浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】桜咲く大原で、松本を意識した細かい練習をこなす(2015/4/2)

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松本山雅戦に向けて只今準備中

春爛漫とお花見日和となった4月2日。大原の練習場の桜も見ごろを迎えた。10時から松本戦に向けてのミーティングが行われた後に、練習が始まった。選手たちからは、春の陽気のような明るい笑顔が零れ、チームの雰囲気が良いことが感じ取れた。

肩を負傷している斉藤翔太選手は、リハビリメニューをこなした。また、流通経済大学との練習試合で左アキレス腱断裂した岩舘直選手は、3月30日に手術を受けた。先週の練習中にボールを顔面で受けた平川忠亮選手は、アップのみ合流となった。平川選手は、両目打撲と診断され、近日中にはゲーム形式の練習に合流できそうだ。更に、昨日の練習中に興梠慎三選手が右足脛を打撲して、大事をとって本日はリハビリメニュー、青木拓矢選手はアップ後に足の違和感を訴えて別メニューで調整を行なった。わき腹を打撲していた武藤雄樹選手と左膝の状態が心配だった宇賀神友弥選手はテーピングをしながらであったが、全てのメニューをこなしていた。

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アップ後のミニゲームでは、ビブ組みGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、柏木、阿部、関根、高木、梅崎、FWズラタン、ビブなし組はGK大谷・福島、DF岡本、永田、加賀、MF橋本、小島、鈴木、茂木、石原、武藤、FW李と分かれて行なわれた。

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DFラインをコンパクトにしてセカンドボールをしっかり拾うことを意識

ゲームが始まる前に、ミシャ監督から前からプレスを掛ける時に、全体がボールサイドにスライドしDFラインを押し上げるように細かい指示が飛んだ。ビブなし組のDFラインからのロングボールを前からプレスすることで蹴らさない狙いと、ロングボールを蹴られてもDFラインを押し上げることで全体がコンパクトになり、セカンドボールをしっかり拾う意識付けをしていた。セカンドが拾えない状態になった時などは、遅れても良いからしっかりと追うことが求められていた。

また、攻撃に関しては、両サイドが高い位置を保ち、楔の縦パスだけでなく、逆サイドに展開できるなど攻撃の選択肢をいくつも持つことが要求された。約15分に渡るミシャ監督の指示が出た後に、ミニゲームが始まった。

ビブ組の前からの守備が嵌り、梅崎司選手が右のサイドに流れてクロスを上げるとファーサイドで高木俊幸選手が合わせてゴールを狙ったり、ビブなし組のロングボールを阿部勇樹選手が競り勝ち、左の宇賀神選手へパスを出した瞬間に、シャドウの高木選手が下りてボールを受ける動きによってビブなし組のDFが前に釣り出されたスペースをズラタン選手が使ってゴールを目指すなど良い守備から良い攻撃が出来ていた。

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逆にビブなし組は、攻守の切り替えが早く、前線の3人が積極的にゴールを狙うシーンが見受けられた。特に、石原直樹選手はミドルシュートを狙うシーンが目に付いた。かなり、次節の対戦相手である松本を意識した練習であった。怪我人が復帰しても直ぐにまた怪我人が出てしまう不安定なチーム状況であるが、万全を尽くして試合に臨みたい。

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