浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう番外編】浦和レッズレディースに期待の4選手が新加入<吉田監督、長船、清家、白木、平尾コメントあり>(2015/2/2)

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レッズレディース2015シーズン新加入選手記者会見

輝くリーグ優勝を手にいれた2014シーズン。そして今シーズンは、浦和レッズレディースにとってリーグ連覇を目指す新たな挑戦が始まった。

新たな挑戦をするためには、補強は大事になってくる。心強い仲間が4人、レッズレディースに加わった。練習始動となる前日の2月2日、さいたま市内で新加入記者会見が行われた。

吉田監督が新加入4選手へ期待の言葉を送る

記者会見で吉田監督から選手への期待をこめた紹介がされた。吉田監督は「長船は、仙台レディースから移籍して来た日本代表の選手です。自分が監督になってから仙台だけには、勝ったことが無かった。仙台は、守備がしっかりしている。そのセンターバックの中心の長船が来てくれて、強力な補強が出来た。スピードもあり、1対1も強く、高さもある。チームの中心となってやって貰いたい」と嬉しそうに話した。

そして「清家は、レッズユースの時から、試合に出場している。昨シーズンは、8得点を上げてチームの優勝に貢献してくれた。スピードと突破力がある。いずれは、日本代表のストライカーになる選手だ」と絶賛。

「白木は、常盤学園から加入した。ポジションはFWで、高校2年生の時のチャレンジリーグで優勝した時のメンバーで、MVPも獲っている。その時から欲しい選手だった。ボールの扱いも上手く、シュートも上手い。裏への抜け出しも良い。レギュラー争いを勝ち取って、即戦力として活躍して欲しい」と嬉しそうに目を細めて話した。

「平尾は、JFAアカデミーから加入した。清家と同様に、昨シーズンは強化指定選手として試合に出場した。安定したボールキーピングで、優勝に貢献してくれた。高いレベルに対する安定感は、トップレベル。将来は、日本代表のGKになれる。チームに貢献して欲しい」期待を寄せた。

そして、「2連覇は難しいが、優勝を狙います。良い補強も出来て、戦力も充実している。今シーズンは、攻守の切り替えを早く、より攻撃的で、攻撃の時間を多くして観ている方に楽しんでもらう。昨シーズン、課題はあった。皇后杯の決勝でも相手にゲームコントロールされて、力不足だった。他のクラブも補強をしている。より動いて、球際強く、技術の精度を合わせていかないといけない。攻撃のバリエーションを多くしていく。昨シーズンは、怪我人が出て四苦八苦していた。戦力を充実させて、底上げをしないといけない。やることは、沢山ある。日々の中で大切にしながらレベルアップしていく。全員が競争です。可能性があり、力のある選手を先発で使っていく。トータルで何が良いかを見つけていきます。昨年と同じ様にやっていたら、リーグも皇后杯も獲れない」と厳しい口調で話した。

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長船、清家、白木、平尾。新加入4選手の意気込み

長船「みんなを引っ張っていきたい」

仙台から移籍して来た長船加奈選手は「リーグ2連覇が掛かった年に加入するには、プレッシャーがあるが、日々精進しながら楽しくサッカーをやっていきたい。新しい場所で、新しい環境でチャレンジすることが、自分の成長に繋がると思い、自分からレッズに移籍のお願いをした。岩清水さんように、FWに入る楔のパスにガッツリ行ける選手になりたい。レッズレディースは、選手がみんな若くて、パワーがある印象がある。声を出して、みんなを引っ張っていきたい」と話した。

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清家「サポーターの熱い応援が強み」

ユースから昇格した清家貴子選手は「一番のレッズの強みは、サポーターの熱い応援だと思う。リーグ連覇出来るようにチームに貢献していきたい。2桁得点を目指し、得点王も目指します」と頼もしい言葉が聞かれた。そして「試合に長く出場した方が、点も沢山獲れると思う。まずは、レギュラーを目指します。連覇するためには、昨年から失点も少なく、守備は安定している。でも、得点が少なかった。攻撃のバリエーションを増やしていきたい。ゲームの体力は、ゲームの中で作られる。走り込みも大事だが、普段の紅白戦から走る!レッズのプレースタイルは、FWが頑張って追い込みをしないと試合には出られない」と激化したポジション争いに負けない構えを見せた。

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白木「見ている人が楽しめるプレーをしたい」

常盤高校から加入した白木星選手は身長169センチと大柄で高さに期待が掛かる。白木選手自身も「背の大きさとスピードを生かしたプレーの長所を活かしてリーグと皇后杯の優勝を目指す」と語った。他の選手に比べて少し緊張した表情を浮かべながらも「初めてリーグを体験する。内容にも拘って、出来る限り得点を決めたい。イニエスタやメッシのようにお客さんを楽しめるプレーをして、得点出来る選手になりたい。女子のプレーだと、大儀見さんのキープ力は凄いと思う」と目を輝かせた。

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平尾「サッコさん(池田選手)がいるので加入を迷ったが一緒にプレーしようと思った」

JFAアカデミー福島から加入した平尾知佳選手は「もともと池田さんがいるから、レッズに入るのは辞めようと思っていたが、一緒にプレーしようと思った。皇后杯準決勝ジェフ戦のサッコさん(池田選手)から清家に行ったボールは凄かった。身長の大きさを生かして、クロスに勝って、パス&サポートはサッコさんを学んでいきた」と同じポジションの池田咲希子選手とポジション争いをしながら自身のプレーに磨きを掛ける。そして「レギュラーシーズンで、勝ち点1の重さを感じた。GKなんで、失点を最小限にして、あとはFWに決めて欲しい。若手だけど、各年代の代表で活躍しているメンバーが揃っている」と誇らしげに胸を張った。

GKのポジション争いもさることながら、各ポジション争いにも火が点いた。ポジション争いを勝ち取り、連覇に向けての女の闘いが始まった。

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