浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】明日の横浜FM戦に向けた最終調整を行う(2015/8/28)

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本当の強さを横浜FM戦で示して勝利を目指す

今にも雨が降り出しそうな厚い雲に覆われた8月28日。天候とは裏腹に、選手たちは横浜FM戦に向けて、一点の曇りもなかった。アップ中から、爽やかな笑みが零れチーム状態が良いが覗えた。

アップが終了すると、斎藤翔太選手と茂木力也選手は、天野コーチの下でDFがいることを想定してドリブルやワンツーからゴールに向かうボールコントロールを意識して取り組んでいた。

横浜FMを想定したハーフコートのミニゲームは、ビブ組GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF橋本、阿部、柏木、平川、高木、李、FWズラタン。ビブなし組はGK大谷・福島、DF宇賀神、永田、加賀、岡本、MF青木、鈴木、梅崎、関根、FW武藤、興梠の組み合わせでスタートした。

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普段から浦和が4DFなのか?!と思えるほど、ビブなし組の動きはスムーズで、宇賀神友弥選手など積極的なオーバーラップが見られた。ビブなし組の2列目にポジションをとった梅崎司選手から、大きく逆サイドの関根貴大選手へとピッチの幅を生かして展開し、前線の興梠慎三選手と武藤雄樹選手の動きにビブ組みのDF陣が釣られると、関根選手から中央に走り込んだ鈴木啓太選手へグランダーのクロスが通り、鈴木選手の豪快なシュートが決まった。これに、ビブ組のDF陣は触発されたのか、前線から嵌めこむ守備をしかけてDFラインを上げて主導権を握ろうと仕掛けて行った。

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2本目は、前線とワイドのメンバーを入れ替え、ビブ組はワイドに宇賀神選手と関根選手、シャドーに武藤選手と梅崎選手、ワントップに興梠選手と通常の形となった。また、ゲーム形式が始まる前に、後ろからの攻撃の組み立て方で、関根選手が右サイドのバイタルを使うふりから中に入り、空いたスペースを森脇良太選手が高い位置をとることや、スペースを作り縦パスを入れるタイミングなどミシャ監督は要求していた。

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更にCKの攻守の切り替えの早さをミシャ監督は指示を出し、選手たちはクリアーボールを拾った後の動き出しを意識していた。その後、ミシャ監督から「ラストゴール!」の声が掛かるが、攻守の切り替えが早く両チームともに譲らない中で、ビブ組がスペースを使う連動した動きの中から、チャンスを作り出したが、大谷幸輝選手が気迫の籠ったプレーでゴールを死守した。結局、「ラストゴール」の声が掛かって約8分、ラストゴールが決まらないまま練習は終了した。

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居残り練習では、宇賀神選手と武藤選手は切れ込んでシュート、興梠選手と李忠成選手はDFの裏を取りダイレクトシュートを意識したシュート練習を行なっていた。また、関根選手や斎藤選手、茂木選手など若手の選手たちはクロスからのシュートを意識して取り組んでいた。その若手の居残り練習をクールダウンしながら優しく見守っていた阿部勇樹選手の姿があった。そして、転がって来たボールを手に阿部選手がアーリークロスを上げると、茂木選手が思わず反応してシュートを放った。これには、阿部選手もビックリ!!素早い犬のような反応に、阿部選手は大笑いしながらも嬉しそうであった。

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横浜FM戦の前日練習であるが、ほど良い緊張感をもった良い練習が出来ていた。3連勝中の浦和だが、対戦する横浜FMも同じく3連勝中である。勝利を収めて、好調を維持したい譲れない思いが両チームにはある。浦和は、強い気持ちを持って横浜FM戦の勝利を目指し本当の強さを示したいところだ。

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