浦和フットボール通信

MENU

【河合貴子の大原なう】明日は田中達也に要注意<ミシャ監督、那須、槙野、原口コメントあり>

IMG_20140523_103639

ナビスコカップB組、予選突破にむけて新潟に挑む

ナビスコカップB組予選突破に向けて、5月23日、爽やかな五月晴れに恵まれた中で新潟戦の前日練習が行われた。ペトロヴィッチ監督体制になってから試合前日練習は、ハーフコートのミニゲームが恒例であるが、今日は、いつもの試合前日練習とは違い、ダイレクトパスを手で繋ぎシュートはヘディングのみというサッカーバスケットを15分ほど行なった。その後は、自由練習となった。サッカーバスケットでは、約20m×18mのグリットでポジションに拘らずに紅白戦が行なわれた。

ビブ組は槙野、那須、坪井、阿部、鈴木、関口、平川、興梠、柏木、李。ビブなし組は森脇、永田、青木、山田、矢島、梅崎、宇賀神、矢島、関根、原口。ミシャ監督からは「動いて!テンポ良く!」、「判断早く」と声がかかった。サッカーバスケットで負けたチームは、20回の腕立て罰ゲームが課せられ、選手達は和やかムードの中でも勝利への拘りを見せていた。

ペトロヴィッチ監督「目標を達成するために勝利が必要だ。全力で闘う」

練習後、試合前日の恒例を変えたペトロヴィッチ監督は「リーグ中断期間に入って、ここまでの連戦の疲れもある。気持ちのモチベーションを維持するのも難しい。良い形で、試合に入るためにいつもと少し違う形にした。グリットを狭くして手を使ったが、狙いはいつもと変わらない」と笑い、「新潟は水曜日に柏に負けた。予選突破するために勝ちにくる。だが、我々も目標を達成するために勝利が必要だ。全力で闘う」と話した。

柏木陽介選手は「ミシャの広島時代は、試合前に良くやっていたよ。特別なことではないが、俺は5年ぶりだった」と懐かしがり笑みがこぼれた。

IMG_20140523_111637

那須「決勝埼スタを目指し、全力で勝ちに行く」

那須大亮選手は嬉しそうに「楽しみながら動けた」と話し「新潟は、前線からプレスを掛けてくる。1枚剥がしたら大チャンスになる。ひとりひとりがボールにサポートする動きをとりたい。恐れずに、ミスをしても切り替えが大事。ナビスコの決勝は埼スタで、自分達のホームだし、昨年はナビスコの決勝で悔しい思いをした。ナビスコカップ予選を突破するために、全力で勝ちに行く」とナビスコカップに懸ける譲れぬ思いを口にした。

IMG_20140523_111225

槙野「田中達也は要注意が必要」

右太腿裏の足の状態が気になる槙野智章選手は「個人的に別メニューも調整も好きではない。今週、初めから試合に向けてコンディションを上げてきている。怪我がちではありますが、ピッチに立ったら関係無い。残り3試合、ナビスコカップ予選を突破するために負けられない」と意気込んだ。そして「達也さん(田中)は、一番嫌だ。僕達のサッカーを良く知っている。ミーティングでも名前が上がった。新潟が嵌めてくる守備をしてきたら、自分達のDF3人とボランチ2人でボールを運び出すことが大事になる」田中達也選手を警戒しつつ、DFラインからの攻撃の組み立てを意識した。試合前日の異例な練習については「広島時代は、熱くなり過ぎて頭がぶつかり良く選手が流血していましたから、浦和ではやらないのかと思っていた。和気あいあいとやってますが、明日は楽しい中に勝負を拘っていく」と話した。

今週水曜日にナビスコカップの予選が無かった浦和は、2勝1敗で現在勝ち点6で4位。予選リーグ残り3試合を優位に進めるためにも、新潟戦でしっかり勝ち点3を取り予選突破に弾みをつけたいところだ。

タカネェの今日のイチオシ!「原口元気」

ブンデスリーグのヘルタ・ベルリンへの移籍報道で去就が注目される原口元気選手。サッカーバスケットをビブなし組でプレーしていたことを考慮すると、明日の新潟戦はベンチスタートの可能性が高い。しかし、今後の去就に注目されるからこそ、しっかりとプレーで示したい思いが強い。去就については「まだ、何も話せない。集中して、新潟に勝つことだけを考えてやりたい」とナビスコカップ新潟戦に集中する構えを見せた。いつもの試合前日練習と違う内容に「ミシャが来てから、初めての練習で楽しかった。自由練習は、シュートを決めることだけを考えた」と話した。中断期間に去就に揺れる中、しっかりと試合に集中して原口選手らしいゴールでチームに勝利をもたらして欲しい。

IMG_20140523_112852

ページ先頭へ