浦和フットボール通信

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「浦和で、ドリブルで打開できる代表選手を育てたい!」 桜井直人さん(元浦和レッズFW)

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浦和・芝原少年団出身で、1994年に大宮東高校から浦和レッズに入団し、大宮、東京Vでもドリブルを武器に活躍した桜井直人さん。現在は、昨年武蔵浦和にオープンしたばかりの「闘莉王サポートフューチャーフットサルポイント武蔵浦和」で、子供の指導などにあたっている。そのドリブル究極的ニックスクール『ソルプレッササッカースクール』のことなどについてお話を聞いた。

これからの日本サッカーで求められる個の力を育てたい

UF:武蔵浦和に昨年末オープンした闘莉王サポートフューチャーフットサルポイント武蔵浦和で開催されている『ソルプレッサ サッカースクール』は、ドリブル究極テクニックスクールということですが、どのようなことを主眼としたスクールなのでしょうか。

桜井:その名の通り、ドリブル主体のスクールですね。ぼくも現役時代から15年間ドリブルを武器にしてやってきました。それを子供たちに教えたいと思っています。一人で打開できるような選手を育てたいと思って始めました。具体的には、基本的にはドリブルやボールタッチや1対1など、とにかく個人能力、スキルアップをすることに特化したスクールになります。

UF:ドリブル技術を教えるというのは、一見すると難しそうですが、教えることでのコツなどはあるのでしょうか。

桜井:情報を子供たちに与えることが重要なので、自分が実際にドリブル技術を見せることもそうですし、プレーの引き出しを多くするために、色々なドリブルの技術を教えたりします。

UF:「ドリブルで日本を変える」と謳っていますが、昨年のブラジルワールドカップでも 日本代表は、組織力はあるけれども、個人の能力が足りないと実際にプレーした選手達の声からも聞こえてきました。今、個人で打開する能力がある選手は求められていますよね。

桜井:まさしくその通りで、ワールドカップを見ていても活躍をしていた外国人選手は個の能力が高かったですね。以前から思っていたことですが、日本ではその能力が足りないので、そういった選手が育たないと日本サッカーの未来はないんじゃないかと思っています。

UF:日本を見回しても、全体的にドリブラーよりもショートパスを繋ぐような選手が多い気はします。

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桜井:ひとりで局面を変えられる選手って、現役の選手でもパッと何人も思いつかないですよね。数人しか挙がってこないのが現状だと思います。ブラジルやアルゼンチンでは、そういった選手がどんどん出てくると思います。

UF:桜井さんは、大宮アルディージャ、浦和レッズで子供たちを見てきたと思いますが、そういった傾向は感じるところはありますか。

桜井:それはずっと感じていましたね。いずれ自分が教えたいように教えるスクールを立ち上げたいと思っていたんですね。楽しいをメインにして、せっかく教えられるなら上を目指せる子を教えていきたいと常に思っていました。

UF:対象になるのはよりレベルアップしたい子どもたちということになるのでしょうか。

桜井:今スクールに通っている子は、楽しみたいからやっている子もいますし、もっと上を目指したい。ドリブルをうまくなりたいので通っている子もいます。

UF:実際に子供たちを指導して来て変化を感じることはありますか。

桜井:以前から習っている子で、最初は小学4年生くらいの子が、ただボールを前に蹴るだけだったんですけど、まず相手をかわすことをしようと、言い続けて、ここ数ヶ月で見違えるようにプレーが変わってきていますね。一人も抜けない。かわすこともできない、キープすることも出来ない子が、できるようになって、楽しそうにやっていますね。それが本当の楽しさですよね。上手にならないと楽しくないですからね。

UF:桜井さんは、小さい頃から、ドリブラーだったのでしょうか。

桜井:得意というか、ドリブルしかしていなかったですね(笑)。浦和の芝原少年団で、サッカーをやっていて、当時の監督やコーチがドリブルばかりするのを辞めろ!という指導ではなくて、自由にやらせてくれたので、ドリブルばかりをしていて、相手をかわすことがとにかく楽しかったんですね。

UF:小学生年代が一番基礎技術を身につける時期だと言われています。

桜井:そのゴールデンエイジと呼ばれる世代に、ある程度プレースタイルが決まってきてしまうと思うので、選手にとって、すごく大事な時期なので、その世代の子を預かる責任も感じながらやらせてもらっています。

浦和の子が浦和のトップフィールドで輝いていないことが残念

UF:桜井さんも浦和出身のプロフットボーラーだったということで、この街の中で、この街の子を育てて行きたいという思いがあると思いますが、どのような選手を育てていきたいですか。

桜井:ぼくが日本代表候補にはなりましたけど、代表選手にはなれなかったので、地元の浦和から一人で打開できるような選手で、日本代表選手を目指して欲しいですね。時間は掛かりますけど、日本のメッシのような選手が出てきて欲しいですね。

UF:サッカーの街・浦和と言われていますが、その部分を感じることはありますか。

桜井:この街はサッカーに関しては、他の地域とは全然違いますよ。サッカー協会の夢先生という形で、全国各地の学校に行く機会がありますけども、サッカーをやっている子は浦和に比べると少ないですよ。サッカーをやっている子がいないクラスもあるくらいですから。それに比べると、浦和にはサッカーをやっている子が、たくさんいます。そんな地元をしっかりと固めて、浦和から才能を輩出したいという気持ちは強いですね。

UF:そんな土壌がありながら、Jリーガーになったり、日本代表になる子が少ないのかという思いもあります。

桜井:絶対にそうですね。現状、浦和レッズのトップチームに浦和出身の子がほとんどいないですもんね。それは寂しいですよね。もっと浦和出身の選手がトップチームのフィールドで活躍して欲しいですね。 UF:浦和の人からすると寂しいなという声はよく聞きますよね。

桜井:チーム全体として下部組織まで一貫して、こういう子を育てるというビジョンをしっかりと持たないと難しいかもしれないですね。私の現役時代の経験からいっても、個人の技術を高めていけば、監督が代わったり、戦術が変わっても後から合わせられるものだと思っています。小学生年代は戦術なんていらないと思っています。私自身も身体も小さかったですし、ドリブルの技術があるからプロで生き残っていけたと思っています。小さい時からずっとドリブルをやってきて良かったと思っていました。

UF:日本サッカーにおいて、ドリブラーが少ないというのは、そのような指導も少ないということなんでしょうか。

桜井:小学校年代からポゼッションを練習する傾向が強いのかなと思いますね。パス回しはすごく上手いけれども、上に行った時にどうなるかが分からない。指導環境として、個が育ちにくい所はあるかもしれないですね。指導者自身がドリブラーだった人が少ないわけですから、その感覚が少ないのかもしれないですね。その分、私は私にしか教えられないことを教えていき、個の能力を高めるスクールに特化したいですね。

UF:ドリブラー桜井さんの技を身につけたい子供たちはぜひ参加して欲しいですね。

桜井:あと基本的には、私は、このフットサルにいますので、個人参加型フットサルも週3、4回開催していまして、ぼくも参加していますので、みなさんと一緒にボールを蹴りたいですね。その他、施設がオープンして3ヶ月くらいですが、大会などもどんどんやっていきたいと思いますので、HPをチェックしてもらえればと思います。

UF:この施設のことで言うと、名前に闘莉王が入っているということで、闘莉王選手とも関係している施設ということでしょうか。

桜井:闘莉王サポートフューチャーフットサルポイント武蔵浦和ということで、名古屋が1号店で、ここが2号店という形になっています。彼もまだ現役選手なので、あまり施設には来られないですけども、彼の考えとしては自分が所属していた地域に恩返しをしたいという気持ちがあって、名古屋、浦和に施設を作っています。屋内施設なので、雨の日も関係なくボールが蹴れますので、ぜひお訪ね下さい。

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ソルプレッサ サッカースクール

・時間 U-6(50分)月、水、金 16時~16時50分 定員18名 U-9(70分)月、水、金 17時~18時10分 定員20名 U12(80分)月、水、金 18時20分~19時40分 定員20名

・場所 闘莉王サポートフューチャーフットサルポイント武蔵浦和(武蔵浦和駅徒歩5分) さいたま市南区白幡5-8-12

・料金 入会金5,000円 年会費12,000円(1,000円/月)ユニフォーム8,000円(上下セット)月謝 U-6(週1回4,500円)U-9(週1回6,500円)U12(週1回7,500円)

無料体験会は随時募集中。 お電話にて、ご予約ください! TEL:048-829-9954

闘莉王 Support Future FUTSAL POINT 武蔵浦和
〒336-0022 埼玉県さいたま市南区白幡5-8-15 TEL:048-829-9954
http://futsalpoint.net/shisetsu/salu/musashiurawa/

《営業時間》 平日  12:00~24:00 土日祝 9:00~24:00 《設備》 屋内・人工芝・男女更衣室・男女トイレ・照明設備・温水シャワー・無料駐車場完備(9台)

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