浦和フットボール通信

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【レッズ練習レポートこぼれ話】几帳面な高木選手の性格を垣間見た

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(Report by 河合貴子)
少し長めの屋外ミーティングが終わり、円陣となっていた選手たちの輪がばらけるとスタッフから「公式練習用のスパイクを籠に入れてねぇ」と声が掛かった。

「自分管理じゃないんですか?」と疑問の声も聞こえて来た。ルヴァンカップ決勝の舞台は、慣れ親しんだ埼玉スタジアムだが、決勝の前日練習は規定により試合会場で行われる。しかも、練習時間がキッチリと指定されている。大原の練習場とは、やはり勝手が違う。スパイクも試合と同じように、万が一に備えてスタッフが管理する。

練習後、公式練習で使用するスパイクを磨いている高木俊幸選手の姿を見かけた。高木選手は、もの凄く丁寧にスパイクにブラッシを掛けて、クリームを塗り、またブラッシを掛けて、更にタオル地で磨きを掛ける。その作業を何度となく繰り返し、爪先や踵に到るまで縫い目に気を遣いながら真剣な表情をして仕上げていた。思わず、靴磨きをお願いしたくなるほどであった。

スパイクを磨くのに、現役時代の岡野雅行氏などは大雑破で「しまったぁ~」と言いながらスパイクの白いラインを黒い靴墨で染めてしまっていたのだ。

几帳面な高木選手の性格を垣間見ることが出来た。大切なスパイクだから、愛情を込めて磨いていたのだろう。だが、スパイクを磨く高木選手の姿は、職人さんのようであった。きっと、FKもCKも職人技を魅せるだろう。

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ちなみに、大原の芝生、奥は冬芝に変わり、来週からは奥のコートで練習が始まります。手前のコートは、これから冬芝へ入れ替えが行われます。綺麗な青々したピッチが、選手たちの活躍を待っていた。

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