浦和フットボール通信

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河合貴子の大原なう「Jリーグ開幕G大阪戦に向けて大原で最終調整<那須、梅崎、西川、槙野コメントあり>」

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「良い守備から良い攻撃」をテーマに掲げて大阪へ

晴天に恵まれながらも北風が練習場を吹き抜ける中、Jリーグ開幕の初戦となるG大阪戦を明日に控え、サポーターの有志によって『いざ開幕 浦和の為に浦和と共に』と横断幕が掲げられ熱いムードに包まれて試合前日練習が行なわれた。

室内で15分ほどミーティングを行なった後、念入りにアップをしてハーフコートで11対11のミニゲームを行なった。このミニゲームでは、前線からプレスをかけ、良い守備からワイドに展開するイメージがあった。

ゲームの流れの中で那須大亮選手がインターセプトして前に持ちだして、そこから李忠成選手に縦パスを入れ、李選手から右サイドの梅崎選手へ、梅崎選手のクロスを走り込んで来た宇賀神友弥選手がピタリと合わせて、流れるようなパスワークで得点が生まれた。

那須選手は「もう少し縦パスが入れられたら良い攻撃が出来る。良い守備からの良い攻めを意識している。昨年、足りなかった所を改善して来ている。ガンバはJ2から上がってきたチームだが、力のあるチーム。侮ってはいけない。遠藤は、判断力が早く、一つのパスで打開出来る選手だから注意したい」と警戒を強めた。

ミニゲームで攻守に渡って運動量豊富な動きをみせて、好調の梅崎選手は「相手は(ガンバは)4バックだから中を絞って来る。上手く、良いタイミングでサイドを使える大事なところだと思う。クロスの感覚を大事にしている。良い感覚が掴めている。忠成は、中盤でも起点になれるし、ポストプレーも上手い。出したあとの動きも出しも良く、そこにボールを出したら決めてくれる」と攻撃のイメージを膨らませた。

浦和に移籍して初の公式戦となる西川周作選手は、通訳のロドリゴさんを相手にワイドへのロングフィードを居残り練習を行なった。ロドリゴさんが思わず「おじちゃん疲れて来たよ」と愚痴が零れるほど時間をかけたトレーニングで、余念が無かった西川選手は「楽しみです。移籍して、新しいスタートが始まる新たな気持ちです」と笑みを浮かべ「(ガンバは)J2から1年で上がって来てモチベーションも高い。もともと力があるチーム。勝って終われれば、良いスタートが切れたと言えるので、勝負に拘って行きたいと思います。良い守備からの良い攻撃は、みんなが意識している。点を取る能力があるから、前を信頼しているし、しっかり前線から追ってくれる頑張りが大事。ガンバは背後にスペースがあるから、狙い目です。無失点で勝つことでサポーターの期待感も生まれるし、勝つことでスタジアムに来たいと思ってもらえます。チャンスがあれば良いボールを蹴っていきたいし、蹴る自信はあります。試合で見せられれば良いです。まずは守ること!責任を持ってゴールを守ります」と力強く話した。

ミニゲームのラストでは、右サイドを梅崎選手から平川忠亮選手に代え、シャドーに入っていた李選手を外してボランチのポジションから柏木陽介選手をあげ、ボランチに鈴木啓太選手を起用した。ミシャ監督は「啓太は、今週は調整していて途中からの合流だった。忠成は今シーズン初めてきた選手。感覚を試すためにした」とポジションを代えたことを話した。開幕戦のスタメンを誰が飾るのかは、楽しみである。誰が出場しても、良い守備から良い攻撃で勝利を収めたいところだ。

攻守に期待が掛かる槙野智章選手は「ガンバは攻撃力を自慢にしているチーム。(無失点)0でおさえるのか?!2点取られても3点取るのか?!ただ、新しい浦和を見せるためには、守備力も攻撃力も上がったことを試される試合だと思う。今年の浦和は違う!結果と内容に拘る」と話した。

「良い守備から良い攻撃」をテーマに掲げて、開幕初戦のガンバ大阪戦の勝利を手にするためにチームは大阪へ向った。

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