浦和フットボール通信

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【レディース試合レビュー】今日のポイント入念にFK練習をしたことが実り、貴重な同点弾を決めた筏井選手「決まって良かった」

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今日のポイント

試合開始5分で失点してしまい、今シーズンの浦和だったらメンタル的に崩れて立て直す力が無かった。しかし、今日のゲームは違っていた。

決勝ゴールを決めた加藤千佳選手は「今日は、楽しかった。距離感が良かったのが一番だった。全体的に距離感も良く、攻守の切り替えが良かった。リーグ戦に比べて勢いが出て来た」と手応えを感じていた。

吉田監督は「以前よりもボールも動き、サポートも早く連携が出来ていた。リーグ戦では、周りを見ていてサポートのポジショニングの修正が遅く悪循環だった。プレッシャーで身体が思うように動かず良いサポートが出来なかった。先週と今週は意図したゲームが出来た」と話した。

リーグ戦からカップ戦へと切り替わったことで、選手たちは見えないプレッシャーから解放されたのだ。だから良い距離感でファーストDF、セカンドDFと新潟にプレスを掛ける良い守備から、攻守の切り替えが早い展開で攻撃を仕掛けることが出来たのだ。

だが、チームを落ち着かせることが出来た一番の要因は、失点した4分後に同点に追いつくことが出来た筏井りさ選手に直接FKだ。

吉田監督は「セットプレーで1-1に出来たのは、大きかった。入らずにいたら、ズルズルと行ってしまったと思う」と険しい口調で話した。筏井選手は「移籍してきて、キッカーをやらせてもらっているので、決まって良かった。チャンスがあったら、いきたいと思っていた」と安堵の表情を浮かべていた。

試合前日練習では、CK、FKの練習を約30分もやっていたのだ。FKは、直接狙える位置から壁を作り様々な角度から練習していた。もちろん、右足のキッカーは筏井選手であった。新潟戦の勝利は、セットプレーの重要性を考慮した結果だと思う。たった1つの精度の高いセットプレーがチームに落ち着きをもたらし、勝利へと導いた。

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