浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】明日、鬼門の仙台へ!ビブなし組が素晴らしい動きを見せる<ミシャ監督コメントあり>(2015/5/9)

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G大阪戦の勝利を意味あるものにするために、いざ仙台へ

GWから続いて来た爽やかな快晴が、一転して曇り空となった5月9日。選手たちの笑顔は、変わらず爽やかなままであった。仙台への移動を考慮して12時から始まった練習は、アップから和やかな雰囲気で行なわれていた。しかし、ハーフコートのミニゲームが始まると様子は一転。激しいプレスで男の意地が炸裂していた。

ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、柏木、関根、武藤、梅崎、FWズラタン。ビブなし組は、GK大谷、DF橋本、永田、加賀、岡本、MF高木、青木、鈴木、小島、FW興梠、李とほぼ昨日と同じ組み合わせで行なわれた。

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仙台を想定したビブなし組の4-4-2の守備は、昨日の練習よりも更に磨きが掛かって、しっかりとしたブロックを形成しながら上手くスライドをしていた。そして、セカンドボールを拾う意識も高く、拾ったあとの攻守の切り替えも良かった。DFラインがボールを奪うと、ビブ組みのDFを引き付ける動きから下がってフリーで興梠慎三選手がボールを受けると、李忠成選手へ楔のパスを預けて前線へと駆け上がった。

李選手は、高木俊幸選手へ落とすと、高木選手が駆け上がってきた興梠選手へアーリークロスを送り、興梠選手のヘディングシュートが決まった。小気味良いリズミカルな動きとパスから生まれたゴールであった。

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ビブ組は、DFラインを高くして、サイドに揺さぶりを掛けて、ボールを保持しながら崩しにかかった。しかし、ボールを相手に持たされている感じがした。パスコースが無く戸惑う柏木陽介選手から李選手がボールを奪い放った強烈なドリブルシュートは、クロスバーに直撃!また、ビブ組のCKからの崩れのボールを青木拓矢選手が拾ってドリブルでビブ組みのDFの裏に抜けて、シュートを撃つと見せかけて、逆サイドから走り込んできた興梠選手へパスを出し、興梠選手が冷静にゴールを決めるなど、ビブなし組がゲームを圧倒していた。

ビブ組の守備を乱れを修正しようと宇賀神友弥選手が「切り替えろ!」と檄を飛ばしたり、危機を察知して逆サイドへと守備をしに戻るシーンもあった。

ミニゲームは、ビブなし組が4-0で勝利を収め、ビブ組は守備と攻撃に課題を残す結果となったが、ビブ組が悪いと言うよりもビブなし組が本当に良かった。

ちなみに、斉藤翔太選手は、今日も天野コーチの下で個人指導を受けていた。また、茂木力也選手はU22選抜チームの富山戦に帯同して不在。平川忠亮選手は、アップ後に別メニューでコンディション調整を行なった。

ミシャ監督「仙台は鬼門」

開幕から無敗を誇り首位を走る浦和は、5連敗中と波に乗れない15位の仙台と5月10日に対戦する。ミシャ体制になってアウェーの仙台では、勝利を収めていない鬼門と言われている。

ミシャ監督も「仙台は、鬼門となっている。私が来てから仙台では勝利していない」とかなり気にしている様子だ。「仙台はシーズンスタートは良かったが、今は上手くいっていない。だから、連敗を止めるために、必死に闘って来る厳しいゲームとなる。仙台は、質の高い選手が揃っている」と厳しい表情で話した。そして、ビブなし組の前線の動きが良かったことについて「今日の練習で、興梠、李、高木は良いプレーをしていた。攻撃の選手の調子が良いのは前向きなことだ。明日の試合は誰が出ても良い」と嬉しそうに笑った。

仙台を想定した良いシミュレーションが出来たと言えるように、明日の仙台戦で活かしていきたいところだ。

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