浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】過去3連敗の鬼門・等々力。相手のカウンターに要注意<ミシャ監督コメントあり>(2015/4/11)

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鬼門のアウェイ等々力で、川崎との一戦

昨日から降り続いた雨も、浦和が練習を始めるころには上がり、薄日がピッチに射し込んだ。ミシャ監督体制になってからアウェイの川崎戦は、Jリーグ3連敗中と鬼門になっている。4月11日、ミシャ監督はその鬼門を打破するために、30分ほどミーティングを行なった後に、練習を始めた。茂木力也選手は、U22選抜チーム選出のため不在だった。興梠は別メニュー調整となった。

アップ後のハーフコートのミニゲームは、ビブ組にGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、柏木、関根、高木、梅崎、FW石原。
ビブなし組はGK大谷、DF岡本、永田、加賀、MF橋本、鈴木、青木、平川、武藤、李 FWズラタンで行なわれた。

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ビブ組は、視野を広く意識してオープンスペースを使おうとするものの、前線にボールが収まらず、強引に個人技から高木俊幸選手がドリブルでゴールを狙ったり、槙野智章選手がミドルシュートを撃ったりするシーンが目についた。ミニゲームの主導権を握ったのは、ビブなし組であった。コンディション調整のためにACL北京戦を回避したズラタンが、川崎の大久保嘉人役に徹して切れのある動きでスタメン組のDFを翻弄していた。

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ビブなし組は、主導権を握られるとボールを奪っても勝負の楔のパスも入らなくなってしまった。そこで、ミシャ監督は、フリーズを掛けて関根貴大選手と森脇良太選手のポジションを修正し、那須大亮選手がボールを持った時の攻撃の選択肢が増える動きを求めていた。ビブ組もリズムを取り戻し、高木選手の右CKを高さのある鋭いヘディングシュートを那須選手が決めた。

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その後もビブ組みはボールポゼションするものの、ラストパスの精度やタイミングに課題を残した。そして、最後は、縦パス1本でズラタン選手が素早いターンで豪快なシュートを決めて練習が終わった。

ミシャ監督「ボールを失ってからのミス、相手の速攻に要注意」

ミシャ監督は「アウェイの川崎は、我々はいつも良い結果が出ていない。私が浦和に来て3年間のアウェイは、全て攻撃の良い形が見られ、チャンスを作り、ゲームを支配している中で、ミスから相手のカウンターで失点した。川崎は、カウンターの質が高い。スペースがあると、そこに飛び出して良いボールを入れて来る。明日は、これまで以上に集中力を高め、ボールを失ってからのミス、相手の速攻を減らしながらポジティブな結果を求めていく」と過去3年間のアウェイの川崎を教訓に勝利を目指す。

リーグ戦3勝1分けと好スタートを切った浦和だが、3勝はいずれもJ1昇格組みのチームとの対戦であった。鬼門とするアウェイの川崎を打破し、本当の強さを見せ付けたいところだ。

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