山形をホーム埼スタで迎え撃つ！！ Jリーグ開幕戦を白星で飾った浦和は、山形とホーム埼玉スタジアムにて３月14日午後３時キックオフに対戦する。試合前日となった13日、穏やかな春の陽気の中で試合キックオフ時間に合わせて午後３時から練習が始まった。 右足内側則副靱帯損傷の李忠成選手は別メニュー。李選手は「もう少しで合流できそう」と笑みが零れていた。その他、コンディションや足の張り、怪我で離脱していた選手たちは順調に復帰を果たし、ハムストリングの肉離れで戦線離脱していた永田充選手も水曜日からチームに合流し、今日も問題なくフルメニューをこなしていた。アップ後、平川忠亮選手だけが軽いランニングでコンディション調整を行なっていた。

ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、鈴木、青木、梅崎、石原、柏木、FW興梠。ビブなし組はGK大谷・岩舘、DF岡本、永田、加賀、MF橋本、阿部、小島、関根、高木、武藤、FWズラタンに分かれて、恒例のミニゲームが行なわれた。 ビブなし組は、山形の固い守備を意識した布陣で両ワイドの選手が、DFラインに入り５DFのような形をとっていた。ビブ組は、ビブなし組のしっかりとした守備ブロックに対し、縦パスを入れるタイミングを図ったり、攻撃が手詰まりになってしまった時などもう一度後ろから組み立て直すなどボールをポゼションしながら我慢強い姿勢が見られた。また、ミニゲームの中でミシャ監督が、スペースを作る動きと使う動きをビブ組みに細かく指示をしていた。

阿部はベンチスタートか？

特に目をひいたのは、縦パスからの落としに対して大きなサイドチェンジの展開であった。前線の３人とボランチの距離間も非常に良く、セカンドボールも拾え、二次攻撃に繋げることが出来ていた。鈴木啓太選手のラストゴールで約１時間の練習が終わった。 阿部選手が、ビブなし組のメンバーだったことが気になるが、今日の鈴木選手と青木選手のダブルボランチの組み合わせも良かった。ACL北京戦のことを考慮すると、阿部選手をベンチスタートでも良いかも知れないと思ってしまった。または、阿部選手を先発で起用して試合が優位に進んだ状況でベンチに下げる策もある。練習を観ながら、山形戦のスタメンを考えるだけでも面白いものがあった。

ミシャ監督「強い気持ちをもって全力で闘う」

ミシャ監督は「湘南と対戦した時と同じような展開になるだろう。J1に昇格して来たチームは、強く高いモチベーションで闘って来る。だが、我々には勝利が必要だ。湘南戦の後半の運動量や勝利への強い気持ちは素晴らしかった。相手がハードワークしてくる中で、落ち着いて闘えば良い。明日も選手たちは、強い気持ちを持って全力で闘ってくれる」と話した。 勝利への強い気持ちで、ホーム初勝利を飾りたい。