浦和フットボール通信

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河合貴子のレッズ魂ここにあり!「リーグ戦後半に向けて、熱く燃えろ!~レッズレディース」

J開幕から浦和レッズを追いかけ、ケーブルテレビのパーソナティなどで活躍をしている”タカねえ”こと河合貴子さんによる浦和レッズコラム。毎週、タカねえの独自視点の浦和レッズを語ります。

悔しい思いを胸に、熱く燃えろ!浦和の女達!!

8月4日に行われたプレナスなでしこリーグカップ、グループリーグ突破を図り決勝トーナメントに駒を進めるためには、絶対に負けられないジェフレディース戦であった。試合後、本当に久しぶりに怒りに震えている自分がいた。選手達は、個々で頑張っているのは認める。必死にやっているのも理解出来る。だが、チームとして走れない、球際を闘えない姿がピッチにあった。

前半32分にFW後藤三知選手が、ペナルティーエリア内で倒され、ジェフレディースの選手は決定的得点阻止で一発退場となり、PKを冷静に決めて先制するも、ジェフレディースの統率が取れた固い守備に苦戦を強いられ、数的優位の状況をいかせない。レッズレディースがボールを保持すると、ジェフレディースは囲んでボールを奪いに来た。どちらが数的優位なのか・・・。追加点が奪えないまま、試合終了間際に失点し、1-1の引き分けとなったのだ。

引き分けたことに怒りが湧き起こったのではなく、チームとして闘えていない状況に、試合後「もう少し、みんなでコミュニケーションをしっかりとって話し合った方が良い。何で、サポートする動きやスペース作る動きが無いの?!チームとして闘えていない。数的優位を生かせない。この引き分けは、負けと同じだ」とつい選手達の顔を見るなり怒りにまかせて言ってしまった。どんなに心が痛かったことか・・・。

そして迎えた8月18日の日テレベレーザ戦。試合前に、カップ戦敗退は決まっていた。神戸慎太郎監督代行は、結果は知っていたが、敢えて選手達には伝えずに「どんな結果であれ、今日のベレーザ戦は勝ちに行く。リーグ後半に繋がる大事な試合になる」と選手達をピッチに送り込んだ。選手達は、その言葉に応えジェフレディース戦とは別人のように、チーム全体で早いプレスをかけて、確りとした守備力と豊富な運動量を見せた。その甲斐あって前半30分、和田奈央子選手の右CKは、カツンと高い音を響かせて左ポストに当りゴールに吸い込まれて行った。偶然の先制点だったかも知れないが、チームみんなの気持ちの籠った先制点であった。後半12分、日テレベレーザにCKのこぼれ球を混戦の中、押し込まれ同点に追い付かれたが、大滝麻末選手を入れて2トップにシステム変更をし、勝ちに行く姿勢を見せた。試合は引き分けの結果であったが、最後まで闘う姿勢を見せた選手達の顔は、少し自信を取り戻したように思えた。カップ戦敗退はしたが、このカップ戦8試合でリーグ後半に繋がる物を紆余曲折しながらも、確実に手にすることが出来たのだ。チームはゆっくりであるが、成長を遂げた。

リーグ後半戦の初戦である9月8日ジェフレディース戦は、浦和駒場スタジアムで開催される。神戸監督代行は「1-0で負けている状態で、退場者が出て、10人で闘わないといけない。ジェフの気持ちが盛り上がる条件が、揃った。粘り強さと走力がでた。そこで、一つのミスが失点に繋がった。逆に良い教訓になった。次は、ジェフに対してあんなゲームはしない」とカップ戦で引き分けたジェフレディースとの試合を振り返り話した。そして、後半戦に向けて「確実に勝ち点を獲りに行かなくてはならない。ゲームの終盤に失点が多い。最後まで走り切り、集中を切らさないことを普段のトレーニングからしていく。後半戦はスタートダッシュして、最後はリラックスして自分達らしいサッカーをして、来年に繋げたい。『勝てなくて悔しい』と選手達から感じた。小さく灯ったこの炎を、リーグが終わるまでに小さくしないようにしたい」と抱負を語った。

リーグ戦、1勝2分け6敗とレッズレディース史上最悪の状況に陥っているが、レッズレディースには、もともとポテンシャルが高い選手達が揃って居る。神戸監督代行が選手達から感じた『勝てなくて悔しい』と言う小さく灯った炎は、確実に燃えている。この状況を打破する力があることは、カップ戦の日テレベレーザで見せてくれた。小さい炎が一つになれば、大きな炎となって力強く燃えあがる筈である。

悔しい思いを胸に、熱く燃えろ!浦和の女達!!もうすぐ、リーグ後半戦が始まる。

Q.骨を強くするにはどうすれば良いでしょうか?

A.骨粗鬆症の場合は、畳の上や布団の上で転んでしまっても大腿骨を骨折してしまったりと、骨が簡単に折れやすくなります。骨を強くするには、カルシウムを取って適度な運動をして、日に当ることです。運動をしないと、カルシウムが骨に運んで貰えないので、1日30分ほど歩いたりします。また、1日15分ほど日に当たることで、カルシウムが吸収されます。顔が日に当るのが嫌な方は、手のひらでも良いです。ただ、若い時にどれだけ骨を蓄えることが出来るかが大切です。以前は、20歳ぐらいが骨の量のピークと言われていましたが、最近は12歳~13歳がピークと言われています。いかに、若い時の運動習慣やカルシュウムの摂取をして骨の量を蓄えることです。骨はピークを過ぎると減ってしまいます。大切なのは、極端なダイエットをしないで、中学から高校生ぐらいまでに骨を蓄えることです。

川久保誠 profile
1981年慶應義塾大学医学部整形外科教室入局。93年医学博士。94年英国リーズ大学医学部大学院へ留学、修士課程修了。96年より慶應義塾大学病院膝関節・スポーツ外来担当。東京歯科大学市川病院整形外科講師を経て2004年4月より川久保整形外科クリニック院長となる。浦和レッズレディースのチームドクターも務めた。

川久保整形外科クリニック
整形外科・スポーツ整形・リュウマチ科・リハビリテーション
http://www.kawakubo-clinic.jp/

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