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【7/1 練習レポート】明日の福岡戦は遠藤、駒井、ズラタンが戦線離脱か?

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Report by 河合貴子

2ndステージ開幕、アウェイ福岡戦に向けて

立っているだけでも汗が滴り落ち、湿った空気が肌に纏わり付き気温が30℃を越えた7月2日、2ndステージ開幕となるアウェイ福岡戦に向けての試合前日練習が始まった。

1stステージ最終戦で左肘靱帯損傷した遠藤航選手、左足首を捻挫した駒井善成選手、昨日の練習で右足首捻挫したズラタン選手が室内でのリハビリとなり戦線離脱となった。更に、アップ後には興梠慎三選手が外れ、軽めのステップワークのみとなった。そして、興梠選手は、少し寂しそうな表情を浮かべながらピッチに座り込んでハーフコートのミニゲームを見つめていた。

こまめに水分補強をしながら行われたアップ後、恒例のハーフコートのミニゲームが始まった。

離脱した遠藤選手のポジションを那須大亮選手が務め、別メニューの興梠選手に代わり李忠成選手がワントップとなり、関根貴大選手がシャドーの一角を任された。

ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、柏木、梅崎、関根、武藤、FW李。福岡を意識して4-4-2の布陣となったビブなし組は、GK大谷・岩舘、DF天野コーチ、永田、イリッチ、加賀、MF橋本、伊藤、青木、平川、FW高木、石原。

1本目、立ち上がり主導権を握ったビブ組が、いきなり宇賀神友弥選手のクロスから李選手がヘディングシュートを決めた。ビブ組は、大きなサイドチェンジや縦パスの楔などで多彩な攻撃を組み立てていった。しかし、前線からプレスを掛けていた石原直輝選手が、阿部勇樹選手のバックパスをインターセプトしてゴールを決めた。両チーム共に、攻守の切り替えが早い展開を見せていく中、縦に急ぎ過ぎるオープンなゲームになってしまった。

2本目が始まる前に、ミシャ監督はサイドからの仕掛けを修正した。森脇良太選手からワイドの梅崎司選手へと展開すると。梅崎選手が下りてきたシャドーの武藤雄樹選手に預けて、ワンツーで縦に抜けたり、梅崎選手が中に入り武藤選手の落としのパスを逆サイドへ展開する動きの確認を行った。

そして、2本目が始まるとお互い攻守の切り替えが早く一進一退の攻防となった。縦に早い展開から武藤選手の豪快なシュートが決まった。しかし、落ち着きの無いオープンゲームに「タイミングが早いぞ!!」とミシャ監督から檄が飛んだ。しっかりとした攻撃の組み立てを見せたのは、ビブなし組であった。左サイドバックに天野コーチのアーリークロスを石原選手がダイレクトで落としに高木俊幸選手シュート!だが、西川周作選手の好セーブに阻まれた。

ラストゴールは、楔のパスを受けた柏木陽介選手が粘り李選手へと横パスを出すと、李選手の技ありのビューティフルミドルシュートが決まった。

練習は1時間ほどであったが、蒸し暑さのために汗だくとなった選手のユニホームは、ビショビショに濡れていた。また、それぞれの選手が課題を持って居残り練習に取り組んでいた。

一番目についたのは、サイドからのクロスの合わせるシュート練習であった。右サイドのクロスを上げていたのは、那須選手、加賀健一選手、李選手であった。また、那須選手は左からのクロスも上げていた。李選手のクロスに対して上手く興梠選手が飛び込むシーンも見られ、明日の福岡戦のゴールに期待が掛かる。

1stステージ3位の浦和は、最下位となった福岡へ乗り込んで、2ndステージ開幕を迎える。ミシャ監督は「2ndステージ優勝と年間1位が獲れれば良いが、最終的に勝ちたいのは、チャンピオンシップだ。チャンピオンシップの出場権を得ることだ。勝ち点を積み上げていくしかない。先ずは、福岡戦だ」と力強く話した。

2ndステージ優勝、年間首位の座を目指し新たな闘いが始まった。アウェイ福岡にしっかりと勝利を収め、勝ち点を積み重ねていきたいところだ。2ndステージ開幕ダッシュに向けて福岡戦の勝利を誓い、チームは福岡へと旅立った。

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