浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】青木、古巣・大宮を相手に初のベンチ入りへ<永田、柏木、原口コメントあり>

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ダービーに勝利して、ナビスコカップ予選突破の足掛かりに

満開の桜が咲き誇る大原練習場で、ナビスコカップB組予選の大宮戦に向けて4月1日練習が行なわれた。3月29日のリーグ神戸戦後、那須大亮選手が体調不良で戦線離脱。槙野智章選手はナビスコカップの柏戦で退場処分となり出場停止となるため、大幅なDFライン変更となった。

ビブ組はGK西川、DF濱田、永田、森脇、MF梅崎、阿部、柏木、関根、原口、興梠FW李。ビブなしはGK加藤、山岸、DF宇賀神、槙野、坪井、平川、MF鈴木、青木、関口、矢島、山田、FW阪野で紅白戦が行なわれた。ビブ組は、攻撃に移った時のサポートの意識が高かかった。守備はハイボールに対する意識を持っていたが、クリアーボールを攻撃に上手く繋げず、セカンドボールをビブなしチームが積極的に拾ってゴールを狙うシーンが多く見られた。

永田「良い守備から良い攻撃へ」

永田充選手は「セットプレーとかターゲットになる選手が大宮にはいるので、放り込んで来るが、落ち着いてやりたい。中盤でチョ・ヨンチョルや家長が起点になる。そこで自由にパスを出させないようにしたい。この前(リーグ神戸戦)、後半に崩れた。ラインが下がり出すと神戸戦の二の舞になる。1点を獲った後に守るのでは無く、次の点をとる意識で行きたい。大宮が3DFか4DFか、分からないが、持ち運んでビルドアップしていきたい。ミラーゲームになったら、リベロの両脇に放り込むのも手だ」と良い守備から、良い攻撃に移るイメージを膨らませた。

神戸戦を腰痛のために欠場した柏木陽介選手は、ボランチの位置でプレーし攻撃の起点となっていた。柏木選手は「神戸戦、休んだから大丈夫!」と笑みが零れ、「(無観客試合後)ダービーで一つになるチャンス。自分達が、やるべきことをやって、決めるところは、決める」と力強く話し、ゴールに繋がるプレーに期待が掛かる。

青木「5分でも良いからピッチに立ちたい」

ビブなしチームでプレーしていた青木拓矢選手は、練習後にミシャ監督に呼ばれて個別ミーティングを行なった。青木選手は「コンディションがどれくらい上がっているか?と聞かれました」と思わず嬉しそうに笑い「日々、良くなっている。早くピッチに立ちたい。メンバーに入れたら、嬉しい。ナビスコカップの予選を突破するには負けられない。しっかりと勝利したい。(腎損傷から)復帰してから、期間が短い。対人は、まだ1週間経っていないが、いつでも行ける準備はしている」と古巣大宮との対決を復帰戦にしたい思いは強く「5分でも良いからピッチに立ちたい」と話した。

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ミシャ監督も「青木はメンバーに入れる。ここ最近、合流してゲーム感覚は戻っていないが、メンバーに入れるのは決まっている」と青木のメンバー入りを明言した。
ナビスコカップ初戦を落とした浦和は、ダービーとなる大宮戦に勝利して、ナビスコカップ予選突破の足掛かりとしたい。

タカネェの今日のイチオシ

連戦の疲れも見せずに、小気味良いステップワークと身体の切れを見せていたのは、原口元気選手!縦パスを受けた興梠選手が原口選手にスイッチし、原口選手が反転してシュート!反転からシュートまでが素早く見事なゴールであった。原口選手は「(大宮は)粘り強い闘いで最後まで諦めないチーム。2、3点行ける試合運びがしたい。無意識の時の方がゴールが決まる。ゴール前の感性で楽しんでプレーする」と無の心でゴールを狙う。
月灯りに照らされて輝く満開の桜のように、ピッチの中で原口元気選手は輝く。

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