（Report by 河合貴子）

武藤「次、魅せれば良いんだ！」

武藤雄樹選手は「連敗は避けないといけない。大事な試合に負けたが、シーズンが終わったわけではない。僕自身、チャンスを潰したから決めないと！」と心を奮い立たせていた。そして「カップ戦は代表選手もいなくなる。３連戦はチームの総合力だ。３連戦、かなり難しくなる。アウェイで２戦だ。自分でクジを引いたから（YBCルヴァンカップの対戦カード）結果を出さないといけない。川崎戦では、結果が出なくて本当に残念だった。プレー事態は、悪くなかった。一番、大事なところでミスをした。シュートミスを引きずってプレーが悪くなるのは良くない。次、魅せれば良いんだ！最後が一番重要だ。決めたら称賛されるし、決めなければ敗因になる。誰と組んでも良いプレーをしないといけないが、慎三さん（興梠選手）と李さんと組めばお互いに良い部分が出し合える。神戸のDFはくっついて来るイメージがある。食いつきを利用して剥がせば良いし、裏を取れるイメージだ」と決定的なチャンスを生かしてゴールを決めることを誓った。

宇賀神「森脇の良さを発揮出来るようにしたい」

残暑厳しい中、最後まで念入りに居残り練習に汗をかいていたのは宇賀神友弥選手であった。神戸との３連戦について宇賀神選手は「同じ相手はやりづらい。この短い期間で３試合、相手も嫌だと思っている。気温もあるし、攻め急ぐのではなく、焦れずにチャンスを伺い早いパス回しが重要だ。パス回しが早く出来れば、相手は疲労が溜まる。出し入れしながら、チャンスがあったら行く姿勢を見せる」とじっくりとチャンスを伺いながら攻める姿勢を見せた。そして、森脇選手と左サイドで縦関係になることについて「今シーズン、何回か森脇君が左に入った試合があった。槙野君の穴を埋めると言うよりも、森脇君の良さを発揮出来るようにしたいし、槙野君よりも森脇君の方が気が利くから、僕も存分に生かしてもらう」と話し「槙野君は、クロスや空中戦の良さがある。森脇君は、右も左も精度の高い攻撃のスイッチを入れる楔になるパスが出せる。あのポジションから決定的なパスが出せる。身体能力は高くないが、対人の強さもある」と話した。