浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】元日決戦へ最終調整。「柏木の出場は難しい」<ペトロヴィッチ監督コメントあり>(2015/12/31)

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いざ!元日決戦へ!!

風もなく、本当に穏やかな晴天となった大晦日。天皇杯決勝のG大阪戦の大一番を控えた浦和は、念入りなミーティングを行なった。午前11時を過ぎると選手たちはリラックスした雰囲気で笑顔と共にピッチへと姿を現した。

そして、身体をほぐすように自然と輪になりリフティングゲームに興じていた。準々決勝の柏戦で左足甲を打撲して、昨日のリカバーメニューを途中で離脱して室内調整に切り替えた那須大亮選手は、ボールの感触を確かめるようにみんなの輪から離れて1人でドリブルをしていた。

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また、高木俊幸選手と加賀健一選手は、2人でパス交換をしていた。森脇良太選手も練習が始まる前の日課であるランニングで自分のコンディションを確かめていた。

堀孝史コーチの下でストレッチを取り入れたランニングメニューをこなした後に、3グループに分かれて通称“鳥かご”のボール回し、ステップワーク、クールダウンのランニングで30分ほど軽めに身体を動かして練習が終わった。1週間で中2日の試合が続き、選手たちの疲労を考慮したリカバーであった。

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土田尚史GKコーチの下で西川周作選手たちは、CKのハイボールを飛び出してキャッチしたり、斜め45度辺りからの強烈なシュートを受けたり、前線からプレスに対するボール回しなどを行なっていた。

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リカバーだけで物足りない選手たちは、ピッチに残りロングボールやシュート練習などを行なっていたが、選手たちのコンディションを考えた堀コーチの「あがるぞぉ~」の鶴の一声で居残り練習を止めた。

また、練習が終わる間際にトレーナーとピッチに姿を見せた柏木陽介選手は、膝の状況を確かめるように、ゆっくりとウォーキングを始め、軽いランニングを繰り返し行っていた。

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ペトロヴィッチ監督「柏木の出場は難しい」

ミシャ監督は「柏木の状態は良いとは言えない。明日に関しては、難しいと考えている。怪我で平川、永田も出られない。我々は、彼らの分まで強い気持ちを持って闘う」と話した。そして、「天皇杯のファイナルが、日本を代表するガンバと浦和の闘い。ナショナルダービーと言っても良い両チームの闘いだ。簡単なゲームではない。5分に渡り合う拮抗したゲームになる。疲労している中で、より走り、闘い、より良い判断が出来るチームが勝つ」と話した。

選手たちの雰囲気は、準々決勝の柏戦の前日と同じように程好いリラックスムードであった。

今シーズン、G大阪とはXEROX SUPERカップの対戦で始まり、リーグ戦、チャンピオンシップと対戦し、1勝3敗であった。昨シーズンのことも考えると何度も煮え湯を飲まされてきた相手である。タイトルに飢えている浦和は、今シーズンの締めくくりと新しい年の幕開けを天皇杯優勝の栄光に輝きたい。

追記

あと数時間で新年を迎えます。今年も拙いレポートをお読み頂き有難うございました。来年は、さらに精進してまいります。どうぞ、来年も宜しくお願い致します。どうぞ、良いお年をお迎え下さい。そして、浦和と共に素敵なシーズンになりますように・・・。

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