浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】明日ACL水原戦。ターンオーバーする可能性も。<ペトロヴィッチ監督コメントあり>(2015/4/21)

水原戦、無失点勝利か2点差以上の勝利を狙う。

浦和は、ACLグループリーグ予選突破に僅かな望みを掛けて、水原をホーム埼玉スタジアムにて迎え撃つ。他力でしか予選突破出来ない厳しい状況に追い込まれた浦和。水原には、無失点勝利か2点差以上が必須の条件となる。ただし、ブリスベンが北京に勝つと、水原戦と次節のブリスベン戦に浦和が勝っても、当該チーム(直接対決)の勝ち点により予選敗退が決まってしまう。最終戦で、水原が北京に引き分け以上でも予選敗退が決まる。まさに、薄氷を踏む状況である。

試合前日となった4月19日、小雨まじりの埼玉スタジアムで練習が行われた。Jリーグ横浜FM戦から中二日で迎える水原戦とあって、ターンオーバーする可能性も出て来た。

サブグランドで全員でアップを行なった中に、左足をガチガチに白いテーピングで固定した興梠慎三選手の姿があった。ボール回しでは、笑顔を見せながら興梠選手は参加をしていたが、アップ後はやはり別メニューとなった。

横浜FM戦のスターティングイレブンも、アップ後の埼玉スタジアム中での練習は、ランニングと軽くストレッチしてミシャ監督と円陣を組んで軽くミーティングして終えた。そして、森脇良太選手と那須大亮選手は、いち早くロッカールームへと引き上げていった。

槙野智章選手は、ゴムチューブの腰ベルトを付けて、負荷をかけたスプリントを繰り返し、関根貴大選手と阿部勇樹選手は、ロングボールを蹴り合い。梅崎司選手は、スタッフを相手にグランダーのパス練習、柏木陽介選手はストレッチ、宇賀神友弥選手と武藤雄樹選手は、興梠選手とボール回しをするなど、各自で調整を行なった。

他のメンバーは、7対7のハーフコートで横幅を狭めたグリットのミニゲームを行なった。ビブ組は、GK西川、DF岡本、茂木、加賀、MF高木、斉藤、FW小島。ビブなし組、GK大谷、DF橋本、永田、青木、MF鈴木、平川、FW李。

人数も通常より少なく、グリットも狭いために攻守の切り替えが激しく、両チームともにポジションが流動的になっていた。激しい攻守の切り替えの中で、高木俊幸選手が斉藤翔太選手とワンツゥーでDFの裏へ抜け出したり、ビブなし組みの青木拓矢選手と永田充選手の間を斜めに走り込んでシュートを狙うなど動きの良いシーンが見られた。

誰が起用されても良い準備だけは、しっかり出来ているように感じた。予選突破は、他力であるが、浦和は勝利あるのみだ!!

ペトロヴィッチ監督「アグレッシブに闘い、多く得点を獲る」

公式会見でペトロビッチ監督は「北京戦は勝利が欲しいゲームだったが、残念ながら引き分けで終わった。勝ち点3ポイントならば(予選突破の)チャンスは広がったが、1ポイントでチャンスが少なくなってしまった。明日のゲーム、チャンスを残すためには勝利が欲しい。オーストラリアで闘う最終節、長い移動距離を無駄に消化試合に使いたくない。水原は、素晴らしいチームだ。先日、ソウルとのダービーで大勝してチームの状態も良い。だが、勝利を掴み獲る。勝ち点で並んだ場合、得失点差も大事だ。直接対決の得点も含まれる。我々は、水原戦でアウェーで1点獲っている。勝ち上がるためには、相手に得点を許さないことも関係して来る。チームとして立ち上がりから、アグレッシブに闘い、寄り多く得点を獲る」と大量得点で勝利を掴み、予選突破に望みを掛ける。

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