浦和フットボール通信

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悲しい夜【河合貴子のレッズ魂ここにあり!】

J開幕から浦和レッズを追いかけている”タカねえ”こと河合貴子さんによる浦和レッズコラム。毎週、タカねえの独自視点の浦和レッズを語ります。

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良い時も、悪い時も、共に闘ってきた仲間だから

本当に悲しい夜だった。

川崎に勝利していれば、互角に闘うことができていれば、こんな思いをしないで済んだはずだ。起死回生を狙いシステム変更までして挑んだ川崎戦だったが、それが裏目にでて前半に2失点。後半は、もとのシステムに戻しCKから槙野智章選手のヘディングで1点を返すも、攻守が噛み合わさない浦和にとって遠藤航選手の退場と共に痛い3失点目を献上し、さらにその2分後には長谷川竜也選手のダメ押しのゴールを決められ1-4と惨めに完敗した。

もはやここまでチームが崩壊すると、システムの問題ではなくなる。

崖っぷちに追い込まれた状況で迎えたACL・ラウンド16ホームでの済州戦や広島戦で魅せて関根貴大選手の渾身のスーパーゴールは、いったい何だったのか・・・。

昨シーズンの年間1位を獲得した23勝5分け6敗、勝ち点74ポイント、得点61ゴール、失点28ゴールの安定した守備と攻撃力は、どこにいってしまったのか・・・。

今シーズン前半の17試合を終えて、8勝2分け7敗、勝ち点26ポイントで8位。大量得点で勝利を収めた仙台や新潟戦があったため、得点は41ゴールである。しかし、昨シーズンの敗戦数も失点数も既に上回ってしまった。

川崎戦後、選手たちに向けられた悲しい言葉の数々は、発した方もそれを受け止めた選手の方も心がどんなに傷つき痛かったことか。浦和を愛するが故の心の叫びであった。2度に渡りペトロビッチ監督を呼び止めて約1時間の話し合いが、浦和を愛する人々の有志と行われた。

バスの中で、その様子を見ていたラファエル・シルバ選手は「僕らが結果をだしていないから、彼らが主張する権利はあると思う。チームを愛する者にとって、非常に痛い、重みのある気持ちだ。彼らの気持ちに、一日も早く応えるために自分の責任として勝利だ。チームのために貢献して、彼らをハッピーにしてあげたい」と話した。

「ブラジルでは、それが普通だ。みんなチームを愛し、怒りや愛情とかサッカーの世界の普通のことだ。勝てていないのは事実だ。最初のころに勝てていた時と、雰囲気の違いは出る。同じチームであり、同じクオリティーを持っている選手たちであり、僕らであり続ける限り、諦めることは一番ダメなことだ。前半戦、自分たちができていたことをチームとして取り戻すことが重要だ。そのために僕は、最後まで闘う。僕らが好きなのは、彼らから要求されるのではなく、ピッチの中から喜んでいる姿を見るのが一番楽しみであり、大好きだ。彼らの本来のあるべき姿に戻してあげたい」。

駒井善成選手は「勝てなければ、チームを取り巻く雰囲気も悪い方にいってしまう。それが、浦和だからだ。それをどれだけ受け止めて前に進めるかだ。ここでプレーすると言うことは、勝てない時期が続けばこういうことが起きる。それを、跳ね返す強い気持ちをもっていきたい。試合のこともプレーのことも考えていた。サポーターの気持ちは、凄くわかる。1つ、1つを整理していた。この5試合の成績を見たら、そうされてもおかしくない。不甲斐ない成績を残してしまった。自分たちのサポーターが、自分たちの気持ちをミシャ含めてぶつけたと思う。僕たちも、ここでやらないとダメだ。新潟戦から後半戦が始まる。まずは、勝ち点3を獲ることだけ集中して、最後にサポーターと喜びたい」。

西川周作選手は「ゴールを守らないといけない責任がある」と話し「ピッチでやっているのは自分たちだ。自分たちに責任が強くある。選手は、みんな感じている。ピッチに上で恩返しをしていかないといけない。新潟戦に勝って、サポーターと喜びを分かち合いたい。自分たちで雰囲気を変えていく。失点を繰り返していることは、前線から後ろの選手までみんなが感じている。

僕自身、(バスが)止められたのは、初めてだった。サポーターの気持ちは痛いほど分かる。ホーム、アウェイ関係なく、全力で後押ししてくれている。止められてもしょうがない。そう言う思いをさせてしまったのは自分たちだし、責任もって笑顔に変えたい」。

選手たちは、浦和を愛する人々の思いを真摯に受けとめていた。だが、連戦の中でバスを約1時間も足止めするのは、如何なものか?誰も負けようと思って闘っていたわけではない。勝ちたい気持ちはあった。でも、気持ちと結果が伴わない。ピッチで起きた不甲斐ないプレーは、起こした本人が一番感じているはずだ。

敗戦すれば、現場で指揮する監督に責任があるのは当然のことだ。その監督と話し合うのであれば、次の試合のコンディションを考慮して選手たちだけでも浦和に帰して欲しいと思った。また、等々力は浦和を愛する人々のホームではない。よそ様の玄関先で話し合いをしているようなものだ。川崎側にご迷惑をかけ、本当に申し訳ない気持ちになった。

浦和を愛する者の1人として、監督を呼び止めて話し合いたい気持ちは痛いほど分かる。2度に渡り、話し合う意味があったのだろうか疑問が残る。言いたいことが、みんなあるはずだ。それを同じように1人、1人と対応していたらそれこそ収拾がつかないことにことになる。形式的な「TALK ON TOGETHER」ではなく、浦和を愛する人々がしっかりと意見が言えて、建設的な話し合いができる機会を設けて欲しいと思う。

また、試合後にバスを足止めするやり方は、如何に浦和を愛していても違うと思う。ファン・サポーターが自分たちの意思表示ができる場所は、スタジアムの中だ。以前も似たようなことが起きた時に、何度も浦和を愛する人々に呼びかけてきたことだ。あくまでも、意思表示は観客席でなければならない。クラブやチームに不満があるのならば「チケットは完売しているが浦和のゴール裏に浦和を愛する人々が誰もいない」抗議をしたって良いだろう。これほど強烈で、クラブやチームに対して屈辱的な抗議はないはずだ。

過去に、不甲斐ない成績で「選手たちからやる気や闘う気持ちが感じられない。気持ちが伝わってくるまでコールはしない」と浦和のゴール裏が、一切のコールをしなかったことがあった。

無観客試合のあとに、原口元気選手が言った言葉を思い出した。「サポーターの力によって動かされている部分は、非常に大きいと感じた。やっぱり・・・大切な仲間だなと、サポーターは思う。深く感じた。また、一緒に闘って行きたいと思った」と共に闘う仲間の大切さを話していたのだ。

浦和がこのような状況になってしまったのは、クラブも監督も選手たちも責任の重みを感じている。共に闘う仲間であれば、その責任の一端は浦和を愛する人々にもある。もちろん、私にも責任はある。浦和が、栄光を手にするためには何をするべきなのか・・・。それぞれの立場でやるべきことがあるはずだ。

川崎戦後、重い足取りで帰路に着いた。どんなに非常ベルが鳴っていても、愛する浦和から逃げ出すことはできない。ならば、非常ベルを止める手段を浦和を愛する人々が、それぞれの立場で考えて実行するのみである。良い時も、悪い時も共に闘ってきた大切な仲間なのだ。

Q. 腸腰筋や恥骨筋とは、どのような筋肉なのですか?

A. 腸腰筋は、骨盤から股関節の内側の筋肉です。股関節を曲げたり伸ばしたりする筋肉です。分かりやすく言えば、階段の上り下りや足を前に運ぶときに使う筋肉です。恥骨筋は、一番根元にある筋肉です。恥骨筋は、足を内側に捻る動作や股関節の屈曲動作で使う筋肉です。サッカーではインサイドキックでも使います。

川久保誠 profile
1981年慶應義塾大学医学部整形外科教室入局。93年医学博士。94年英国リーズ大学医学部大学院へ留学、修士課程修了。96年より慶應義塾大学病院膝関節・スポーツ外来担当。東京歯科大学市川病院整形外科講師を経て2004年4月より川久保整形外科クリニック院長となる。浦和レッズレディースのチームドクターも務めた。

川久保整形外科がリニューアル開院しました。平成28年5月6日(金)より新クリニックにて診療を開始しています。MRIなど最新施設を備えて、より良い環境の下での医療とサービスをご提供していきます。http://www.kawakubo-clinic.jp/

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