浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】リラックスムードの中でも頭を使い判断力が求められる練習を行う(2016/5/5)

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リラックスして思考を凝らした練習

雲一つない青空が広がった5月5日こどもの日は、時折グランドを駆け抜ける風が爽やかであった。

10時から始まった練習は、30分ほどアップを行った後に、コンディションの状況を考慮して、ACL浦項戦にスターティングメンバーで出場したメンバーはステップワークを入れたランニングで汗をかいた。

ランニング組の先頭を走っていた柏木陽介選手は、スピードをかなり上げ見る見るうちに他のメンバーとの距離が半周も広がっていった。やはり、浦項戦後に「俺が、みんなを引っ張っていかないといけなかった」と凄く自責の念に駆られていただけに、その思いがランニングに現れていたように感じた。

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他のメンバーは3人1組となり、ショットパスやロングボールの基本のパス練習を行った。

興梠慎三選手とコンビを組んだ森脇良太選手は、ロングボールに思いっ切り足を伸ばしていったが、ポジショニングが悪く届かず、興梠選手から「それじゃ~FWは無理だなぁ」と茶化されて苦笑いするシーンもあり、和やかな雰囲気であった。

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基本のパス回し後は、興梠・武藤・李の前線組と槙野・遠藤・森脇のDFライン組、加賀・平川・阿部ベテラン組、関根・伊藤・宇賀神の若手組となりシュート練習が行われた。

3人1組のシュート練習は、三つ編みのような形で選手が動きながらパスを回してシュートしたり、浮き球でパス回してシュート、3対3や2対1と攻撃と守備に分かれてシュートなどが行われた。

特に目についたのは、2対1でセンターサークルの下からDFにマンマークに付かれている味方にパスを出してシュートまで持っていく攻撃の組み立てであった。最初のパスをDFのマンマークを如何に交わすのか、どのタイミングで、何処でパスを受けるのかが重要なポイントであった。

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退いてもらう動き出しが早すぎると、パスの受け手と出し手の距離が近くなりすぎてしまう。チェックの動きからDFを交わしてウエーブを描いてDFの裏に飛び出してスペースでパスを受ける手段もある。また、わざとDFを背負ってボールをキープしてワンツーで味方を生かすプレーも考えられる。選手たちの意思の疎通を図り、同じイマジネーションで判断良くシュートまで持って行けるかが大切であった。

シュート練習の最後は、DFをつけずに3人が7本目のパスでシュートが決まった組から練習が終わる決め上がりであった。ただし、パスの出し手にパスを戻すリターンが禁止され、さらに利き足は使えないでダイレクトでのパスとシュートと言う厳しい条件が課せられていた。また、ラストの組は、腕立て伏せ20回の罰ゲームが用意されていた。

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一見、簡単そうに思われる3人一組の条件付きシュート練習であるが、これが意外と難しい。思わず6本目でシュート体勢に入ってしまった阿部勇樹選手は、「阿部さん6だよ!!」の声で気がつき「6回じゃダメ~?」と照れ笑い。

伊藤涼太郎選手が豪快にゴール左隅に決めたと思ったら、「リターンパスはダメ」とノーゴールの判定。

あうんの呼吸でコンビネーションプレーに定評がある武藤選手と李忠成選手、興梠選手の組も慎重のボールを運び過ぎてゴールまでの距離や角度などが悪く、良いタイミングで7本目でシュートが撃てず興梠選手が思わずピッチに寝転ぶシーンもあった。

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すると周りの選手から「お前ら、FWか?!」「キーパーにパスじゃないぞぉ~!」と声が掛かった。

最初に決めたのは、槙野・遠藤・森脇のDFライン組であった。三人目の動き出しがよく、見事なコンビネーションで遠藤選手がゴールを決めた。

他の組は上手くいかない中で、関根選手の落としボールを宇賀神選手が決め、続く前線3人組では「良く分からないけど決まった」と武藤選手が決め、ラストの組となった加賀・平川・阿部のベテラン組が罰ゲームの20回腕立て伏せとなった。

単純なシュート練習でなく、ミシャ監督らしく非常にリラックスした中でも、頭を使い判断が求められる練習が行われていた。

また、子供の日とあって、多くのファン・サポーターが練習場に訪れて、子供たち限定でサインをしてあげるシーンもあった。

明日からは、しっかりとさいたまダービーモードとなり大宮戦に向けてミーティングやミニゲーム形式の練習が行われる。選手たちも大宮戦に向けてしっかりと準備をしていく。

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