浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】天皇杯・ザスパクサツ群馬戦はターンオーバーで挑む<李・西川・那須・濱田・矢島・ミシャ監督コメントあり>(2014/8/19)

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ターンオーバーで挑む、天皇杯3回戦・ザスパクサツ群馬戦

午後4時から始まった練習であったが、ギラギラと西日が照りつけ気温34度の猛暑となった。8月19日、天皇杯3回戦となる群馬戦に向けて試合前日練習が行われた。

Jリーグ・サンフレッチェ広島戦に出場した主軸のメンバーはフィジカルトレーニングでコンディション調整を行なった。その後、平川忠亮選手と阿部勇樹選手はステップワークで汗をかき、興梠慎三選手は軽いランニングのみであった。

ユースから斉藤翔太選手と茂木力也選手が加わり、アップを行なった後に、コンディション調整組が加わって紅白戦が行なわれた。ビブ組は、GK西川、DF濱田、永田、坪井、MF関口、青木、那須、関根、矢島、山田、FW李。ビブなし組みは、GK加藤・岩舘、DF槙野、茂木、森脇、MF宇賀神、鈴木、斉藤、梅崎、柏木、マルシオ・リシャルデス、FW阪野であった。

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ミシャ監督は「練習で見た通りです。夏場の気温が高く、週末にFC東京戦もある。リーグ戦に出場したメンバーを休ませる。明日は、リーグ戦に出場していないメンバーだが、努力して良い準備をしている。試合で力を発揮してくれると思う」とターンオーバーを示唆した。

李「結果が欲しい」

ミニゲームでは、ビブ組みが前線からプレスをかけて高い位置でボールを奪い、ワントップの李忠成選手がボールをキープして相手DFをひきつけて味方にスペースを作るシーンが見られた。李選手は「明日は、控えの選手が中心でアピールの場になる。良いアピールが出来れば勝利はついてくる。僕は雑草魂だ!」と意気込み「前線からのディフェンスは、僕の強み。運動量を出して、自分が最初に点が獲れるように狙っていく。結果が欲しい」と話した。

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西川「後ろからサポートする」

ターンオーバーする中でもどうやらGKは西川周作選手が起用される見込みであった。西川選手は「明日は、ボールを持つ時間が長くなるから、集中が大事。メンバーが代わる中で、後ろでしっかりと守っていられたら良い。みんなミスを恐れずにプレーして欲しい。試合の入りが良いように、しっかりと声を出していきた」とターンオーバーで代わって入るメンバーを後ろからサポートする。

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那須「セットプレーでゴールを決めに行きたい」

前節の広島戦を累積カードで出場停止だった那須大亮選手は「前節、やってないし、出場停止で言うことではないが、心身共に休めてリフレッシュした」とコンディションが良い。紅白戦では、ボランチのポジションに入ってボールを上手くさばいてゲームコントロールしていた。そして「チームが良い時は、誰が出ても勝てると思う。群馬はクオリティが低くない。繋いでくるし、前線の外国人選手も良い。先に点を獲られると(浦和が)ピンチになる。セットプレーでうちは、背が高い選手が揃っているから(ゴールを)決めに行きたい」と先制点に拘ってプレーをする。

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濱田「しっかりやれるところを見せないといけない」

濱田水輝選手は「普段、試合に出場していない選手が、しっかりとやれるところを見せないといけない。サイドを上手く使って、真ん中を空ければチャンスになると思う。ロングボールでサイドばかりだと中は空いて来ないから、上手く使い分けていきたい」と意気込んだ。

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ミシャ監督「草津は能力が高いが、何としても勝ち上がる」

ペトロビッチ監督は「群馬は、コンパクトにしてアグレッシブに闘ってくる。興味深いチームだ。J1に所属していた選手もいて能力が高い。何としてでも勝ち上がる」と話した。

浦和は、昨年の天皇杯3回戦を浦和駒場スタジアムで山形に敗れているだけに、同じ過ちを犯すわけにはいかない。聖地と言われる駒場スタジアムでしっかりと勝利をものにしたいところだ。

今日のイチオシ!「矢島慎也」

前線のトライアングルでバランスの役割を見事にこなしながらも、虎視眈々とDFの裏のスペースを狙っていた矢島慎也選手。矢島選手は「昨年の天皇杯は、U-20代表から帰って来てすぐの試合でボールが足についていなかった。今回は、良いプレーをして次に繋げていきたい。直輝君(山田)は動くし、チュン君(李)は真ん中で張っているから、僕がバランスをとって手助け出来れば良いと思う。群馬は、前線からプレスをかけてくるからやりずらいよ」と言いつつも「出た試合は点を獲りたい!」と目をぎらつかせた。昨年とは対戦相手が異なるが、昨シーズン味わった天皇杯の屈辱を、明日のピッチで返す。

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