが、知らされていなかった選手たちは、村井チェアマンの訪問に戸惑いながらも「こんにちは~」と笑顔で挨拶をしていた。 3連戦を終えて、チームは29日と30日がオフとなった。終盤戦に向けて、つかの間のオフであるが、心身共にリフレッシュして欲しい。

タカネェの今日のイチオシ!!「マルシオ・リシャルデス」

試合の疲れも、移動の疲れも見せずに切れのある動きを見せていたマルシオ・リシャルデス選手。マルシオ・リシャルデス選手は「自分的に話をすると」と前置きをして「良かった。動き出しやスペースを作る意識をC大阪戦で途中出場した時に、意識してプレーした。日に日に良くなって来ている」とC大阪戦を振り返り話した。ラストプレーとなったFKを「壁から距離が短く感じて、上手くボールに合わせられなかった。沢山の言い分けはあるが、もう少しFKを蹴るチャンスがあったら・・・。練習します」と直接決めたかった思いを練習でぶつける。「1試合で、自分が発揮出来る100%をだし、仲間を救う。全ての選手が共に闘っていかないといけない!」と話した。試合勘や試合で闘える体力が少し続であるが戻って来たマルシオ・リシャルデス選手の力が、終盤の苦しい闘いで頼りになる。その日のために、マルシオ・リシャルデス選手は、今日も練習から全力でボールを追いかけていた。

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