浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】赤いダイヤの原石である時里選手がプロ選手の中でも見劣りしないほど躍動していた<那須、関根、橋本、高木、岡本>(2015/6/13)

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今日のイチオシ!!「ユース所属の時里元樹選手」

左のワイドに起用された高木俊幸選手、左のストッパーに起用された橋本和選手。不慣れなポジションながらも、模索しながら良くやっていた。高木選手は慣れないポジションでゴールを決めた。それをアシストしたのは、橋本選手であった。だが、今日のイチオシは高校2年生のユース所属の時里元樹選手にしたい。ある意味、慣れないポジションでもプロならば結果を求められるものである。時里選手はプロ選手の中でも見劣りしないほど躍動していたのだ。ゴールに向かう姿勢は、大学生相手に鋭いものを感じさせてくれた。そして、見事なゴールも決めた!!時里元樹選手の名前が、見ている人々の脳裏に刻まれた瞬間だった。まさに、赤いダイヤの原石である時里選手が今日のイチオシだ!

那須「有意義だった」

川崎との練習試合で前半のみ出場した那須大亮選手は「結構、自分たちでボールを回してくれたから、変に(無駄走り)走らずにきつく無かった」と笑顔を見せた。「大学生と練習試合をやるよりも精度が高かった。1つのポジションにしても怠らずに良い緊張感の中で出来た。次の試合に繋がる。45分だけだったけど、有意義だった。川崎は憲剛や大島君がいると縦パスが入って来るが、いなかったから嘉人が受けられずに下がっていて恐さが無かった。レナトがいると一発で裏を狙って来るから、むやみにDFラインを上げられない。2列目の飛び出しも無かったしね。森谷ぐらいかなぁ。DFをセットしてもシャドーも良い感じで、ワンタッチ、ツゥータッチで攻めが出来ていた。うちは、ダブルボランチの片割れが下がって攻撃のリズムを作るが、青と陽介の2人を下げさせないことがキーだった。コンパクトにするには、ハードワークが大事。夏場は運動量が求められる。メリハリをチームとしてコントロール出来れば良い。退いてもコンパクトに退くことが出来れば良い」と話した。また、橋本選手のオウンゴールについて「和とコミュニケーションをとって積極的にやっていたが、あり得るシーンでしょ!それを力に変えれば、大切なオウンゴールだ」と練習試合での経験を生かして行く大切さを話していた。

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関根「試合の流れを読む力が大事」

那須選手と同じく前半のみ出場した関根貴大選手は「1週間空いている中で練習試合は大事。最近、ゲームの入り方が悪かったから、気をつけて入った。最初は、こっちもブロックを作っていた、何回か危ないシーンはあったが、統一した闘い方が出来た。しっかりと守れている手応えが掴めた。守備のことはよく言われていることもあるが、生きるのは自分は攻撃だけど、周りの選手を掴みながら、ポジションで誤魔化せている、90分間通して、タイミングだったり、下がらないといけない試合の流れを読む力が大事。そのためには、頭の中を整理する」と手応えを感じながらも厳しい表情で話した。

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橋本「勝負のクロスを上げた」

左のストッパーと左のワイドでプレーした橋本選手は「90分やって足が攣りました」と苦笑い。「前半は、やったことのないポジションで無我夢中だった。ゴール前でしっかりと守る意識だったが・・・。もう少し、外にクリアー出来ると思った。流したら押し込まれると思った。優しく触って、キーパーの正面に返しても良かったと思う。マキ(槙野選手)のプレーを見て学びます。今度は、良いポジショニングを取りたい。半歩が命だ。サイドと感覚が違う」とオウンゴールのシーンを振り返り悔しがった。アシストしたシーンでは「トシも入るタイミングが良かった。陽介からナイス!って声かけてもらった」と嬉しそうであった。そして得意なポジションに入った後半は「きつい中でも走ってワイドでボールを要求して、呼びこんで勝負のクロスを上げた」と暑い中でも自分の特徴を生かしたプレーが出来たようだ。

高木「自分の持ち味はドリブルの仕掛けだ」

高木俊幸選手は「今日は暑かったが、90分走り切ることを意識した。早めに、点を取って良い流れだったが、オウンゴールで不運な形でやられてしまった。良いところと、悪いところがあった。ワイドのポジションはあまりやっていないが、ゴールを決まられて良かった。武藤の動き出しと陽介君からの展開で信じて走ったら、良いボールが来て、落ち着いて流し込むだけだった。空いたスペースを自分が上手く使うことが出来た。後半は、動き出しは良かったが、トラップとか精度を欠いてしまった。自分の持ち味は、ドリブルの仕掛けだ。積極的に、ミドルシュートを撃ったりしてチームプレーと両立してやっていきたい」と話した。

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岡本「守備がしっかり出来ると攻撃も上手くいく」

前節の清水戦で自信を付けた岡本拓也選手は「攻守の切り替えだったり、自分の中で力を出せたと思う。特に、攻から守を意識した。川崎は細かく繋げてくるので、食いつき過ぎないで、ボールが入って来たところをいく感じだった。健勇は(杉本選手)技術的に高い選手だが、しっかりと対応出来たと思う。自分たちの切り替えのところでスペースが出来て、相手にやられてしまったシーンがあった」と上手く行った手応えと全体的なバランスの悪さを口にした。そして「守備がしっかり出来ると攻撃も上手くいく」と積極的な守備から攻撃に絡めた手ごたえもあった。

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約600人のファン・サポーターが見守る中で行なわれた練習試合は、次節の神戸戦に向けて貴重な試合となった。

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