浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】ACL水原三星戦に向けて最終調整。サイドの攻防が白熱する(2015/2/23)

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いざ!韓国へ

昨日の寒さが嘘のように、気温13℃と春の到来を思わせる2月23日。ACL初戦となるアウェーの水原三星戦に向けて、韓国への移動を考慮して通常よりも30分早く、午前9時半より練習が始まった。

昨日と同様に、岡本拓也選手と永田充選手は怪我のため別メニューなった。アップ後、恒例のハーフコートでミニゲームが行なわれた。

ビブ組みは、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF橋本、阿部、青木、宇賀神、石原、柏木、FWズラタン(李)。 ビブなし組は、ACL初戦の相手である水原三星を意識して4-4-2の布陣でGK岩舘・大谷、DF関根、小島、加賀、平川、MF高木、武藤、鈴木、梅崎、FW興梠、李(ズラタン)でスタートした。

斉藤翔太選手と茂木力也選手は、天野コーチの下で練習メニューをこなすこととなった。

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白熱するサイドの攻防

ミニゲーム開始早々、鈴木啓太選手がいきなり強烈なミドルシュートを決めるとビブなし組は、主導権を握り積極的にどんどんゴールを狙っていた。サイドの攻防も熾烈で、特に宇賀神友弥選手VS高木俊幸選手、宇賀神選手VS関根貴大選手の1対1が見ていて面白かった。

ミシャ監督も途中でフリーズをかけて、宇賀神選手のオフザボールの動きで相手DFを引き付けるフェイクを入れたあとに、空いたスペースに飛び出す動きなど駆け引きを要求していた。

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約35分ゲームの1本目のワントップは、ズラタン選手であったが、2本目には李忠成選手を起用して前線のコンビネーションを確認していた。1本目も2本目も前線3人のコンビネーションは良く、シャドーの柏木陽介選手と石原直樹選手の細かいポジションチェンジで空いたスペースをボランチの青木拓矢選手と阿部勇樹選手が全体のバランスを考えて上手く使っていたのが印象的であった。

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ビブ組は、サイドに揺さぶりを掛けて良いリズムでビブなし組を崩せたが、ラストの精度に欠けていてゴールポストに嫌われるシーンが見られた。2本目のラスト15分から、コンタクトの激しさを増し、興梠慎三選手が倒されるとチーム全体が一瞬止まったが、何事も無かったようにプレーが続行された。

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興梠選手は、少し痛そうな顔をして昨シーズン骨折した当たりを撫でながら立ち上がって、プレーを続けていた。ミシャ監督の「ラストゴール」の声が掛かってもなかなかゴールが決まらない中、ビブなし組の平川忠亮選手のアーリークロスをズラタン選手が落とし、走り込んだ高木選手が豪快なミドルシュートを決めて、ようやく練習が終了した。

練習後、韓国遠征メンバーは11時半から早めの昼食をとって、浦和をあとにした。

浦和にとって、今シーズン初の公式戦がACLのアウェイ水原戦となる。とにかく、勝ち点に拘った闘いをしたいところだ。

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