浦和フットボール通信

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「勢いづくホームでの勝利」ゴール裏からのレビュー Jリーグ第6節vsベガルタ仙台(2014/4/7)

sendai
ミッドウィークに行われた、ナビスコカップ大宮戦では、若手選手や代わりに入った選手達が奮闘を見せて、今季ベストゲームとも言えるゲームでダービーを制した。このような試合ができるとチーム内の活性化が図られると思う。

中3日で行われた、リーグの仙台戦は、日曜19時キックオフという環境の中ということもあり、若干寂しい数字ではある、26,762人がスタジアムに駆けつけて、チームを後押しした。

この試合から、自由席の並びを担ってきた、サポーター主導の前日抽選が廃止。クラブが主導する当日抽選のみとなり、多くのサポーターが殺到したこともあり、混乱が生じてオフィシャルからお詫びが出る事態にもなった。

この試合からオフィシャルフラッグのみ使用が解禁をされて、多くのサポーターがフラッグを持参して、スタンドに赤い旗が靡いていた姿にチームを後押ししたいという気持ちが伝わってきた。この試合も声と手拍子、自然発生で起こるコールによる応援となった。

試合は、前半からポゼションをしてゲームを支配する浦和と、しっかり引いてカウンターを狙う仙台の構図となった。浦和もポゼッションはするも、ゴールを狙う怖さまでがなかなか作ることが出来なかった。ようやく試合が動いたのは、39分。興梠と原口が前線で起点となると、李忠成がボールを受けて、左足を一閃。ゴールに突き刺した。この日は前線のトライアングルのコンビネーションから幾度もチャンスを作り出していた。

後半に入り、仙台の反撃の勢いが出てくる前に、興梠に代えて鈴木啓太が入ると、柏木がシャドーに入り、バランスを整えるための交代策をミシャが切る。66分には、カウンターから柏木、原口と繋がり、李忠成がループ気味のシュートで2点目。点が決まり始め、FWとしての余裕が出てきたシーンだった。これから彼のゴール量産体制に入るかもしれない予感をさせるゴールだった。

71分にも前掛かりになる仙台に対して、カウンターから、宇賀神がカットインからのゴールで3点目。完全に浦和の形がはまった形となった。80分には鈴木啓太がミドルシュートをゴールに突き刺して4点目。年に何回も見ることができない啓太のゴールに、スタンドは大いに盛り上がった。仙台のサポータースタンドは横断幕を試合中に片付け始め、コールは止まり、戦意喪失状態。原口が自分も点を決めたいと迫力をもってゴールに向かうがゴールを割れず、しかし仙台に90分通して良いシーンを作らせず、完勝。4-0でゲームが終了した。

水曜日の大宮戦に続き、スタンドには勝利の凱歌となる『WE ARE DIAMONDS』が各々のマフラーを掲げながら歌われて、今季初で、選手達もピッチで共に凱歌を歌った。浦和レッズの最も美しい光景。この光景を何度となくみたい。

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