浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】ACL水原戦に向けて万全の準備(2015/2/22)

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ACL初戦に向けて万全を喫す

厚い雲に覆われた練習場の気温は、6℃と底冷えのする2月22日。冷たい北風を感じることは無かったが、足元から寒さが襲って来た。

選手たちは、約1時間にも渡るミーティングを終えてピッチに姿を現した。ほとんどの選手たちは、手袋とレッグウォーマーと防寒対策を万全にし、寒さのために怪我の予防を兼ねていつもよりも念入りにアップが行なわれていた。

指宿キャンプ中に右足ハムストリングの肉離れをした永田充選手と左肩関節脱臼の岡本拓也選手は、別メニューであった。アップ後は、恒例のハーフコートでミニゲームが行なわれた。ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF関根、阿部、青木、宇賀神、石原、柏木、FWズラタン。

ビブなし組は、ACL初戦の相手である水原三星を意識して4-4-2の布陣でGK岩舘・大谷、DF橋本、茂木、加賀、平川、MF高木、小島、鈴木、梅崎、FW興梠、李でスタートした。

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ビブなし組が4DFのためゴール中央をしっかりと固め、なかなか崩せない中、ビブ組みはワイドの選手を使ってサイドから揺さぶりを掛ける攻撃が見られた。

しかし、ワイドの選手が高い位置を取り後ろからの押し上げでコンパクトな距離間を保てていないと、ボールを失った時の3DFとワイドの間のスペースを上手く使われて、サイドで数的不利な状況に陥ってしまっていた。ミシャ監督からは、しきりに「サポート!!」と言う声が飛び、「お互いの関係を意識しろ!!」と檄が飛んだ。また、ミニゲームの途中から、左のワイドを関根貴大選手から橋本和選手に、シャドウの一角を石原直樹選手から李忠成選手へと交代させた。

ミシャ監督は、ワイド選手がDFの裏を突く動き出しについて、細かい指示を出し、ボランチからワイドに斜めの展開やDFラインから縦への展開などサイドの使い方やタイミングが目をひいた。得点には至らなかったが、青木拓矢選手から右ワイドの宇賀神友弥選手へのロングフィードが攻撃のスイッチとなり、前線の3選手はもちろんであるが、逆サイドの橋本選手も前掛りとなり、宇賀神選手のクロスを橋本選手がヘディングでDFとGKの間に落とし、ズラタン選手が抜け出してゴールを狙った。ほんの僅かタイミングが合わなかったが、面白いシーンであった。攻守に渡り、徐々にビブ組みがゲームを支配していった。橋本選手が入ったことで、槙野智章選手が攻撃に上がる回数が減っていたこともポイントの1つだと思われる。

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選手たちは、約1時間のミニゲームで汗をかいて練習を終えた。ACL初戦に向けて、万全な良い準備が出来ていると感じることが出来た。

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