浦和フットボール通信

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相良純真さん、URAWA POINT10周年特別インタビュー

URAWA BOYSの創設メンバーの相良純真さんが2002年にULTRA SHOPとして浦和にオープンした「URAWA POINT」が、今年で10年目を迎える。浦和にオープンして10年で感じたこと、さらなる展開について訊いた。(浦和フットボール通信編集部)

2009年特集号取材の際、旧店舗にて。

■3日分の樽を1時間で飲み干したイングランドサポーター

UF:Urawa Pointがオープン10周年を迎えたということで、おめでとうございます。

相良:ありがとうございます。

UF:オープンは、2002年ということで日韓ワールドカップが開催され、我らがホームスタジアム、埼玉スタジアムでもワールドカップの試合が行われた年でもありました。

相良:ワールドカップに向けてオープンを急いだ形でした。

UF:あの時は、イングランドのサポーターが大挙、浦和にも押しかけてきて、お店が大変になったという記憶があります。

相良:そうだね(笑)昼間から飲む文化は日本人にはないのだけど、僕らの理想はいっぱい引っ掛けてからスタジアムに行くというスタイル。イングランドのサポーターが、本当にビールを引っ掛けてからスタジアムに向かっていくのを目の当たりにしたのが、あの時だね(笑)。オープンさせるために準備で、お店に行ったら、既に100人くらいのイギリス人がお店の前にいて、試合を見せろと言っていたのには驚いたね。値段が高いだの、泡が多いだのブツブツ言いながらも、彼らは試合を見ながら飲んでいた(笑)。試合開始の30分くらい前まで飲んでいて、スタジアムに向かっていった。フットボールの試合をちゃんと見ているのか分からない部分もあるのだけど、彼らはすごく楽しんでいて、これがフットボールなんだなと実感できた。あの経験ができて、ワールドカップに間に合わせてオープンできて良かったと思った。日本においてスポーツバーという文化が、10年経った今でも染み付かないけれども、浦和のスポーツバーとして先駆けとして出来たのは良かったと思います。

UF:その時の逸話では、樽が1時間でなくなったという話がありますね。

相良:1時間で3日分の樽がなくなったんだよね(笑)。それで、イングランド戦までに、急いで探しに行った記憶があります。3日分は、19リットルの樽が6本と10リットルの樽が5本くらい……それが1時間だからね(笑)。彼らはビールを2コ頼んで、1杯目がなくなると、もう1杯を買いに来る。だから常に両手に持って試合を見ていたね。切らしてはいけないんだろうね(笑)

■憧れていたヨーロッパの光景を浦和の街で再現できた。

UF:浦和レッズも同じくして2002年以降強くなった時代だったと思います。浦和レッズにまつわる思い出も数々あると思います。

相良:うちがオープンしてからは浦和レッズが順調な5年間でしたね。初めてナビスコ決勝に行った時に、試合の晩に、チキ(ベギリスタイン)、ギド(ブッフバルト)、ウーべ(バイン)、ゼリコ(ペトロヴィッチ)が来てくれたということが、すごく思い出に残っているし、福さん(福田正博)に引退試合の夜にも出場した選手がほとんど来てくれて盛り上がったのも印象的だった。リーグ初優勝した時に、外で大騒ぎしたのも、いつかこうしたいねという思いが実現できた時だったから、一番良い思い出だね。

UF:優勝した夜の浦和はすごい光景でした。

相良:僕らが憧れていたヨーロッパの光景が出来たよね。ナビスコ優勝が決まってから、優勝セレモニーを見て帰ってきたんだけど、その後、駒場で報告会があったので、まだ時間があるだろうと思って店に帰ってきた時の静けさが気持ち悪かった。あれが嵐の前の静けさってやつだね。みんな帰ってくるのかな?という感じだったのだけど、急にドーっと人が湧いてきて、一気にパニックになった(笑)。文教都市浦和とは思えない光景だったのかもしれない(笑)。それでも浦和はサッカーに関しては寛大だと思う。お祭りは好きだし、盛り上がれるものとして理解をされていたと思う。そんなこともあって良い時期にオープンできたと思う。この10年が濃密だったね。10年周期でサッカーにバブルが来ている思っていて、92年にJリーグが開幕してJリーグバブルだと言われて、少し落ち込みかけた所でワールドカップが来て、レッズも99年に落ちて、2000年にJ1にあがってからの10年もすごい上昇曲線を描いた。また10年を節目で良い兆しが見えているからね。

UF:浦和レッズも今年が20周年です。

相良:浦和レッズは10周年はなんでやってないのかなと思ったら、あの時はワールドカップが開催されていたからなんだね。世の中、それどこではなかったんだなと(笑)。うちは10周年が出来たことに、一つの節目で考えていたので良かった。

■フットボール文化を定着させる10年に

UF:これから、どんな展開を考えていますか。

相良:フットボールファンは、何かに飛びつくという所は過ぎたと思う。ひとつの安定期に入った。これからは文化として定着させるための10年になるのかな。今までは知ってもらおうという10年だったと思う。Jリーグが出来て10年経って、うちのような店が出来てきて、各地のスポーツバーなどが出来てきて、その中で浦和としては、安定期に入ると思う。うちとしては、あっても別に邪魔じゃないけれども、ないと困るというお店作りを目指していきたい。自分が何かものづくりをしたいと行った時に、自分でお店を構えるのは不安だと思うので、最初のスタートで、うちが使えれば良いかなという思いもあります。他所でもフットボールアパレルのセレクトショップはどの地域にあるわけでもないので、浦和が一番元気じゃないと他にも波及して行かないので、オフィシャルがあって、アンオフィシャルがあって、それがうまく生活の一部に組み込まれれば良いと思う。これからは安定の10年を求めようかなと思います。

■URAWA POINT 10th Anniversary GOODS(相良さん解説付き)

ragassa
CROSS Tシャツ


 

これは、僕のプロデュースブランドです。10年の「10」ということと、僕がインドランド好きなので、クロスという意味と、これを十字と考えてもいいし、漢数字の十と考えてもらっても良いと思います。自分のブランドなので、自分が着たいものと思って、派手ではないけれども何かアピール出来るイメージが良いと思って、このデザインになりました。

ragassa スウェットトラックジャケット

これも好きなものを散りばめた所があって、ユニオンジャックにライオンが入ったワッペンがついて、10がフロッキープリントでさり気なく入っている。Tシャツの上に、これを上に着るように、Tシャツには真ん中にクロスを入れたデザインにしました。フットボールを感じながら、さりげなくおしゃれに、普段着使いにしてもらいたいというのが、ragassaのコンセプトです。

GRANDE
PROTO TYPE Tシャツ
PROTO TYPE パーカー

GRANDEは待望の10番。立ち上がりからずっとコラボをやってきて、3周年、5周年、8周年、9周年と来て、ようやく10周年です。

Gravitation
REDDIGNITY Tシャツ&スウェット


gravitationさんのイメージするUrawa Pointというデザインコンセプトです。去年から練って話をして制作をしてもらいました。お客さんでもgravitationが好きな人が多くて、シンプルで、アパレル寄りなブランドです。

URAWA POINT
Tシャツ
マグカップ

 

これは、思いっきりパロディTシャツで、正直そんなにウケないかなと思ったんですけど、意外とウケて、これも受け入れてもらえるんだという面白い反応が出ています。マグカップも好評ですよ。

今回は4ブランドで10周年のグッズを展開したんですが、全部テイストが違うので、面白いかなと思います。

UP FOR GRABS
http://uf-grabs.shop-pro.jp/ 

URAWA POINT
http://fhp.jp/urawa-point/ 

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