【河合貴子の大原なう】明日の試合に向けて、万全の松本対策(2015/4/3)
松本戦に向けて準備万端
春風に乗って桜舞い散る4月3日。松本戦のキックオフ時間に合わせて、午後3時から練習がはじまった。
右脛を打撲して戦線離脱している興梠慎三選手と足に違和感がある青木拓矢選手は、室内でリハビリメニューに取り組んだ。また、肩を負傷している斉藤翔太選手は、ランニングを中心にリハビリに取り組んでいた。
練習が始まって一番、最初に目に付いたのは、昨日の練習で茶髪だった西川周作選手の髪が、黒く変わっていたことであった。西川選手は「明るかったので、抑えた色にしようと思って・・・。4月ですし、新しい月の一発目の試合なので変えてみました」と照れ笑い。心機一転して松本戦を迎える。
アップ後には恒例のミニゲームが行なわれ、昨日のメンバーから攻撃陣が若干入れ代わっていた。ビブ組は、GK西川、DF 槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、柏木、梅崎、高木、石原、FWズラタン。ビブなし組は、GK大谷、DF岡本、永田、加賀、MF橋本、小島、鈴木、平川、武藤、関根、FW李。
ビブなし組は仮想松本となり5DF気味でゴール前を固めて、カウンター狙いの攻撃を仕掛けたり、岡本拓也選手が豪快なミドルシュートを狙ったりしてきた。また、ミニゲームの中ではCKの攻守を取り入れた。ビブなし組の左CKを武藤雄樹選手が中に上げると見せかけて、ペナルティーアークの外で待っていた鈴木啓太選手へグランダーで送るトリックプレーを見せた。しかし、タイミングが早過ぎてストップが掛かってしまった。鈴木選手は「ばれてた~」と苦笑い。
また、仮想松本のビブなし組のCKから、ビブ組の那須大亮選手がボールを奪うとそのままドリブルで持ち上がり相手のお株を奪うカウンターを見せるシーンもあった。そして、松本の武器の1つでもあるロングスローに対する守備の練習も行なった。ロングスロー対策の練習は、昨年の鳥栖戦前におこなったが、久しぶりの練習であった。
念には、念を入れた練習は約1時間で終わった。浦和は、守備を固めてカウンターを狙って来ると予想される松本対策の練習を、試合で生かすことが出来るだろうか?!走り負けず、球際に厳しく、そしてチーム力で松本をねじ伏せたいところだ。2009年の天皇杯で味わった屈辱的敗戦をやっと払拭出来るチャンスが来たのだ。闘え!浦和の男たち!!