西川もチームに合流「明日は試合には出ない」

今日からチームに合流した西川周作選手は、アップのみの参加となり、リハビリ中のマルシオ・リシャルデス選手とステップワークを含めたランニングと室内で筋トレを行なった。

練習後、西川選手は「（レジェンド３人）大分時代に闘っている。２対１で勝った。ワシントンのことは、覚えている。ボールが収まるし、ワンチャンスで決めて、凄かった。でも、明日は朝から練習して、僕は身体を戻すことに専念する。試合には出ないけど、いろんな選手が来るから楽しみ」と明日の引退試合は、一サポーターになりそうだ。

アップ後、現役の選手たちは６グループに分かれ、ハーフコートよりややサイドを狭くしたグリットで、後方からの攻撃の組み立てと後方からの攻撃に対する守備練習を行なった。（黄色）李、柏木、興梠（青色）青木、関口、鈴木（黒色）濱田、坪井、永田（緑色）宇賀神、平川、梅崎（赤色）矢島、阪野、山田、関根（白色）阿部、那須、槙野、森脇

特に、攻撃に関してミシャ監督から「何故、足元ばかりなんだ！少し遠い所、相手から離れる動きを意識しろ」と檄が飛んだ。

その後、ＡチームＧＫ加藤、ＤＦ槙野、那須、森脇、ＭＦ宇賀神、阿部、青木、梅崎、柏木、李、ＦＷ興梠。ＢチームはＧＫ岩舘、ＤＦ濱田、永田、坪井、ＭＦ関口、山田、鈴木、　平川、矢島、関根、ＦＷ阪野に分かれてサイドを狭くしたハーフコートで紅白戦が、行なわれた。

両チームとも攻守の切り替えの意識が高かった。特に中盤から前線にかけて、Ｂチームの方が動きが良かった。ミシャ監督からは「奪った瞬間に、白は黄色、赤は緑の動き出しを意識しろ」と攻守の切り替えにポイントをおいていた。

那須「山さんはレジェンド」

練習後、那須大亮選手は「山さんは、レジェンドですし、結果も出場記録を見ても凄い。20年間、全てにおいて尊敬出来る。ワシントンは、今もデカイけど、初めて対戦した時のインパクトは忘れない。強くて、大きくて、点が獲れるしキープも出来る。竜二（河合竜二氏）と２人で背負われてぶっちぎられた。今は、動けないと思うが・・・。良い山さんの引退試合が出来れば良い」とゼロックススーパーカップのヴェルディ対マリノス戦で初めてワシントン氏と対戦した当時を思いだしながら話した。

坪井「あのころ一緒だったメンバーとピッチに立てるのは嬉しい」

歴代チームで出場する坪井慶介選手は「楽しみたいですね！みんな顔は変わっていないが・・・ね」と久しぶりに会った３人について言葉を濁し「ネネにも会えて嬉しい。あのころ一緒だったメンバーとピッチに立てるのは嬉しい。ピッチの中でも自分の役割を理解してやっていた。闘えるチームだった。山さんに花を持たせたいが、本人がちゃんと走ってくれるか心配。岡さん（岡野雅行氏）も現役を退いているから、肉離れをおこされても困る。伸二（現札幌　小野伸二選手）から良いパスが出ると思う」と目を輝かせた。

平川「伸二からのスルーパスを受けたい」

同じく歴代チームで出場する平川忠亮選手は「みんな、そこそこ太っていて心配だが、いるだけで存在感がある。動けないにしろ、凄いでしょ？！現役時代を思わせるプレーを見せてくれるように、現役の選手が動いてサポートする。山さんは、真ん中でと頑張るが、サイドにいる時は、自分のマーク以外はサボる。真ん中では、攻撃面でも身体をはって繋いで行く攻撃の魅力がある。まぁ、明日は山さんがやりたいポジションをやれば良い。個人的には、伸二からのスルーパスに反応出来るようにアンテナを張りながら楽しみたい。周りがどのくらい動けるか？闘莉王も来てくれるしね。岡さんは、ＧＭだからなぁ・・・。スピードだけでなくテクニックもある。１本ぐらいは、凄いスプリントに期待したい」と昔の仲間をサポートしながら、久しぶりに一緒にプレーをすることを楽しみにしている。

関根「小学生の頃の憧れの選手」

若手の関根貴大選手はレジェンド３人を見て「わぁ～凄いなぁ！！いるよ～って感じだった」と小学生の頃にＴＶで観ていた憧れのレッズの選手たちを前に興奮気味。「ワシントン、あんなにデカイと思わなかった。ワシントンとユニホーム交換して、デッカイユニホームを飾りたい。あれで、足元が上手いと聞いた。達也さん（現新潟　田中達也選手）とかいるんで、良い経験になる」と対戦相手のベテラン選手から学ぶことが多いようだ。

それぞれの思いが交錯する山田暢久引退試合は、明日７月５日埼玉スタジアムにて17時キックオフで行なわれる。懐かしい顔、胸をときめくプレーがピッチで輝く。