浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】明日、山形戦は梅崎に代わってズラタン、李、高木のいずれかの起用を示唆<ペトロヴィッチ監督コメントあり>(2015/7/14)

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中3日のアウェイ2連戦、厳しい猛暑を跳ね除けて選手は走る!!

突き射すような太陽の下、大原の練習場の温度計は40℃を超えていた。猛暑日となった7月14日、炎天下の中で小まめに水分補給をしながら山形戦前日練習が行なわれた。

梅崎司選手は、前節の松本戦の疲労が残っているために、室内で別メニュー調整となった。アップ後、斉藤翔太選手と茂木力也選手は天野コーチ下で課題に取り組んだ。

ハーフコートのミニゲームは、ビブ組がGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、柏木、関根、武藤、ズラタン、FW興梠。ビブなし組がGK大谷、DF岡本、永田、加賀、MF橋本、鈴木、青木、平川、高木、小島、FW李に分かれて行なわれた。

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「早くボールを回して行こう!」とミシャ監督から声が掛かり、1本目が始まった。ミラーゲームとなった両チームだが、ビブなし組は山形を想定して両ワイドが下がり気味のポジションを取り、5DFとして守備を固めて来た。

ビブ組は、前線から積極的にプレスを掛けて、ビブなし組にロングフィードさせないようにしていた。また、前からプレスを掛けることで、ビブ組のDFラインが高く保たれて非常にコンパクトになりバランスが良かった。両チーム共に球際に対して激しく、那須大亮選手が接触プレーからうずくまるシーンもあったが、ど根性でプレーを続けていた。暑さを考慮してか、ミニゲームの1本目は5分で終わった。

2本目も同じメンバーで行なわれた。2本目が始まる前に、ワントップを務めた興梠慎三選手が、シャドーのズラタンに話しかけて動きの確認をしていた。ビブなし組の守備の堅さもあったが、良い形でズラタン選手にボールが入らず、シャドーのズラタン選手の動きは難しそうに感じた。武藤雄樹選手と興梠選手の連携は良かった。2本目は、1本目より短く3分で終了した。

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3本目は、ズラタン選手と李忠成選手を入れ替えて行なわれた。すると攻撃にリズムが生まれテンポが良くなった。また、関根貴大選手がワイドのポジションから縦に行くふりをしながら中に入り、空いたスペースを森脇良太選手が使って、アーリークロスやバイタルエリアの深いところからクロスを入れてチャンスを作るシーンが見られた。

ビブ組は、全体手に攻守の切り替えが早かった。武藤選手と興梠選手がポジションチェンジをして、ビブなし組のDFを釣る動き中から、左サイドに流れた興梠選手のクロスを李選手がヘディングシュートを狙うも僅かに枠の外。思わずミシャ監督は頭を抱えて「チュンソン~!」と声を上げた。「ラストゴール」の声が掛かってもゴールが決まらず、宇賀神友弥選手のシュートがサイドネットに突き刺さった段階で、暑さを考慮して練習が終わった。

練習が終わると、さすがに選手たちは疲労困憊の様子で、無言でロッカールームへ引き上げて水風呂に浸かった。

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ペトロヴィッチ監督「梅崎に代わってズラタン、李か高木を起用する」

練習後、ミシャ監督は「ウメは、怪我までにはいかないが、コンディションに不安がある。明日は、ズラタンかチュン(李忠成)かトシ(高木俊幸)がウメに代わって入るだろう」と話した。そして山形戦に向けて「山形は非常に規律があり、運動量と球際が強くハードワークしてくる。そして勝ち星を上げようと高いモチベーションで来る。簡単なゲームではない」と厳しい口調で話した。

2ndステージ開幕から中3日のいきなりアウェイ2連戦、そしてホーム広島戦がある。移動と猛暑が選手たちの身体に負担となって伸し掛かって来る。だが、チームの総合力でそれを跳ね除けて、山形戦も白星を飾りたいところだ。選手たちは、山形に向けて大原をあとにした。

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