レッズファミリーが一同に会して今季の意気込みを語る

今年も一緒に闘うファン・サポーターと触れ合う「REDS Festa2016」が、浦和駒場スタジアムにて１月17日開催された。午前中は快晴に恵まれ、選手と一緒にミニサッカーゲームを楽しんだり、沢山のホームタウンブースで賑わいを見せていた。

また、選手が実際に移動で使用するバスでは、槙野智章選手がバスガイドとなって「後ろの座席には、モリ（森脇）西川とかが座り、進行方向右側の窓側には阿部さんやヒラさん（平川）たちベテラン選手が座っています。座る場所が決まっているので、新加入の選手たちはここから座席のポジション争いが始まります」などと話し、選手たちが移動中に使う枕やバスでの過ごし方の秘話で盛り上げていた。

また、オープニングセレモニーでは淵田社長から「今年は、力のある選手の加入があり、更にアグレッシブでさらなるステップアップをしてチームの進化を図る。そして、昨年の反省を糧に、全ての面において昨年を上回る結果を求めて闘っていく」と力強く話した。

浦和の後援会会長でもある清水さいたま市長は「タイトルを奪取する１年にして欲しい。レッズに力を与えていくのは、私たちひとりひとりの応援に掛かっている。レッズにとっても大事なシーズン！一緒に頑張って行きましょう！」と熱い思いを話した。

レッズレディースの吉田靖監督は「昨シーズン、満足する成績を残すことが出来なかった。今年は、喜んで頂く結果を残す」と言葉は少なかったが、優勝を目指す決意を語った。

ペトロビッチ監督は「今シーズン、監督としてここで仕事をさせて頂くことに感謝したい。日本で、ベストなクラブ、ベストなサポーター、ベストな選手がいて非常に栄誉で幸せなことだ。昨シーズンは、残念ながらタイトルをもたらすことが出来なかった。非常に大きな失望だった。サッカーは非常に厳しい、人生と同じ厳しいものだ。ただ、人生と同じように何か上手く行かなかったとしても前向きに、前に向かっていく。昨年よりハードにより良いサッカー、より良い結果を求めて全力で前進していく。昨シーズン、手に入れられなかったものを手にするために闘い、それを手にして大きな喜びを分かち合う。今シーズンもチームをサポートして欲しい。そのサポートがチームを前に、前に引っ張ると思う」と熱く語った。

そして、午後から行なわれた、ふれあいトークショーで、李忠成選手は「オフにハワイに行ったんですが、１月３日にハワイで長谷川健太選手と偶然あった。最初に目が合った時に、長谷川監督が気まずそうにして立ち去ろうとしたから、ちょっと～って追いかけて挨拶した。柏木や興梠、加賀ともハワイで一緒だったけど、自分はパートナーがいなくて寂しかった」などとオフのハワイ旅行のエピソードを明かした。

「男子で気になる選手や好きな選手は？」と尋ねられた吉良千夏は「女子の試合に応援に来てくれる柏木さんも良いですが、個人的には、サッカーの取り組み方が凄い梅崎さんが良い」と照れながら話していた。これには梅崎は思わず吉良にハグをして大喜びをしていた。

また、背番号の偶数と奇数で紅白に分かれて行なわれた「借りもの競争」では、那須大亮選手は「自分の母親に似ている女性」探しに奔走し、槙野選手は「勘違いして青と黒のジャケットを着た関西弁の人」を探してライオンズのジャケットを着た小学生に頼み込み関西弁をしゃべらせて場内の笑いを誘った。

恒例の「かくれんぼ」では、柏木選手がスチュワードのビブを借りマスクで変装、興梠慎三選手はちょっと怪しいアベックを装いスタンドに身を隠した。

柏木選手に真似て警備員に成りすました高木俊幸選手は、偶然そばを通り掛かった岩舘直選手に「ちょっと、ここを通してもらって良いですか？」と声を掛けられて、あっさりと発見されてしまった。

見つかりそうで、見つからなかったのはズラタン選手であった。怪しげな変装にズラタン選手は大満足していた。

午後は空模様が下り坂となり冷え込んで来たが、浦和を愛する人々の心は温かく１万人を越える来場者で盛り上げていた。

最後に、今シーズンから10番を付ける柏木選手が「ここにいるみんながレッズが大好き！選手、スタッフを信じて、僕らもサポーターを信じて浦和レッズらしく、楽しくサッカーをしていく」と挨拶をして締めくくった。

初参加となった駒井喜成は「緊張しましたが、みなさん温かい雰囲気の中で触れ合えて、期待をひしひしと感じた。期待しているよ～と言う言葉が一番、嬉しかった。１歩1歩、全力で取り組んでいく」と身を引き締めながらも笑顔をみせた。

浦和は、明日１月18日より沖縄で一次キャンプが始まり、レディーズも18日より練習初日を迎えることとなる。「REDS Festa2016」で浦和を愛する人々と触れ合い、気持ちを新たにした浦和は、男女共にアベック優勝を狙って行きたいところだ。

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