浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】東京国際大との練習試合。這い上がるのは誰だ?<永田、梅崎、関根、阪野、関口コメントあり>(2014/9/14)

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東京国際大学体育会サッカー部と練習試合

ひつじ雲がぽっかりと浮かび秋の気配を感じる大原であったが、日差しが厳しく照りつけ気温26℃の夏日となった9月14日、清水戦に先発したメンバーは、10時から青空ミーティングを行なったのちに、クールダウンで練習を終えた。

他のメンバーは、東京国際大学体育会サッカー部と練習試合を11時から行った。出場したメンバーは、GK加藤(後半岩舘)DF濱田、永田、坪井、MF関根、青山、山田、関口、梅崎、マルシオ・リシャルデス、FW阪野であった。

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練習試合の相手となった東京国際大学は、関東大学リーグ1部に所属しており、昨日もリーグ戦が開催されたために、主力メンバーを欠いていたが、5人ほどが昨日も途中から試合に出場していたメンバーで前半は構成されていた。

前半立ち上がりからアグレッシブに行った浦和は、9分山田直輝選手のクロスをファーサイドで関口訓充選手が頭で合わせて先制ゴールを決めた。東京国際大学は、DFラインを高く保った浦和の背後を突くカウンターを仕掛け、関口選手が「切り替え遅いぞ!早くしろ!」と檄を飛ばすシーンが見られた。バイタルエリアまでの良い崩しが見られるものの、ワントップの阪野豊史選手にボールが収まらなかったり、決定的なチャンスを相手GKの好セイブに阻まれて、追加点を決めることが出来ず前半を1-0で折り返した。

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後半、浦和はGKを加藤順大選手から岩舘直選手へと代えただけで、他のポジションのメンバー交代なかった。一方、東京国際大学は大幅にメンバーを代え、後半立ち上がりからフレッシュさを生かして前線から激しいプレスをかけてボールを奪うと、51分右サイドに流れた赤崎俊太選手のクロスを佐藤領選手が合わせて同点にされてしまった。しかし、浦和は慌てることなく、落ち着いてボールを回し、サイドから揺さぶりをかけながら追加点を狙っていった。58分には、相手DFのハンドで得たPKをマルシオ・リシャルデス選手が落ち着いて決め、72分梅崎司選手のシュートのこぼれ球を拾った関口選手が無人のゴールへ流し込み、77分マルシオ・リシャルデス選手の豪快なミドルシュート、79分阪野選手が決めて5-1とした。このまま試合は快勝かと思いきや、試合終了間際にゴール前にふわ~りと上がったクロスを岩舘選手がクリアーしようと前へ出た瞬間、赤崎選手の頭に当ったボールはてんてんと転がり、坪井慶介選手が身体を張ってかき出そうとするものの追いつけず不運な失点となってしまった。

結局、前半1-0、後半4-2と攻撃に関しては、手応えがあったものの、失点した時間帯が課題となった。

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永田「ボールの失い方が悪かった」

永田充選手は「攻撃に関して、縦パスを意識しながらサイドチェンジも何本か出来た。前半は、攻撃の形は作れていたが得点に結び付かず、後半は、始めに相手の勢いに押されてしまった。そのあと、1点を獲ってからは落ち着いてゲーム運びが出来た。集中を欠いた場面があって2失点しまった。ボールの失い方が、悪い所があった。あれでは、J1では決められてしまう。チームとして失くしていきたい」とボールの失い方と失点してしまったシーンをしきりに反省していた。

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梅崎「良い感じでやっていた」

シャドーのポジションで退いたり、サイドに流れたり、ポジションチェンジしながらゴール前に顔をだしていた梅崎選手は「良い感じでやっていた。直接ゴールに絡むことは無かったが、相手は4バックでプレスにきると相手のサイドが空くし、自分がおとりになったり、自分が行くだけでなくいろんな攻撃のバリエーションやコンビネーションが出来た。前半は悪くは無いが、なんかふわ~とした感じで闘っていた。何処かでスピードアップしないとダメだ。せっかく良い形まで持っていけたのに・・・。守備もはっきりしなかった」と前半を振り返り「後半は、立ち上がりに失点したが、連動した守備が出来ていた。同点にされたのは良くないが、もっと球際でガッツンと行けば防げた」と守備の手応えを感じながらも後半の2失点を悔やんだ。

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関根「90分やり切れたのは良かった」

関根選手は「久しぶりに90分やり切れたのは、良かった。自分の中でも仕掛けられた」と得意のドリブルに手応えを感じながら「前半、自分のセンタリングだったり、中に切れ込んでシュートチャンスはあったが、最後の精度が問題だった。2~3点決められれば良かった」と悔しがり、「後半は、前から相手に来られても良い形で崩せた。坪さんから良いボールが来て、相手DFとGKの間に流し込めた。とよ君(阪野選手)が見えていなかったけど練習でやっていたから誰かが走り込むと思っていた。練習でやったことが出来た。梅さんとも良い距離間で出来ていた。自分が仕掛けたら、梅さんは動き出してくれるし、自分が走ったら、パスが出て来る。これから何試合(リーグ戦)かが大事になってくる。去年とか、後半戦に失速した。今年は、ここ何試合かで他のチームと差を付けられれば良い」と練習試合の成果をリーグ戦で見せたい。

そして、試合後にユース時代に一緒にプレーしていた進昇平選手とお互いの健闘を讃え合った。関根選手は「進君が相手チームにいるのは、凄く新鮮だった。あいつ、後半に俺がでていたら、ゴール決めていたよって言ってましたよ」と元チームメイトを思い笑った。

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阪野「気持ちを切り替えて後半に臨めた」

前半、なかなか前線でボールを収めることが上手く行かなかった阪野選手は「やっぱり、足元で受けるプレーが得意でないので、そこで迷いがあった。最初の15分ぐらいは相手のDFの裏で受けられたが、残り30分、足元のプレーが上手く行かず、裏の動きも無くなってしまった。悪循環になってしまった」と前半の自分のプレーを悔しがった。「ハーフタイムに気持ちを切り替えた。なかなかシュートを打つことが出来なかったので決められて良かった。ニアーに自分が入ることで生まれてくるゴールもある。相手が4DFだったので、自分の動きでサイドが空き、クロスの場面を作れた。味方を生かす動きが出来た」と後半のプレーに自信を付けた。

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今日のイチオシ!!「関口訓充」

試合中にチームメイトに檄を飛ばし、攻守に渡り良い切り替えが出来ていた関口訓充選手!!ゴールを狙う迫力あるプレーで2ゴール決めた。少し照れながら関口選手は「気迫は、サブの選手はみんな持っているでしょ?!それを失くしたら終わりだよ。練習試合でアピールはする!」と話した。そして「ひとつひとつのところで、シュートか、パスか迷いを持ってやった時にミスが起きた。暑かったので、攻守の切り替えを早くしないとチームがもっときつくなる。自分が声を出している時は、試合に集中している時ですよ。後半は、連動して動けていたので相手がついて来られなかった。守備では、坪さんとマークの受け渡しが出来る良い距離間だったので、早く(ボールサイドに)スライドが出来た」と話した。関口選手のプレーを見ていると「リーグ戦で俺を使え!」という気持ちが籠っていて一番、気迫溢れるプレーをしていた。

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