浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】6日ぶりにチームが揃い、ゲーム形式の練習を行う(2015/5/8)

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久しぶりに、ゲーム形式の練習

G大阪後、浦和は遠征組みとリカバリー組に分かれていたが、6日ぶりにチームが揃った。ACL・ブリスベン戦でようやく1勝をあげた遠征組みは5月7日に帰国した、試合の疲れも移動の疲れも見せずに笑顔を見せていた。爽やかな初夏、晴れ渡った青空の下に選手たちの「行こうぜ!」「DFラインを上げろ!」と声が響き渡っていた。

アップ後、斉藤翔太選手と茂木力也選手、小島秀人選手は天野コーチの下で基本練習を行なった。ミシャ監督から「ボールを失ってからの切り替え」などの指示が飛び、CKやFKのセットプレーは無しの条件付きのハーフコートでのミニゲームが始まった。

ビブ組はGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、柏木、関根、武藤、梅崎、FWズラタン。ビブなし組は、次節の対戦相手仙台を意識して4-4-2の布陣を取り、GK大谷、DF橋本、永田、加賀、岡本、MF高木、鈴木(小島)、青木、平川、FW興梠、李だった。

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コンディション維持の難しさを感じる

1本目、ビブ組はしっかりとブロックを作るビブなし組に苦戦を強いられてしまった。ビブ組は、ボールを奪った後に、素早い展開で縦の狙いを意識するシーンが見られたが、逆に意識し過ぎたり、全体的に足元中心のパスが多くなり、ビブなし組の守備網に引っ掛かるシーンが見られた。思わず、ミシャ監督がゲームを止めて、相手DFを釣る動きから、ズラタン選手がフリーでボールを受けて、梅崎司選手がDFの裏を突く動きを指示した。

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縦が出来ない状況ならば、サイドチェンジしたり、逆が顔を出して、相手が喰い付きスペースが出来ればチャンスが生まれることを要求していた。ミシャ監督からは「色んな所を経由して空いたスペースを使え」と指示も飛んだ。

2本目は、ビブなし組の鈴木啓太選手の疲れを考慮してか、小島秀人選手を起用した。1本目の反省点が活かされたのか、2本目はビブ組みの攻撃のリズムも良くなって行った。DFからのビルドアップをズラタン選手が、梅崎選手へと落とし、梅崎選手がDFの裏へ走り込んだ武藤雄樹選手へとアーリークロスを送り、走り込んだ武藤選手が豪快なシュートを叩き込んだ。遠征と足の状態が心配される興梠慎三選手は、ビブなし組であったが、常にゴールに向かう軽快な動きを見せていた。ビブなし組の興梠選手と李忠成選手の動きにビブ組みのDFがバランスを崩されるシーンもあった。

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ビブ組もビブなし組も、攻守の切り替えが早かったが、リカバリーで遠征に行かなかったメンバーの方が身体が重く感じられた。試合に向けたコンディション維持の難しさがある。たしかに休んだ分、リフレッシュした良い面もあるが、休んだ分だけ闘う身体作りが必要になってくる。仙台戦まであと2日、闘う身体作りの仕上げの時間はある。良いコンディション調整をして仙台戦に挑みたい。

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