浦和フットボール通信

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VIPインタビュー:ナビスコ決勝進出!浦和レッズ番記者に訊くレッズの現況(10/14)

セレッソ、ガンバと大阪の2チームを準々決勝、準決勝で破り、7年ぶりのナビスコカップ決勝進出。リーグ戦では低迷するチームが上向きになってきているのか。レッズを日頃から追いかける島崎英純氏、河合貴子氏のふたりにチームの状況を訊いた。

●島崎英純(浦和レッズマガジン編集長)

UF:ナビスコ決勝進出 チームの雰囲気は?

島崎:リーグ戦では結果が出ていなかった中で、ナビスコカップでは結果が出たので、ホッとしているところもあると思います。

UF:ナビスコ準々決勝のセレッソ戦から劇的にチームが変化したように見えます。このサッカーの変化については、何か要因があるのでしょうか?

島崎:メンバーが変わったこともあると思います。このメンバーを代表選手や怪我人が戻ってきた時にどうするのか。これによって今後のチーム状況が変わると思いますので、監督がこれをどう考えるかが重要なことになるのではないでしょうか。

UF:今週末にはJ1残留にむけて、非常に重要な大宮戦があります。

島崎:ダービーという意味だけではなくて、今までにないくらいの最重要な試合になると思います。選手達も残留争いへの危機感はすごくありますね。ベテランの選手達は特にチームが落ちれば、ここにいられないという思いがあります。例えばキャプテン、副キャプテンの鈴木啓太、平川などのベテラン選手は、特にこれからの試合に向けて必要な戦力になってくると思います。サッカーは身体的な強さだけではなくてメンタルも重要な要素なので、これからの重要な試合においてベテランの選手が見えない部分での力を発揮する場面が必要になってきます。加えて、レッズはこれだけ過密日程で戦っていますので、終盤になるにつれて戦力も厳しくなってくるでしょうから、スタメンの11人だけではなく総力戦での戦いが求められてくるでしょう。

 Photo by (C) Kazuyoshi Shimizu

●河合貴子(フリーアナウンサー)
 

UF:7年ぶりのナビスコ決勝進出を決めました。優勝を決めた03年からも随分と経ちましたね。

河合:初めて決勝に進んだ2002年の決勝では、小笠原のシュートを井原が避けたのが、当たってゴールに入り、それが決勝点になってしまいました。あの時、それを見たギド・ブッフバルトが、「あいつはあれでも元日本代表なのか!」と激昂していたのが印象的でした(苦笑)。ドイツではディフェンダーは、ボールから絶対に逃げないので、あり得ないプレーだと。その悔しさがあって翌年も同じ相手の鹿島相手に勝って、優勝したのが嬉しかったですね。あの試合は、試合始まる前のサポーターのビジュアルがあって、国立競技場の全体が赤白黒になる光景をみて、鳥肌が立って、その瞬間にレッズが勝った!と思える雰囲気でした。試合中は、エメと坪井が激突して2人が抜ける時間もあったりしてハラハラしましたけど、オフトは交代をせずに拘りの采配を見せて優勝を決めた試合でした。ただ、初優勝を決めた後の会見で、オフト辞任の発表があって、それに水を刺されたところがあって、素直に喜ぶことが出来なかったのが残念だった。あの時は、オフトに初優勝を決めたサポーターの気持ちを考えて欲しかったという思いが強いです。そんなこともありましたけど、今回決勝がまた鹿島相手というところが余計に嬉しいですね。

UF:決勝進出を決めたガンバ戦の試合後の選手達の雰囲気などは、どうだったのでしょうか。

河合:ナビスコでは遠藤、明神、イグノなどがいなかったとは言え、リーグ戦でガンバに全くサッカーをやらせてもらえなかったので、その相手に勝てたということで、選手達は物凄く喜んでいましたよ。優勝したわけでもないのに・・・という人もいましたが、ただ、今日一日は勝ったことを素直に喜んで、明日からはまた気持ちを入り変えて、残留にむけてリーグ戦を戦っていこうという話を選手達はしていました。そういう意味では、浮かれるわけでもなく、喜ぶ所はしっかり喜んで次にしっかり切り替える良い雰囲気だったと思います。

UF:ナビスコの準々決勝、準決勝では、梅崎選手、濱田選手をはじめ、リーグ戦では出場機会の少ない選手達が力を見せてくれました。

河合:彼らもそうだし、野田選手、宇賀神選手もそうですね。普段なかなか試合に出られない選手達が試合に出た時に、納得したプレーをしてレギュラーを外されるのであれば、自分に何かが足りないだとまた努力をしようという姿勢でいるということを話していました。高橋峻希、平川が怪我で戻ってきた時に、サイドバックの争いも過熱してくることで戦力にも厚みが出てくるでしょう。ナビスコ準決勝を見て、レッズには良い選手が揃っていると改めて思いました。あとシステムの問題ではあまりないとは言え、2トップに変更したことで、前線でボールが収まるようになったのも大きい。これからの相手がそれを対応してくると思いますが、相手に読まれないために選手達もポジションを外したりすることをしているので、あのやり方をしていれば、相手も捕まえにくいと思います。その意味で、セルの存在も大きかった。今まではやらなければいけないという気持ちが空回りしていたけれども、冷静になってプレーが出来ていて気持ちがプレーに表現されていると思います。個人的にナビスコを勝ち上がるのは、どうなのかなとも思っていたのですが、ここまで来たらもちろん優勝をしたい。カップ戦を勝ち上がる盛り上がりがリーグにも繋がってくるのかなと思います。サポーターも一丸となって勝利を目指す雰囲気を、このファイナルで作って欲しい。今シーズンは難しい状況が続いていますけど、ここでみんなが同じ方向を向いて決勝戦を戦い、リーグ戦でも残留を目指して戦ってもらいたいと思います。

Photo by (C) Kazuyoshi Shimizu

 

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