高木「シャドーとトップの崩しが出来なかった」

高木俊幸選手は、前日の横浜FM戦を振り返りながら「シュート15本対５本。かなりうちの方が撃っていた。最後の決めるところで、最後の質をもう少し上げないといけないと思う。自分は、観ていた側だし・・・。連戦でみんなが闘っていて、退かれたらきつい。自分は、昨日みたいな試合で入っていたら、仕掛けて打開出来るオプションであることを今日の練習試合でしっかりと見せて、結果を残したかった。シャドーに入って前線３人の関係で崩したかった。シャドーとトップの距離感が悪かった。自分がワンタッチで直君（石原選手）に出したりしたかった。後半は、距離感が出て縦パスが入って来たが、相手に突かれてしまった。退いてボールをもらうのに、ワイドが空くわけでもなかった。ストッパーが高い位置でボールを運べたが、やろうとしているシャドーとトップでの崩しが出来なかった」厳しい表情を浮かべていた。

永田「いろんなポジションが出来るチャレンジをしていきたい」

左のストッパーでプレーしてビルドアップやドリブルで運ぶプレーを見せた永田充選手は「前半は、後ろからの組み立てに４枚回しで、相手のツートップに追いかけられてビルドアップが上手く行かなかった。後ろから良いボールが入らないと、うちの特徴の攻撃が出ない。後半は、ボランチを下げて３枚回しにしたのである程度、高いポジションにした。途中までは良い感じだった。中盤のスペースが空いたが、プレスで早く行けば潰せるが、遅れるとゴール前まで運ばれてしまう。ドリブルでストッパーの位置からあまり運ぶプレーをしたことがなかった。視野が全然違っていてやり慣れていないが、いろんなポジションが出来るチャレンジをしていきたい」と話した。

駒井「全然ダメだった」

前半の40分はシャドー、後半の30分はボランチのポジションでプレーした駒井善成選手は「今日は、全然ダメでした」大きなため息をついた。「上手く行かなかった時に、状況をどう打開するのか・・・。臨機応変にボールを引き出しながらやることが課題だ。前半は、距離が間延びして、相手がボールサイドにスライドしてきて行けず、イージーミスで食われたところがあった。相手が、ツートップでプレッシャー掛けて来ている時に、ボランチが落ちて回すところをうちの真ん中２枚にプレスを掛けられてしまった。僕もシャドーで下りてくるなりして、クッションになれれば良かった。

後半は、上手く３枚回しで出来たし、高い位置でボールを奪うことも出来た。前半のぎくしゃくしたことは改善出来たと思う。梅さんが入って、クッションにもなってくれた。ボランチのポジションからここぞって言うタイミングで中にグッと入って行くのが効果的だったが、今日は上手く行かなかった。ボールを失うシーンが、全員多すぎた。チームでやるべきことを意識しながらピッチで感じたことを出して行くのが大事だ。決定的なパスやチャンスを作っていかないと出場機会が増えない」と話し「良くない時を次に繋げることだ！」と前を向いた。

岩舘「風が気になる集中力が落ちていった」

後半の最後20分ゴールを守っていた岩舘直選手は「この風でロングボールが使えずに、中で短いショートパスを繋げて行かないと打開出来ない。厳しい」と悔しそうに話した。そしてイリッチ選手がボールを奪われて失点したシーンを振り返り「試合後にブランコ（イリッチ選手）とも良く話し合った。俺のことを見えていたが、判断に迷って（岩舘選手にバックパスするか）捏ねてしまったと言っていた。終わった後に話してコミュニケーションが取れたのは良かった」と話した。コミュニケーション１つで改善出来る失点であった。そして「みんな疲れが溜まっている中で、風が気になり集中力が落ちていた。大学生は、張り切ってガンガン来ていた」と残念そうに話した。