ガンバ大阪との決戦に向けた調整がスタート<那須、槙野、西川、関根コメントあり>(2014/11/7)
3連休でリフレッシュして、G大阪戦に向けて準備が始まった
我慢強く闘い、横浜FM戦に劇的な勝利を収めた浦和は、久しぶりの3連休を満喫し、心身ともにリフレッシュした選手たちのG大阪戦に向けての3週間が始まった。
ミーティングを終えた選手たちは、澄み切った日本晴れの下、爽やかな姿を見せた。まず、野崎アスレチックトレーナーから、3日間のオフ明けにおけるトレーニングの注意点などの指摘を受けて、軽いランニングから始まり、フットサルコートで体幹やステップワークが行なわれた。
ピッチに場所を移してからは、動きを取り入れたステップワークや堀コーチの指導の下で、正確な動きとスピード感を大事にした基本のパス練習が行われた。最後は、15分ほどのランニングとストレッチで約1時間半の練習を締めくくった。
しかし、森脇良太選手だけが、他の選手がストレッチしている時に「お前だけ、30分走れ!って言われた」と少し照れながらランニングをしていた。森脇選手は、このオフで体重オーバーしていたようだ。練習後には、ミシャ監督が選手と個別に話をするシーンが見られ、選手の状態などをミシャ監督は確認を行なっているようであった。
練習後に行なわれたファンサービスには、浦和のファン・サポーターに混じって、ナビスコカップ決勝を明日に控えた広島ファン・サポーターの姿もあった。
選手たちは、G大阪戦に照準を合わせてコンディション作りが始まった。明日は、2部練習を予定していたが、選手たちはトレーニングの一環としてナビスコ杯決勝の広島対G大阪戦を観戦する予定である。優勝へ向けて、出来ること遣るべきことをやって行く。浦和にとって大切な3週間が始まった。
那須「目の前の試合を闘っていく」
那須大亮選手は「ゆっくり出来ました」と笑みを浮かべ「今はもう精神的にも充実していて、疲れは感じていない。(横浜FM戦)我慢する試合で我慢しきれたのは、日々の練習から出た結果だと思う。試合を楽しめて入れているのは、日々の練習が充実していて、高い集中力が試合の中で出た。ひとつひとつ、目の前の試合を闘っていく」と話した。
槙野「ガンバ対策で、ナビスコカップ決勝を観戦する」
槙野智章選手は「この3週間は、サッカーはもちろんですが、サッカーを離れた時間を如何に有意義に使うかだ。ひとりひとり優勝に向けて高ぶる思いがあるが、自覚を持って過ごして行かないといけない」と身を引き締めた。そして、「試合まで3週間ある。同じ緊張感を保つのは難しいが、練習試合も入っているし、G大阪対策をこの時間で使って行きたい」と話した。G大阪対策として、明日のナビスコカップ決勝を観戦する予定だそうで「ナビスコも天皇杯もあるから、対戦相手のG大阪を見る良いチャンスだと思う。明日のナビスコカップ決勝は、古巣の広島でもあるし、次節対戦のG大阪でもある。G大阪が、どう守り、どう攻めるか?!広島が、どう崩すか見所だ。良い勉強になる。最初、那須君と観に行こうと思っていたが、意外とみんなで観に行くことになった。僕達のホームでやる悔しさがある。目に焼き付けて来ます」とG大阪対策に余念はない。
西川「優勝を次で決めたい」
3週間のあいだに日本代表戦を控えている西川周作選手は「3日間は、家族とゆっくり出来た。楽しい時間は、早かったなぁ・・・。連休なんて無いしね。(横浜FM戦に)勝って良い状態で休めた。みんなも年明けに会った時のようにリフレッシュしていた。ロッカーでも明るかった。周りもハッピーだし、(G大阪戦に勝って優勝を)次で決めたいなぁ!絶対に勝って1年の最後には、笑いたい」と話し、「代表もあるし、緊張感ある闘いが待っている。代表戦に2試合出て、自分を高めて、頑張った後に、最高の試合(G大阪戦)が待っている。代表戦でしっかりしたプレーを出していきたい」とコンディションを落とさずに代表戦がG大阪戦に向けて良い準備になりそうだ。
今日のイチオシ!!「関根貴大選手」
やっぱり、横浜FM戦で値千金のゴールを決めた関根貴大選手!横浜FM戦のゴールで自信が増したのか、凄く良い表情をしていた。今、一番乗りに乗っている選手であることは間違いない。関根選手は「自分の所に、先輩が良いボールをくれるから、勇気を持って仕掛けることで得点にも絡めた。自分は、生かされた方がのびのびと出来る。そういう意味では、仲間に助けられている。陽介さん(柏木選手)やマル(マルシオ・リシャルデス選手)やチュン(李選手)が動いてくれてスペースを空けてくれた。体勢が難しかったけど、決まって良かった」とゴールシーンを振り返り「『丁寧にパス出したんだけど』って、阿部さんに言ったら、阿部さんに『丁寧にシュート撃ったんだけど』って言われた」と苦笑い。そして「後半の最後に入ると、相手も疲れているから、自分の特徴のスピードが生きる。G大阪戦までの3週間は、しっかりと準備が出来る。優勝!!勝てば決まる!!」とG大阪戦に向けて気持ちを入れ替えた。自信が過信にならないように、関根選手は自分の足元をしっかり見つめてG大阪戦への準備を始めていた。