浦和フットボール通信

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河合貴子のレッズ魂ここにあり!「心と体を強く!勝利を勝ち取れ!」(6/10)

J開幕から浦和レッズを追いかけ、ケーブルテレビのパーソナティなどで活躍をしている”タカねえ”こと河合貴子さんによる浦和レッズコラム。毎週、タカねえの独自視点の浦和レッズを語ります。

心と体を強く!!勝利を勝ち取れ

スポーツの世界では「心・技・体」が大切だとよく耳にする。レッズの選手達は、やはりプロフットボーラーだけあって「技」は優れている。プロ選手で一番難しいのはメンタル面と身体である。どんなに「負けない、諦めない、強い心」を持っていても、相手に当たり負けない、バランスを崩さない強い体が無いとお話にならない。また、逆もしかりである。心と体が強く無ければ勝利を手にするのは難しい。

ペトロビッチ監督は「体幹を強くする事によりパスの質があがり、力強さがあがる。体幹は重要」と話しトレーニングでも重きをおいている。体幹とは、あらゆる動作の土台となる大切な体作りである。

宇賀神友弥選手は、高校時代に体幹トレーニングに出会い、大学時代からずっとやって来たそうだが「プロの強さに対応するには必要だ」と感じて、今年から本格的にやりだした。体幹を鍛えた事により「体がブレ無くなり、球際が強くなった事を急激に感じている」と手応えを話してくれた。高橋峻希選手と山田直輝選手はレッズのJrユース時代から体幹トレーニングを始め、足腰が強くなって成長して来たそうだ。高橋峻希選手は「長友さんが見本です。あんなに小さいのに、ブレ無いし、動じない強さがある。絶対に体幹は必要。鍛えれば鍛えるほど芯が強くなり、体のバランスが良くなる。今は腹筋に力を入れています」。山田直輝選手は「体幹がなかったら、僕はプロ選手になれなかったと思う。背が低い選手は体幹が出来ないと駄目!体幹がしっかりしていないとプロでは通用しない。相当!重要です!!」と二人して体幹の重要性を話してくれた。山田直輝選手は、毎朝、エアロバイク10分、5分間軽く体を軽く動かし、体幹を30分こなしているそうだ。そしてチームメイトから体幹の先生と言われる程の山田直輝選手は「昨シーズン怪我でリハビリをやり過ぎて体幹を極めました」と笑った。うつ伏せで5キロのボールを持って上に持ち上げ背筋を鍛える直輝スペシャルメニューなる物を開発した。良いと思った物は何でも取り込む山田直輝選手は、腹筋系はこなしたが、腕立て系が苦手なそうだ。

体幹トレーニングを見ていると、バランスの良い選手と悪い選手が居るのが判る。鈴木啓太選手は見事なバランスで体幹トレーニングをこなしていた。宇賀神友弥選手は「啓太さん。マジやばいですよ。体を見た事ありますか?物凄い腹筋で、ボディービルダーみたいですよ。元気と秀仁に声かけて3人で毎日やってますよ」と教えてくれた。野崎トレーナーは体幹トレーニングをこなす選手達を見ながら「やって来てないから、今は出来ない状態だけど、少しずつ出来て来ているから伸び代がある」と優しく声をかけていた。体幹は直ぐに効果が出る物では無い、やり続けないといけない。少しずつであるが、レッズの選手達の体が球際で競り負けない、軸がブレ無い力強いパスに変わって行く。

そして、ペトロビッチ監督は「ゴールを決めたら笑え!勝ったら笑え!ごめんなさいはノーだ」と練習中から選手達に檄を飛ばす。「インザギだって、ロナウドだって練習中から物凄い確率でシュートを決めている。メッシだって練習からシュートを外したら、自分に対して怒る。練習中に決まらないものは、試合では決める事は出来ない。6本ミスをしても、次は3本、その次は・・・と思わないと上には上がれない。パスもシュートも全てそうだ。ゴールへの執着、アシストへの執着を持たないと駄目だ!」とペトロビッチ監督は選手のメンタル面を口にした。

選手の心と体に少しずつであるが、変化が起きて来た。今週末はさいたまダービーの大宮戦である。浦和の誇りを胸に、強いメンタリティーと、力強い体で勝利を掴んで欲しい。

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