浦和フットボール通信

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リオ五輪に向けて会見。興梠「チームのために全力で闘う」遠藤「メダル獲得の目標を達成したい」

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Report by 河合貴子

リオ五輪に向けて、遠藤航選手・興梠慎三選手が記者会見

不快指数が高い中アウェイの福岡で勝利を収め、2ndステージ白星スタートを切った。一夜明け全国的に猛暑日に見舞われた7月3日。都内ではリオデジャネイロオリンピックの結団式が行われ、さいたま市内では、リオデジャネイロオリンピック・サッカー日本代表メンバーに選出された遠藤航選手と興梠慎三選手の記者会見が行われた。

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遠藤選手も興梠選手も、少し緊張した表情を浮かべたスーツ姿で記者会見場に現れた。

興梠選手は「オーバーエイジという責任感と日本代表の誇りを持って、全力で闘う。誰でも行ける大会ではない。トップアスリートだ。まさか自分がオーバーエイジで選ばれるとは思っていなかった。不安もあるが嬉しい。日本のために全力で闘う。何処まで、自分のプレーが通用するか楽しみだ」と笑みを見せた。

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そして「自分の特徴である前で身体を張ったプレーをする。ただ、活躍しようとか思っていない。リオ世代は、後にA代表で活躍しないといけない。リオは通過点だし、その一人一人が100%の力を出せるようにサポートしていく。1試合で1点は目標だが、さっきも言ったが、自分が活躍しようと全く思っていない。とにかく、チームのために全力で闘う。守備にまわる場面も沢山出て来る。しっかり守ってチームに貢献出来ればよい」と年長者らしく、チームの黒子となってサポートしていく姿勢をみせた。

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遠藤選手は「メンバー発表され、いよいよ始まる。楽しみな気持ち。キャプテンとして、応援してくれるファン・サポーターの気持ちに応えられるようなプレーで、メダルという目標を達成したい」と意気込んだ。そして「リオデジャネイロオリンピックに出られる資格があると分かったとき、リオを経験したいと思ったし、チャンスがあると思った。U-23は、その先にロシアワールドカップがある。日本が強くなるために、A代表に絡んでいくことを示す大会だ。キャリアとしての通過点にしたい大会だ。ボランチで、センターバックの前で身体を張ったプレーをしたい。柔軟性と割り切りと監督(手倉森監督)も言っている。しっかり、判断してゲームコントロールしていきたい」と話した。

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さらに、興梠選手は「本戦になるとどのチームも強い。初戦のナイジェリア戦が大事だ!」と話し、遠藤選手も「初戦に勝つことが大事。ナイジェリアは身体能力が高いし、ボールも動かせる。初戦に勝てば、コロンビアとスエーデンと波に乗っていける。ナイジェリア戦に勝つことを考えている」興梠選手も遠藤選手も初戦となるナイジェリア戦の重要性を話した。

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そして、リオデジャネイロオリンピックでチームを離れることに関して、興梠選手は「オーバーエイジで自分のワガママでチームを離れる。離れる前の3試合で、ゴールと勝ち点9を獲らないといけない。リオに行く前に、コンディションも上げないといけないし、ゴールでチームに貢献したい」と勝利に導くゴールを決めてリオデジャネイロへと向かう。

左肘靱帯損傷して前節の福岡戦を回避していた遠藤選手は「怪我の状況もあるが、たぶん次の試合は大丈夫。3連勝して気持ち良くオリンピックに行く」と笑顔を見せた。

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遠藤選手と興梠選手は、リオデジャネイロオリンピックでそれぞれの役割を担い、しっかりとチームに貢献して勝利を目指す。しかし、その前に浦和の選手として柏・仙台・大宮戦で結果をだして、気持ち良く二人をブラジルへと送り出したいところだ。

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