浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】攻守のバランスを保ちながら存在感を見せた鈴木啓太「しっかりと競争しないといけない」<鈴木、ズラタン、梅崎、大谷、小島コメントあり>(2015/5/24)

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今日のイチオシ!!「鈴木啓太選手」

中盤での攻守のバランスを保ちながら、存在感を見せた鈴木啓太選手だ!!鈴木選手は「もう少し、質の高いプレーを見せないといけなかった。チームが良い状況の中、他の出ていない選手がしっかりと競争しないといけない。そういう意味でトレーニングマッチは重要であった。Jリーグのチームと対戦するのは、実践に近い面がある。そういう面でも今日の練習試合は重要だった」と話した。練習試合の大切さを踏まえて、鈴木選手は良い動きをしていたと思う。カウンターからのリスクマネジメントや、攻撃の組み立ての所でも光るものはあった。いぶし銀のような鈴木選手は、どんなタイミングでも公式戦で闘える準備が出来ていると思える動きであった。

ズラタン「鼻骨骨折も大丈夫!」

前日の鹿島戦でも前線で身体を張っていたズラタン選手は、疲れも見せずに身体を張ったプレーを見せていた。ズラタン選手は「リーグ戦に先発出来なかった選手にとって、調整は欠かせないゲームだった。試合勘を取り戻すには、一番良い」と話し「面白いぐらい10番がマークに付いて来て、マークの付き方がタイトで不思議だったよ。マークに付いてくるから動き出しで外すことも出来るし、わざと付かせてスペースを味方に使わす連携とか出来た」とゴールは決まらなかったが、連携面での手応えを感じていた。また、鼻骨骨折については「誰も触らなければ、痛くないし、大丈夫!!相手と競り合う恐さはなくなった」と話した。今日の練習試合でもフェースガードなしで59分間プレーして、相手DFと激しく競り合うシーンもあった。

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梅崎「自分の存在感を示せた!」

2ゴールと身体の切れから好調さをアピールした梅崎選手は「自分の存在感を示せた」とニヤリと笑い「最後はきつかったけど、相手のボールの失い方が悪くてカウンターからチャンスが作れた。松本はかなりベタ退きだったから、上手くボールを出し入れしないと前線だけでは、難しい。後半は後ろからの持ち運びで3人目の動きが出来た。同点ゴールは、イメージ通りで、相手の状況と味方の状況を見ながらイメージが湧いた。ハーフコート辺りからのドリブルだったけど、落ち着いて決められた。昨日・・・、ドリブルシュートが決められなかったからね」と鹿島戦の自身の反省点を練習試合で生かすことが出来た。

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大谷「いつもよりも疲れた」

ファインセーブを見せた大谷幸輝選手は「今日は、いつもよりも疲れた」と疲れ切った表情を浮かべ「ミシャ監督から、ハーフタイムに前からポジションを嵌めていけって指示があった。ボールの取られ方が悪いと行ったり、来たりになってしまい、行ったり来たりが多かった」と話した。ファインセーブのシーンは「慌てずに、ちゃんと対応出来た」と嬉しそうであった。

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小島「プレーの幅が広がる」

ストッパーとワントップと合い異なるポジションをこなした小島秀人選手は「相手はカウンターが得意で、攻撃の形を作っても奪われ方が悪く、カウンターを受けてしまった。ズラにマンツーマンに守備が付いていたので、ズラがもっと楽にプレーが出来るように1つ飛ばすパスを出せれば良いと思った。ヒラさんとウメさんがローテーションでスペースを空けてくれたから、慣れないポジションでも前に絡めた。守備では、ボランチと曖昧な守備になってしまったシーンもあった」とストッパーでのプレーを振り返った。そして、ワントップについては「やることは明確で、相手がマンツーマンなので、引っ張ってシャドーにスペースを作るイメージだった」と話し、PKかと思ったシーンは「良い形で抜けて合わせられれば得点が生まれると思ったのに・・・」と悔しそうに振り返った。様々なポジションをこなしながら「本来はボランチだけど、プレーの幅が広がる。自分のポジションじゃないからではなく、どうやったら受け易いパスになるのかとか、いろいろと考えてプレーして良い経験になっている」と話した。

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試合中は、熱くなったミシャ監督であったが、選手たちの労をねぎらうように、ひとりひとりに声を掛けていた。練習試合の成果は、リーグ戦で生かされるだろう。

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