浦和フットボール通信

MENU

【無料記事/選手ミニコラム】「なめんなよ!」高木俊幸選手

TAK_5181_R

ミニゲームで主導権を握ったビブなし組で、果敢にシュートを放っていたのは高木俊幸選手であった。ビブ組の守備面で1対1強さを見せ付ける那須大亮選手にボールを奪われるとすぐに奪い返しに行き、しつこいぐらいの粘り強さを見せていた。内側側副靱帯損傷して戦線離脱していた時に、かなり上半身を鍛えていた。

高木選手は「舐められない程度にね。多少って感じだが、まだまだです。もともと細い方だから、ゴリゴリごつくなったと言われるとやり甲斐がある」と照れ笑いした。「(競り合いの時)踏ん張るのは下の方だけど、上の力でも跳ね返せる。バルブアップ的にしようと思った。今まで当たりは避けていたが、それで自信が付く」と筋力増加を図っていた。

TAK_5190_R

昨シーズンのアウェイ鹿島戦では、6分に高木選手が先制点を叩きだしていた。だが高木選手は「得点を獲ったのは以外は、良かった部分はない。鹿島の勢いに潰されて前半で交代だっ」と悔しさを滲ませた。

そして「鹿島は、清水のときから一番点を獲っているチームだと言うと「数えられる程度だよ」と慎三君に笑われると思う。良い相手だと思う。特に鹿島は、攻撃力が高い。今シーズン、ホームの鹿島戦は外から見ていたが、勢いの差を感じた。質は自分たちの方が高いと思う」とクオリティーに自信を見せて、チームの勢いの問題を指摘した。

「メンバーが代わるとなると、モチベーションは高い。前線の選手は、ここで結果を出せればという気持ちをどこかで持っている。良い形で紅白戦出来たし、チームにとってはプラスだ。出る出ないを深く考え過ぎては駄目だ。良い準備していつチャンスが来ても良いように、良いパフォーマンスを意識していく」と話した。

筋力アップして当たり負けない身体を作ったことで、それが自信にも繋がり攻守に渡り強きのプレーに変わっていった。「なめられない程度」と高木選手本人は言っていたが、思わず映画『鬼龍院華子の生涯』の有名なワンシーン「なめたらいかんぜよ!」を思い出してしまった。

高木選手を「なめんなよ!」今、浦和で最も危険な男かも知れない。

ページ先頭へ