浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】石原は右膝靱帯損傷と診断される。(2015/4/15)

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パススピードを意識して練習

緑の芝が眩しいぐらい輝いていた4月15日。気温は22℃まであがり、強い南風が吹く少し汗ばむ中で午前の練習が始まった。

川崎戦で負傷した石原直樹選手は、月曜日の検査で右膝靱帯損傷と診断され、現在は腫れているため、経過観察となった。石原選手は、膝の怪我は初めての経験だそうで、戸惑いを隠せないようだ。今日も大原の練習場で治療を行なっていたが、長期離脱の厳しい状況である。また、興梠慎三選手は1人で黙々とリハビリメニューをこなしていたが、走るスピードが上がって来ているように感じた。徐々に良くなって来ているようだ。

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アップ後、ペナルティーボックスのラインにゴールを置き、通常のコートより経て幅が16.5メートル×2と短く設定していた。ハーフコートでのミニゲームよりも大きいコートで12対12のミニゲームを行なった。

ビブ組は、GK西川、DF槙野、永田、森脇、MF宇賀神、斎藤、鈴木、青木、関根、高木、武藤、FWズラタン。ビブなし組は、GK大谷、DF岡本、那須、加賀、MF橋本、小島、阿部、茂木、平川、梅崎、柏木、FW李。

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柏木、ズラタン好調さをアピール

風下となったビブ組だが、ロングボールを蹴るよりもしっかりと繋いで行く意識が見られた。しかし、前線の3人とボランチの位置に距離が空いてしまっているシーンが見られ、鈴木啓太選手がスペースに顔を出すと良いリズムが生まれていた。「余るなぁ!もっと早く動かせ!」と指示が飛ぶ中、両チームとも攻守の切り替えが早く、決定機を作れないでいたが、加賀健一選手からアーリークロスをファーサイドで李忠成選手が柏木陽介選手に落とし、柏木選手がゴールを狙うも西川周作選手の正面であった。

2本目は、ビブ組がDFラインを高く保ち、主導権を握り始めると宇賀神友弥選手の積極的なプレーで前線に絡み、鋭いパスワークでビブなし組みを翻弄していた。しかし、3本目になると徐々にビブなし組がリズムを作り出した。縦パスから柏木選手が抜け出すと冷静に切り替えてDFを交わしてゴールを決めたり、DFの裏に柏木選手と李選手が飛び出し、GKと2対1の局面を作りだした。波に乗った柏木選手は、ハットトリックを決めて好調をアピールしていたが、ワントップの李選手と梅崎選手との距離間も非常に良かったことが要因に挙げられる。

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ビブ組も槙野智章選手がインターセプトしてから、素早い縦パスをズランタンに送り、ズラタン選手が豪快なシュートを放ちゴール。ズラタン選手も負けずに好調さをアピールしていた。途中で、大谷幸輝選手が接触によりプレーを中断するシーンがあった。土田尚史コーチが代わりにゴールを守ったが、危ないシーンは無く、土田コーチの現役時代の懐かしい「クリアー!」の声を聞くことも無かった。大谷選手は大事に至らずに、直ぐに復帰した。練習最後のラストゴールは、梅崎司選手のドリブルからのクロスに李選手のヘディングシュートであった。どちらのチームも縦にパスに対する意識が高く、パススピードも判断も早かった。

午後3時半から練習を予定していたが、さまざまなことを考慮して中止となった。

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