浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】ペトロヴィッチ監督「開幕が楽しみだ」明日のリーグ開幕戦に向けて軽めの調整を行う(2016/2/26)

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浦和は、Jリーグ開幕戦アウェーで柏に挑む!

春の訪れを感じさせられる穏やかな陽気に包まれた2月26日。Jリーグ開幕を明日に控え、念入りなミーティングを終えて選手たちがピッチへと飛び出して来た。

インフルエンザA型で離脱していた李忠成選手も元気な姿を見せ、足に多少の不安を抱える柏木陽介選手も笑顔がこぼれ、戦線離脱している選手が1人もいない状況でリーグ開幕を迎えることが出来る。

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今日はACLシドニーFC戦から中2日と厳しい日程となるため、選手の疲労を考慮して約1時間の軽めの練習メニューをこなした。

動的なストレッチを入れたランニングを行うと、3グループに分かれて通称“鳥かご”のボール回しが行われた。選手たちは、暖かな春の陽気にリラックスしているようで楽しそうであった。その後、3~4人一組となりショートパス、ロングパスなど基本のパス回しを行い、ステップワークで汗をかいた。

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そして、居残り練習をする選手たちに「居残る選手たちは、15分、時間を区切ってやるように!!」と杉浦コーチから指示を受けて練習が終わった。

選手たちは、それぞれのコンディションに合わせて練習後にすぐにロッカーへ向かう選手とじっくりとランニングやシュート練習など柏戦に向けて思い思いの時間を過ごした。

個人でランニングを黙々としていたのは、平川忠亮選手、関根貴大選手、橋本和選手たちであった。また、福島春樹選手と伊藤涼太郎選手は二人でロングパスの練習、李選手と高木俊幸選手、駒井善成選手、石原直樹選手たちはパス交換からシュートやドリブルで切れ込みシュート、ロングシュートを大谷幸輝選手と岩館直選手が守るゴールに向かって行っていた。槇野智章選手はフィジカル系の負荷を掛けてた走り込みを行っていた。そして、15分過ぎると堀コーチから「みんな、上がろう」と居残り練習を終える声がかかり、Jリーグ開幕を迎えるに当たり、軽めの調整で練習を終えた。

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また、ドリンクのクーラーボックスの後片付けは、基本新人選手の仕事であるが、居残っていたチーム最年長の平川選手がクーラーボックスを新人の伊藤選手と一緒に片付けようと手にすると、福島選手や駒井選手が慌てて走り寄るシーンがあった。平川選手はニヤリと「無言のプレッシャーを掛けないとね」と笑っていた。手伝ってもらった伊藤選手は「焦ったと言うより、僕はヒラさんの隣で2個持っていたから、優しい先輩だと思った」と嬉しそうであった。

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ペトロヴィッチ監督「開幕が楽しみだ」

練習後の記者会見でミシャ監督は「今度は、Jが開幕する。楽しみだ」と笑みを浮かべ「ACLシドニーFC戦で前向きな結果が出て、ポジティブに明日の開幕を迎えられる。目の前の相手を倒すことしか考えていない。柏は、監督が代わった。前監督は、ボールを保持しパスサッカーだったが、守備的にカウンターサッカーに代わった。守備からの速攻が早いチームだ。我慢が必要だ。我慢しながら、走り、球際厳しく闘い、規律を守り、全員で闘う」と柏のカンターを警戒していた。

浦和は、戦線離脱している選手が1人もいない万全な状態でJリーグ開幕戦を迎える。ACLとの両立で厳しい日程であるが、選手層の厚さを武器にリーグ開幕戦も白星スタートを切りたいところだ。

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