浦和フットボール通信

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【選手ミニコラム】西川不在も結果を出すのみ!大谷「川崎戦で、良い結果を出すだけ」

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(Report by 河合貴子)

代表で抜けた西川の穴を大谷が埋める

浦和の絶対的守護神は、西川周作選手である。西川選手は、浦和の守護神でもあるが日本の守護神でもある。その西川選手が、ロシアに向けたワールドカップアジア最終予選サウジアラビア戦のために、天皇杯初戦を欠場する。

天皇杯初戦の相手は、リーグ戦の勝ち点72ポイントで年間2位となった強敵川崎である。川崎は、リーグ屈指の攻撃力を誇り、68ゴールも今シーズン決めている実績がある。正直、西川選手の不在は痛い。

だが浦和には、西川選手の不在中でルヴァンカップを勝ち進み、自信をつけた大谷幸輝選手がいる。大谷選手は、日頃から西川選手と練習を積み重ねて来て、常に良い準備をしてきた。

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天皇杯の川崎戦を前に、土田尚史GKコーチの下でミドルシュート、角度の無いところからのシュート、クロスのキャッチング、後ろからパスを繋いでロングフィードなどしっかりとしたトレーニングを熟した。ミニゲームでは失点はしたが、それが良い教訓にもなったはずだ。天皇杯の川崎戦に向けて、本当に良い準備が出来た。

大谷選手は「川崎戦で、良い結果を出すだけだ」と話し「遠くからでもシュートを狙ってくる選手が多い。撃たれても良い準備をする。あと、DFの裏へのボールを狙わないといけない」とシュートストップと守備範囲を広く飛び出す意識を高めていた。

そして、ルヴァン決勝までの試合を振り返りながら「試合を重ねていく中で、良くなっていった感じはある。でも、ミスもあった。そのミスが、自分の課題だ。本当にイージーなミスだった」と失敗から学んだことを自分の課題として話した。

そして「大久保さんは、シュートコースが空いたらフリーでどんどん撃って来る。天皇杯で使うボールは昨年と同じで、リーグ戦で使うボールよりもブレやすい。ブレるし、滑りやすい難しい。だから、しっかりと弾く!取れなかったときに、どこに弾くか、しっかりと弾く!」と気合いを入れた。

リーグ戦と同様に、浦和が主導権を握ることは予想出来る。問題は、川崎が攻めに出た時である。攻撃力のある川崎は、大久保嘉人選手だけではない。守備から攻撃に川崎が転じたときは、勢いを持って前へと湧き出てくる。シュートストップのこぼれ球も狙い、セカンドボールも拾って厚みのある攻撃を仕掛けてくる。シュートを撃たれてしまった時に「どこに弾くか」大谷選手は危機察知したイメージをしっかりと持っていた。

浦和の攻撃力は川崎の攻撃力に絶対に負けない。あとは、大谷選手がしっかりとゴールを守る。そして、無失点という結果を出すだけだ!

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