浦和フットボール通信

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【5/24 練習レポート】ソウルでの前日練習を行う。ペトロヴィッチ監督「攻撃的サッカーで勝利を追い求める」

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Report by 河合貴子

何のために、韓国に来たのか?答えは明確!!「勝つためだ」

ACLラウンド16第2戦を明日に控え、浦和は、アウェイのワールドカップスタジアムに乗り込んでFCソウル戦に向けて公式練習を行った。5月24日、朝から雨が降っていたソウルであったが午後には止み、浦和の練習が始まった18時15分には西日が差し込んでいた。

帯同メンバー18人は、リラックスした雰囲気の中でアップを行っていたが、芝生の状態をしっかりと確認していた。午前中に降った雨で芝生は、かなりスリッピーの上に埼スタよりも長めであったため、森脇良太選手を初め、何人かの選手がスパイクを履き替えていた。そして、アップ後の9対9のミニゲームはいつもよりもコートを小さくして行われた。

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ビブ組はGK西川、DF槙野、遠藤、森脇、MF阿部、柏木、武藤、李、FW興梠。ビブなし組はGK大谷、DF宇賀神、那須、青木、関根、MF駒井、梅崎、石原、FWズラタンだった。

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駒井善成選手がビブなし組のアンカーを務める役割で、梅崎司選手と石原直樹選手はシャドーの役割とトリプルボランチの役割をして中盤のスペースを埋めていた。

1本目、立ち上がりから積極的な姿勢を見せたのは、ビブ組であった。槙野智章選手と森脇選手がサイドで高いポジションを取り、阿部勇樹選手が後ろのボール回しに参加して攻撃の組み立てを図り、中盤の空いたスペースに前線3枚のうち1枚がバランス良く下がって埋めていた。

しかし、徐々に流れはビブなし組に傾いていった。宇賀神選手が起点となってズラタン選手へとパスが通ると、ズラタン選手がDFを釣りながらフリーで走り込んできた石原選手へと横パス、石原選手が右足を振り抜きゴールを決めた。

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2本目、ミシャ監督から「パスを出すタイミングを考えて!パス!パス!」と指示が飛んで始まった。するとビブ組はDFラインをしっかりと高く保ち、前線からプレス掛けて主導権を握っていった。

ズラタン選手からボールを奪った李忠成選手が、そのままドリブルで持ち上がって狙ったシュートが決まった。

更には、楔のパスを受けた興梠選手から武藤選手へと浦和らしい攻撃の形から武藤選手が決め、ラストゴールは武藤選手のシュートの零れ球を興梠選手が冷静にゴールへと流し込んだ。前線3選手が揃ってゴールを決めて、好調さをアピールしていた。

クールダウンして、それぞれが5分ほどの居残り練習を行っている中、堀コーチから「後、2分だぞ」と声が上がり、浦和は公式練習1時間の規約をフルに使い全ての練習を終えた。

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ペトロヴィッチ監督「攻撃的サッカーで勝利を追い求める」

公式記者会見で、ミシャ監督は「浦和レッズとFCソウルが対戦すれば拮抗した際どい試合になる。第1戦1-0で前半を勝利しただけだ」と厳しい表情を浮かべた。そして「明日、7人のDFがいて勝利出来るのであればそうするが、我々はそういうチームではない。常に攻撃的サッカーで得点をして勝利することを追い求めて、年々強くなってきた。未来を手にするために全力で闘う」と話した。

浦和は、ラウンド8に進むためにもアウェイゴールを決めて試合をさらに優位に展開して行きたいところだ。しっかりとアウェイの地でソウルに勝って、浦和に帰る!!

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