浦和フットボール通信

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【選手ミニコラム】ボーナス期間になるの嫌だ!~高木俊幸選手

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(Report by 河合貴子)

ポジション争いに鼻息を荒げる高木選手

リオデジャネイロオリンピックサッカー日本代表がグループ予選敗退した。敗退したことにより、招集されていた興梠慎三選手と遠藤航選手が間もなく帰国してくる。

遠藤選手のポジションを那須大亮選手がベテランらしくしっかりと埋めていた。興梠選手のポジションを李忠成選手が激しいポジション争いから勝ち取った。それに伴い、シャドーとワイドのポジション争いに火が点き、想像を絶するぐらい日々の練習からポジション争いは激化していったのだ。激化したポジション争いの中で、優位な状況を掴んだのは高木俊幸選手であった。

高木選手自身も興梠選手が不在中の鹿島、甲府、湘南とスターティングイレブンに名を連ね、試合を重ねるごとに手応えを感じて来た。

だからこそ、「ボーナス期間になるのは、嫌だ!」とはっきりと口調で思いを話した。

「それには、結果が必要だ。前線の3人で点を獲っていないのは、自分だけだ。慎三さんが帰って来たら・・・」危機感を持っていた。

「また、この時期が来たかぁ。そろそろ点を獲らないと弄られる。気持ち的に貪欲に魅せていく。ここで試合に出続けるために、結果が必要で、走ることは誰でもやっている。今、スタートラインに辿り着いた。もっと走ってゴール前に飛び込む。理想は、武藤君みたいな点だ。もっと走って、ポジションを脅かす。試合に出ている以上、パフォーマンスを維持する。ポジションを明け渡すことがないようにしっかりと結果に拘りたい」と話した。

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危機感から闘志を剥き出しにした高木選手は、この夏を乗り切る身体のケアを「寝ることですね。昼寝もする」と笑い「朝早いから早めに寝ないといけない。寝て、頭をスッキリさせれば怪我の予防にも繋がる。頭を働かせるには、寝ることが大事!」と快眠を推奨していた。

興梠選手の不在中に、高木選手は頭スッキリと快眠で激しいポジション争いを勝ち取った。せっかく掴んだボーナスチャンス!そう簡単には手放したくない。高木選手にとって、ボーナスチャンスの最後は、名古屋戦だ!自らの手で勝利へと導き、浦和の勝利と共にポジション争いの勝者の栄光を掴みたい。

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